
【小児科医監修】3~4か月健診とは? 首すわりと股関節を確認する健診
この時期の重要なチェック項目は、首のすわりと股関節脱臼です。周囲の働きかけに反応を示すかなど、心身の発育状況などの診察も行われます。首のすわり具合やおもちゃの握り方、乳児脂漏性湿疹など、何か心配ごとがあればこの機会に相談してみましょう。BCGの予防接種や離乳食についての説明やアドバイスの時間が設定されることもあります。
追視をチェック
おもちゃなどを赤ちゃんの目から30~40㎝程度離したところで移動させ、それをしっかり目で追うかどうかを見ます。
首すわりをチェック
生後4か月の末には、赤ちゃんの90%が首がすわります。両手を持って引き起こし、ゆっくりでも頭がついてくればOK。
耳の聞こえをチェック
見えない方向から赤ちゃんに声をかけたとき、そちらのほうへ顔を向けるかといった聴力に関する検査を行います。
股関節をチェック
おむつをはずし、スム ーズに股が開いて動くかや、脱臼していないかをチェックします。
健診で行うことリスト
□ あやすと笑うか
□ 目でものを追う追視はあるか
□ 首のすわり具合
□ 両手の指を開くようになったか
□ 原始反射が消失しているか
□ うんちの回数や形状
□ 斜頸ではないか (首が傾き、頭が回しにくくなる病気)
ママ友を作るきっかけにしよう
3~4か月健診は、自治体での集団健診がほとんど。同じ地域のママと赤ちゃんが一度に多く集まります。同じ地域で同じ月齢の赤ちゃんを持つもの同士、ママ友作りのきっかけにしてみては。健診の待ち時間などに話しかけてみると、意外にご近所さんだったりすることもあります。
同じ月齢の赤ちゃんがいるママ友は、何かと相談できたり、情報交換ができたりもします。

中小路ムツヨ
写真提供:ゲッティイメージズ
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