【小児科医監修】赤ちゃんと子どもの症状別ホームケア 下痢をした | MAMADAYS(ママデイズ)
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下痢

【小児科医監修】赤ちゃんと子どもの症状別ホームケア 下痢をした

いつもよりうんちの回数が増え、水っぽくなったときは病気を疑いましょう。
いつもよりうんちの回数が増え、水っぽくなったときは病気を疑いましょう。

赤ちゃんは軟便で回数も多いのがふつう

やわらかい便を1日に何回かすることがあっても、それがいつものことで、きげんがよく食欲もあるなら、下痢ではありません。もともと子どもや赤ちゃんは、月齢が低いほど便がゆるめで回数も多いのがふつうです。特に生後1〜2か月ごろの母乳を飲んでいる赤ちゃんは、軟便で回数も多い傾向にあります。
また、子どもや赤ちゃんの便は食べものなどに強く影響を受けます。離乳食をスタートしたときや、初めての食品を食べたとき、水分を多めにとったとき、食べすぎたときなどは、便がゆるくなることがあります。しかし、これらは一時的なものですし、きげんが悪くないのであれば、心配はありません。

下痢の多くは、胃腸炎を起こしたとき

ところが病気が原因の下痢は、いつもに比べて明らかに水分が多く、回数も多いのが特徴です。
においもふだんの便とは異なります。子どもの下痢の多くは、ウイルスや細菌などの病原体に感染したことが原因の胃腸炎です。ウイルスや細菌に感染して胃腸炎を起こすと、腸の働きが悪くなり、消化吸収能力が落ちてきます。そのため、水分や栄養分が十分に消化吸収されず出てくるのです。

発熱や嘔吐もあるときはすぐに受診を

下痢をしても、いつもより1日に1〜2回多い程度で、きげんがそれほど悪くなく食欲があるようなら、あまり心配はありません。しかし、きげんが悪いとき、食欲がないときは早めに受診をします。
徐々に下痢をする回数が増えてきたときも注意してください。
また、発熱や激しい嘔吐を伴うとき、腹痛を伴うときは重症化する危険もありますので、早めに受診してください。そのうえ、水分を与えようとしても受け付けないときは、体内の水分が不足して脱水症を起こす心配がありますので一刻も早く受診しましょう。
便が白っぽくなったり、血便が出たときも早急な受診が必要です。

受診の目安をチェック

家でようすを見る

 □ いつもより多少便がゆるい。

 □ 1日の便の回数がいつもより1~2回多い程度。

診察時間内に病院へ

 □ 便がゆるく、回数が増えている。

 □ 不きげんで、食欲が落ちてきた。

 □ 便に多少の血が混じって、酸っぱいにおいがする。

 □ 下痢が1週間以上続いている。 

 □ 下痢のほかに、発熱や嘔吐、腹痛、血便がある。

 □ 便が白っぽい。 

 □ 便にいつもと違う異臭や悪臭がある。

診察時間外でも病院へ

 □ 下痢と嘔吐が激しい。

 □ 水分を受け付けず、脱水症の兆候がある。

救急車で大至急病院へ

 □ 下痢のうえ、チアノーゼ(血液中の酸素が欠乏し、唇やつめが紫色になること)やけいれんが見られる。

【受診のポイント】

下痢はいつ始まったか、回数、便の状態、きげんや食欲のほか、気になる症状を伝えます。便のついたおむつを持参すると○。

うんちの状態に影響を与えやすい食べもの

アレルギーを起こしやすい食べものは与え方に気をつける

食べたものへのアレルギー反応として、下痢の症状が見られることがあります。ある特定のものを食べた後に必ず下痢をする場合には、アレルギーの可能性が大きいでしょう。卵、乳製品、落花生、そば、小麦、青魚、えび、かになどはアレルギー反応を起こしやすいといわれ、与え方には注意が必要です。

アレルギー

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消化しにくい食べものは調理方法にひと工夫を

トマトやにんじんはそのまま出てくることも多いので、うんちが赤くなってビックリすることがあります。繊維の多い野菜のほか、海藻、豆なども消化しにくいので、調理方法を工夫しましょう。また、魚や肉でも脂の多いものは、9か月ごろから食べさせ始めるようにします。

肉魚

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赤ちゃんと子どもが下痢をしたときに考えられる病気を一覧にまとめました。

写真提供:ゲッティイメージズ

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