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パパの心構え19か条・妊娠初期(〜4ヵ月)編

パパの心構え 妊娠初期(〜4ヵ月)編

妊娠の時期や経過によって、必要なサポートは変わってきます。パパの生活も変化することを心得ておきましょう。
妊娠の時期や経過によって、必要なサポートは変わってきます。パパの生活も変化することを心得ておきましょう。

1.できるだけ禁煙する

たばこは赤ちゃんの発育に悪影響を及ぼし、早産や「低出生体重児(出生体重が2,500ℊ未満)」などのリスクを高めます。ママは妊娠中、絶対に禁煙です。

パパが吸っている場合、心配なのはママの受動喫煙。吐いた煙やたばこの先から出る煙には、大量の有害物質が含まれ、ママがそれを吸うことで、おなかの赤ちゃんにも悪影響を与えるのです。ママの近くでは絶対に吸ってはいけません。当然ですが、レストランなどでも喫煙席はNGです。

そこで、パパにもこの機会に禁煙をおすすめします。パパ自身の健康のためでもありますが、生まれてきた赤ちゃんがもしも受動喫煙をした場合、突然死や呼吸障がいなどのリスクが高まります。また、ママが喫煙者だった場合、ママだけ禁煙していて、パパが今まで通りに吸っていては、ママは不満を感じるかもしれません。禁煙は、ママと赤ちゃんへの愛情表現と考え、ぜひ挑戦してください。

2.飲酒は控えめに

ママは妊娠中〜出産後の授乳終了まで、飲酒は控えます。アルコールが赤ちゃんの脳に影響し、発育障がいや知能障がいを引き起こすリスクがあるからです。

パパが飲酒しても赤ちゃんに直接的な影響はありませんが、連日の晩酌や深夜帰宅はママのストレスになる可能性があります。少々控えめにする気遣いを見せたいところです。

3.セックスはソフトに清潔に

妊娠経過に問題がなれけば、セックスしても大丈夫。ただし、おなかに負荷をかけない体位で、深い挿入は避け、感染症予防にコンドームをつけましょう。また、妊娠中は心が「母」へ傾き、セックスが嫌いになる人もいます。ここでの無理強いは、後々のセックスレスの引き金になることも。お互いの気持ちを大切にして、話し合ってください。

もしも流産してしまったら

流産の9割は12週未満で起こります。この時期の流産のほとんどは染色体異常、つまり原因は赤ちゃん側にあるのです。しかし、流産したママの悲しみは計り知れず、激しい自己嫌悪に陥る人もたくさんいます。パパはママが自分を責めないように気遣い、気持ちに寄り添って支えてあげてください。

ちなみに、切迫流産は「流産が差し迫っている」という状態。赤ちゃんの心拍が確認できれば、妊娠を継続できることのほうが多くなっています。この場合、ママには家事などをさせず、安静にしてもらいます。

4.常に連絡が取れるように

あまり考えたくないことですが、妊娠中には思わぬトラブルに見舞われることもあり得ます。緊急時に備え、お互いが常に連絡を取れるようにしておきましょう。

もちろん、仕事中で私用電話に出られないこともありますが、ママが連絡が取れない不安を感じないようにしておきたいもの。「メールを入れてくれたら折り返す」「仕事が終わったらメールする」など、パパの仕事に支障のない範囲でルールを決めておくといいでしょう。

5.つわり中は特にフォロー

つわりには症状にも期間にも、非常に個人差があります。吐き気や胸焼け、偏食、眠気、イライラなどが多いのですが、中には寝込んでしまう人もいます。期間は8週ごろがピークで、16週ごろに落ち着いてくることが多いのですが、点滴などが必要になる「妊娠悪阻」という状態になって、出産までつわりが続く人もいます。

つわりは、ママにとって身体的にも精神的にもつらいものです。体内のホルモンバランスが大きく変わる上に、妊娠や出産への不安も抱えるわけですから、妊娠前と変わらずにいられる人のほうがまれなのです。料理ができない、掃除ができないなど、眠ってばかりいるなどで、日常生活に支障をきたすこともありがち。そんなときは、パパが積極的に家事に取り組んでみましょう。もし家事が苦手なら、外食をする、総菜を買ってくる、掃除はクリーニング業者に頼むなど、できることを考えてやってみて。

そしてママ自身、いつも通りに生活できない状態というのは、ストレスを感じるものです。怒りっぽくなったり、不安定になったりしても、パパは大きく構えていてください。「赤ちゃんが元気に育っている証拠だね」「必ず終わりは来るから」などと、前向きな言葉をかけ、ひとりで耐えているママを応援してあげましょう。間違っても「たいしたことじゃない」などと軽んじたり、つらさを否定してはいけません。

6.無理をさせない

妊娠は病気ではないので、基本的には通常の生活を送れます。ただし、何事においても無理は禁物。重い荷物はパパが持ってあげる、すべりやすい場所を歩かせない、体を冷やさないようにエアコンの温度を調節するなど、細やかな配慮は必要です。特に妊娠初期はママも妊婦生活に慣れていないので、無理をさせないようにあれこれフォローしましょう。

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