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パパの心構え19か条・妊娠後期(8〜10カ月)編

パパの心構え 妊娠後期(8〜10カ月)編

妊娠の時期や経過によって、必要なサポートは変わってきます。出産間近の妊娠後期にパパが心得ておきたいことをご紹介します。
妊娠の時期や経過によって、必要なサポートは変わってきます。出産間近の妊娠後期にパパが心得ておきたいことをご紹介します。

1.マイナートラブルを理解する

妊娠中、ママの体には小さなトラブルもたくさん起こります。腰痛、肩こり、軽い貧血、むくみ、静脈瘤、肌荒れ、頻尿、尿もれ、便秘、痔、体毛が濃くなる、抜け毛が増えるなど…。直接赤ちゃんの発育には関係がなくても、こうした症状はつらいもの。症状によっては、女性としての美しさが失われる気がして、精神的に落ち込む人もいます。

マイナートラブルの原因には、ホルモンバランスの変化、妊娠のストレス、大きくなった赤ちゃんがママの器官を圧迫する、などが考えられます。ママがつらさを訴えたら、「そんなこと」で済まさず、気持ちをわかってあげて。ぜひパパも、対処法を知っておいてください。

2.おなかに話しかける

赤ちゃんは6カ月ごろから、外の音が聞こえるようになっています。生まれるまでの間、パパもおなかにたくさん話しかけてみましょう。また、出産が近づき、赤ちゃんの位置が固定するまで、赤ちゃんは動いています(胎動)。胎動があるときにママのおなかを触って、赤ちゃんとコミュニケーションするのも、よい胎教といえます。

3.赤ちゃんの名前を考える

赤ちゃんの名前は、生後14日以内に、出生届に書いて提出します。名前はわが子が一生を共にする、パパとママから贈りもの。夫婦で納得いくまで話し合って決めたいですね。名付けに使用できる常用漢字と人名用漢字は、法務省のホームページなどで調べることができます。

4.ベビーグッズを揃える

赤ちゃんが生まれる前に用意しておくべきベビーグッズはたくさんあります。誕生後にはパパも使うものですから、夫婦で一緒に選んでください。ベビーグッズは、ママですらはじめて知るものがあるくらいですから、パパにとっても新鮮なはず。必要なグッズを把握し、それぞれ用途や使い勝手を事前に調べてから買い物に行きましょう。

5.お産の進み方を知っておく

37週を過ぎると、いつお産が始まってもおかしくありません。お産が始まったとき、ママはある程度覚悟ができているので、パニックになるケースはまれですが、パパがうろたえたり、慌てたりしてしまうことはありがち。妊娠・出産にまつわるガイドブックなどをしっかり読んで、お産がどのように進むのかを知っておけば、落ち着いて的確な行動ができるでしょう。

パパも育休を取得しよう

日本の「育児・介護休業法」では、男性にも「育児休業」が認められています。しかし、平成30年度の男性の育児休業取得率は、6.16%※という状況です。

確かに日本社会はまだまだ男性の育児休業を特別視する風潮が根強く残っています。でも、人生を長い目で見れば、これほど貴重な時間はそうそうありません。本当は取得したいけれど、「周囲に嫌がられそうだから」「会社で前例がないから」などの理由で諦めているなら、あなたがパイオニアになる方法を考えてみませんか?

※厚生労働省「平成30年度雇用均等基本調査」より

6.入院の段取りや荷物を確認する

妊娠後期に入ったら、入院時に持っていく荷物を準備します。ママの妊娠経過が順調であれば、ママ自身が用意するほうがスムーズですが、ママにトラブルがある場合は、パパが準備してください。

また、ママが入院している間に、自分が何をしなければいけないかを把握しておきましょう。公共料金の支払いや自治体の用事などは、家のカレンダーなどに書き込んで共有しておくとスムーズです。

7.予定日前後の仕事を調整する

赤ちゃんが生まれる日は、パパの人生においても記念すべき大切な日。できればパパもわが子のうぶ声を聞きたいですね。計画分娩なら出産日が決まっていますが、自然分娩では赤ちゃん次第。自分の裁量でできる仕事は早めに進め、予定日前後2週間は余裕を持っておくとベターです。周囲にも出産が近づいていることを伝えるなどして、当日は休めるように根回ししておいて。

里帰り出産でもパパのフォローは大事

ママが里帰り出産をする場合、生活のフォローを実家に任せることができて安心ですが、精神的な支えはやっぱりパパの役割。中には、ママの不在中に独身気分に戻って羽を伸ばしてしまう人もいますが、ママに余計な心配はかけないで。遅くない時間に電話したり、こまめに様子を聞いたりして、ママに不安を感じさせないようにしてください。また、お世話になる義父母への配慮も忘れずに。

入院準備チェックリスト

□ 産院の場所と連絡先

 場所と電話番号は必ず確認しておきましょう。産院の駐車場や夜間入口などの場所も事前に確認しておくとベター。

□ 出産時に必要な荷物

 出産が始まるタイミングによっては、ママがひとりで産院へ向かう可能性も。最低限必要なものをコンパクトにまとめて。

□ 入院中に必要な荷物

 着替えや読みたい本など、出産後に必要なものはパパが持って行きましょう。

□ 退院後に必要なベビーグッズ

 退院直後から必要になる、赤ちゃんの肌着やおむつなどのベビーグッズをスタンバイ。

□ ママが不在の間の家事の引き継ぎ

 ママが帰宅するまでにしておかなければならない家事は、ママからきちんと引き継いで。

□ 出産したら報告する人と連絡先

 出産直後に報告するべき人とその連絡先を確認。両家、親類、友人、勤務先などリストアップしておきましょう。

□ 出生届の提出先と提出期限

 生まれた日を含み、14日以内に市区町村の役所に提出。用紙は役所の窓口や産院で入手できます。届け出は本籍地、居住地、出生地のいずれかでOK。母子手帳と印鑑が必要です。

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