病院だけじゃない!さまざまな出産施設 | MAMADAYS(ママデイズ)
MAMADAYS(ママデイズ)
さまざまな出産施設

病院だけじゃない!さまざまな出産施設

総合病院

各科の専門医がいるので安心

 日本の産科の水準は世界のトップクラスです。とはいえ、妊娠、出産による母体の死亡はまれといっても、毎年全国で50~60人はいるのです。

 糖尿病や心臓病、アトピーなどの病気がある人や、多胎で双子以上という人は、やはり総合病院が安心です。内科、外科、小児科などの各科がそろっているので、何かあってもほかの科の診察を受けながら出産にのぞむことができます。高年齢出産の場合も総合病院が望ましいです。

 出産後、赤ちゃんが病気になった場合も、医師はその子についての情報が多いほど適切な処置がとれるため、総合病院で出産すると赤ちゃんの健康管理の面でも安心できるといえるでしょう。

 専門医がたくさんいて、助産師や看護師などスタッフの数も充実、医療設備も最新のものが整っています。ただしスタッフが多いので同じ医師に診てもらうことは実際なかなかむずかしい…ことがほとんどです。

 総合病院は人によっては家から遠く、移動に時間がかかる、規模が大きく、患者数が多いことからどうしても待ち時間が長くなる、場合によっては診察時間が短いというところもあります。

個人病院・診療所

妊娠から出産までずっと同じ医師に

 個人病院や診療所は産科専門医が個人で開業している医療施設です。入院設備であるベッドの数が20以上あれば「病院」、19以下であれば「診療所」という呼び方をしています。

 医師の数が少ないため、妊娠中からお産まで、同じ医師に診てもらえる可能性が総合病院に比べて高いところが大きなメリットです。アットホームな雰囲気で出産したい人にはよいでしょう。

 最近では至れり尽くせりのぜいたくな個人病院も出てきました。全室個室で食事をベッドまで運んでくれるところもあります。医療の面でも、輸血や小さい手術には十分対応してくれ、万一のときに備え、大病院と連携しているところもあります。

 ただ、中には合併症などを患っていると受け入れてもらえないこともあります。

助産院

温かい雰囲気が人気

 お産全体から見ると少数ですが、助産院で産む人や、助産師にリードされて自宅出産する人も。

 助産院の、家庭的な温かい雰囲気の中で、自分の力で本当に産んだと実感できるお産がしたいという場合、病院ではなく助産院を選ぶ人がいるようです。

 助産院のベッド数は9床以下のところがほとんどです。

 産むところも、畳の上や、ふつうの部屋など自由に選べます。何といっても家族の立ち会いのもとで産めることの安心感はすばらしいものです。初産でも、熟練した助産師のリードがあれば自然のリズムで産めるでしょう。

 ただ、医療行為ができないため、突発的なことが起こった場合、対応が遅れることもあります。

 連携施設はあっても病院と同等の安全性が保証されることはありません。

産科専門病院

お産のプロばかりでサービスも充実

 妊娠・出産専門の医師や助産師、看護師が集まっている病院です。したがって、他科の病気の患者さんと待合室でいっしょになることはありません。また、入院のベッド数が、20床以上あります。ちょうど同じくらいの時期に出産するママたちと同室になるため、入院中からママ友達をつくりやすいのも特徴です。

 そのほかにも病院によっては、母親学級や両親学級を開き、マタニティヨガやマタニティビクスを積極的に指導しているところが多くあります。

 小児科を併設しているところは、出産後も支援してくれるので、大変心強いものです。しかし、重い妊娠高血圧症候群や合併症などのある妊婦には対応できず、設備の整った大きな病院を紹介する施設もあります。

自宅出産

家族に見守られながら出産できる

 出産は、出産施設で行うのが主流となっていますが、中には自然に赤ちゃんを産みたいと、自宅での出産を望む人がいます。自宅出産は、出産費用が産院より安くすんだり、自宅でリラックスした状態のまま出産にのぞめたり、家族が立ち会えたりします。しかし、緊急時にすみやかに対応できないため、母親と赤ちゃん双方にリスクがあることを知ったうえで選ぶ必要があります。

出産施設に悩む妊婦

セミオープンシステムとは?

 はじめての出産ならばもちろん、高年齢出産の増加などもあり、多くのママは無事に元気な赤ちゃんが生まれてくれるか不安でいっぱいのはず。

 セミオープンシステムとは、妊娠中の健診はママの通いやすい産院で受けて、出産は十分設備の整った病院で行うというものです。医療機関それぞれの利点を生かしたシステムが特徴です。

 メリットとして、

  1. ふだんの健診は通いやすい産院で受けることで、通院時間や待ち時間の短縮ができる。
  2. 健診は同じかかりつけ医のところで受けられる。
  3. ママに緊急事態が起こっても、出産予定の病院に救急で対応してもらえる。
  4. 出産予定の病院にある母親学級に参加することができる。
  5. 複数のかかりつけ医をもつことで、大きな安心感が得られる。

などがあります。

出産施設選びQ&A

産院は初診後でも替えられるの?

  • 合わないと感じたら替えてもOK

    初診をしたあとであっても、自分にその病院が合わないと感じたら、産院を替えることは問題ありません。ただし近年は出産施設が減少しているため、お産のためには早めに予約する必要があります。

高年齢出産のときの産院の選び方は?

  • 医療設備の整った病院を選びましょう

    高年齢出産の場合は、危険性をともなうことも考えて医療設備の整った病院を選ぶことです。また、体力的に通うのがつらいこともあるので、自宅近くがおすすめです。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当