赤ちゃん顔色

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医療

【小児科医監修】赤ちゃんと子どもの症状別ホームケア 顔色が悪い

顔色は全身の状態を知るバロメーター。そのほかの点もあわせて判断することが重要です。
顔色は全身の状態を知るバロメーター。そのほかの点もあわせて判断することが重要です。

きげん、食欲などとあわせて健康を判断#

子どもの全身の状態を判断するバロメーターのひとつとして顔色があげられます。ただし、体調が悪くなくても、寒いときは顔色が青白くなりますし、暑い環境下にいるときや体を動かした後、泣いたときなどは赤くなるのがふつうです。また、赤ちゃんはママから胎内で鉄分をもらって生まれてきますが、それがなくなる生後4〜5か月ごろには鉄分の不足現象が起こり、一時的に顔色が悪くなることもあります(離乳期貧血)。 

顔色は、病気ではなくてもちょっとしたことで変化するので、きげんはいいか、食欲はあるかなどほかのようすも含めて見るようにしましょう。

健康なときと違いがあるかどうかで判断#

顔色を判定する基準があるわけではありませんが、その子のふだんの顔色と同じなのか違っているのかということがひとつの目安になります。顔色が健康なときと違っていたら、病気のサインかもしれません。 

たとえば、顔色がいつもより赤いときは、熱でほてっていたり発疹が出ているのかもしれません。いつもに比べて急に青白くなったときは、異物をのどに詰まらせている可能性もありますので、急いで口の中をのぞいたり、何かを飲み込んでいないか、子どもの周囲のものを確認します。黄色がかっているときは、肝臓の病気の場合もあります。 

なんらかの病気で顔色がいつもと違うときは、ほかにも症状があるはずです。発熱、発疹、せき、嘔吐、下痢などほかの症状がないかどうかも確認して、病気の可能性がある場合は受診しましょう。

気づきにくい慢性の貧血#

慢性の貧血は徐々に顔色が青白く変化していくので、気づきにくいことがあります。下記のような症状が見られたら、貧血も疑われます。時々はほかの子どもの顔と見比べてみることも大切でしょう。

  • まぶたの裏側が白い
  • つめの色が白い
  • 唇の色が悪い
  • 食欲が落ちる
  • 疲れやすい

受診の目安をチェック

家でようすを見る

 □ 時期的に見て、離乳期貧血(生後4~5か月ごろに一時的な貧血で顔色が悪くなること)と考えられる場合。

 □ 早産だった場合。

診察時間内に病院へ

 □ いつもと顔色が違う。

 □ 唇や下まぶたの内側まで白っぽい。

診察時間外でも病院へ

 □ チアノーゼ(血液中の酸素が欠乏し、唇や爪が紫色になること)を起こしている。

 □ 顔が青白く、嘔吐を繰り返し、血便が出た。

 □ 顔が青白く、グッタリとして元気がない。

救急車で大至急病院へ

 □ のどに異物を詰まらせて、顔が急に青白くなった。

【受診のポイント】顔色がおかしくなった時期や、発熱などのほかの症状の有無を伝えます。

  • 出典

    最新決定版 0~6才 赤ちゃんと子どもの病気とホームケア
    加部一彦監修、学研プラス ※情報は掲載時のものです
    https://hon.gakken.jp
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