小食でも元気で体重が増えていれば心配ない
たまたま暑い日は食欲が出なかったり、遊び疲れて眠くなって食べ残すこともあります。食欲には個人差があり、それだけで体調を判断することはできません。その子なりに食欲があり、体重が順調に増えていて、元気がよければ、病気の心配はないでしょう。しかし、急に食欲がなくなった、体重の増えが悪い、きげんが悪く元気がない、などほかの症状があるときは、なんらかの病気が原因で食欲不振に陥っていることも考えられます。
体重が増加せず、急に食欲が落ちたら病気の可能性も
飲みが悪く体重の増えが悪いときは、心臓の病気が隠れているかもしれません。 母子健康手帳の身体発育曲線でこれまでの体重の増え方を確認してみてください。 急に飲んだり食べたりするのをいやがるようになったときは、口内炎ができていて痛みのために食欲が落ちている場合が。また、かぜなどの病気の前ぶれとして食欲が落ちることもあります。
体重の増え方を確認してみる
赤ちゃんの1回のおっぱいの飲みが悪い、あるいは飲みムラがあって心配なときは、飲む量を1日のトータルで考えてみましょう。少しずつでも飲めていて、乳児身体発育曲線の体重のカーブに沿って体重が増えていれば、問題ありません。
受診の目安をチェック
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□ いつもより食欲はないが、ほかに気になる症状はない。
診察時間内に病院へ
□ 飲む量が少なく、体重の増えが悪い。
□ 飲んだり食べたりするのをいやがる。
□ 発熱、せき、鼻水などがあり、食欲がない。
□ 嘔吐や下痢がひどく、食欲がない。
□ 元気がなく、体がだるそう。食欲が落ちる。
診察時間外でも病院へ
□ 水分もとれずにグッタリしている。
【受診のポイント】
急に食欲が落ちたり、食欲がないことに加え、発熱や下痢、嘔吐などの症状を伴ったり、体重の増えが悪いときは受診します。
写真提供:ゲッティイメージズ
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