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【小児科医監修】赤ちゃんと子どもの症状別ホームケア 吐いたときに考えられる病気

赤ちゃんと子どもが吐いたときに考えられる病気を一覧にまとめました。
赤ちゃんと子どもが吐いたときに考えられる病気を一覧にまとめました。

※この記事は目安であり、このほかの病気の可能性もあります。

①熱がある場合

くしゃみやせき、鼻水など、かぜ症状を伴う

かぜ症候群

鼻からのどが急性の炎症を起こす。【主な症状】発熱・せき・鼻水・下痢・嘔吐

高熱が出て、ひきつけたりする。大泉門(だいせんもん)がはれる

髄膜炎(ずいまくえん)

ウイルスや細菌により髄膜に炎症が起こる。【主な症状】発熱・嘔吐・頭痛

高熱。不きげん。けいれんを伴い、意識がなくなることも

急性脳炎・急性脳症

脳が炎症を起こしたり、脳圧が上昇する。【主な症状】発熱・嘔吐・けいれん

吐いた後、激しい下痢。便が白っぽくなることも

急性嘔吐・下痢症

胃や腸が炎症を起こして嘔吐や下痢に。【主な症状】嘔吐・下痢

ロタウイルス腸炎

水のような便が出る、冬に多い下痢。【主な症状】嘔吐・下痢

激しく吐き、下痢や高熱を伴う

食中毒

病原体に汚染された食品で胃腸炎を起こす。【主な症状】下痢・嘔吐・発熱

②熱はない場合

授乳後、噴水のように吐く

先天性肥厚性幽門狭窄症(せんてんせいひこうせいゆうもんきょうさくしょう)

胃の出口の異常で、勢いよく吐く。【主な症状】嘔吐・体重の増えが悪い

授乳後、ちょっとした刺激で吐く

噴門弛緩症(ふんもんしかんしょう)

胃の入り口の筋肉の締まりがゆるい。【主な症状】嘔吐

激しく吐いて泣くのを間欠的に繰り返す。浣腸をすると血便が出ることも

腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)

腸が腸の中にもぐり込んで激しい腹痛が起こる。【主な症状】腹痛・嘔吐・血便

息や尿が酸っぱいにおいがする

アセトン血性嘔吐症

疲れなどが原因で嘔吐や腹痛を起こす。【主な症状】嘔吐・腹痛・アセトン臭

特定の食べものを食べると吐いてしまう

食物アレルギー

頭痛や顔、体のまひなどがある

脳腫瘍

脳に腫瘍ができてさまざまな症状が現れる。
【主な症状】頭痛・嘔吐・まひ

写真提供:ゲッティイメージズ

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