仕上げ磨き

kohei_hara /E+/ ゲッティイメージズ

医療

【小児科医監修】むし歯

口の中のミュータンス菌が歯を溶かす。
【主な症状】歯が変色
口の中のミュータンス菌が歯を溶かす。
【主な症状】歯が変色

【症状】むし歯菌が食べかすを利用して、乳歯を溶かしていく#

口の中にはさまざまな細菌がすみついています。その中で、最もむし歯とかかわりがあるのは、ミュータンス菌(ストレプトコッカス・ミュータンス菌)です。

ミュータンス菌は、口の中に残っている食べもののかすの糖分を分解して歯垢(プラーク)を作ります。そして、それを酸に変えて、歯のエナメル質や象牙質を溶かしていきます。これがむし歯です。

初期のむし歯は表面が白く濁ったり茶色に変色したりします。進行すると象牙質まで穴が開き、食べものをかむと痛みがひどくなります。さらに進行すると、神経まで到達し、歯ぐきの中の永久歯の芽にも影響を及ぼします。

【治療】歯に異常があったら受診を#

口の中を時々チェックする習慣をつけましょう。歯が変色しているなら、むし歯の初期段階です。進行しないうちに歯科を受診してください。歯科では、むし歯の程度に応じて必要な治療を行います。

むし歯予防のポイント#

むし歯対策は、なってから治療するよりも、むし歯を作らないこと、むし歯を予防することが何より大切です。

① 食後はガーゼで歯をふくか、歯ブラシで歯をみがく

食べもののかすが口の中に残っていることが歯垢を形成し、歯を溶かしてむし歯を作ります。ですから大切なのは、食後に口の中をきれいにして、食べかすを残さないこと。前歯だけの時期なら、湿らせたガーゼで歯をさっとふき、奥歯が生えてきたら歯ブラシで歯をみがく習慣をつけていきましょう。

歯をガーゼで拭く

浅羽ピピ

② おやつは時間と量を決めて与える

だ液には、口の中の汚れを洗い流す働きがあります。しかし、口の中に食べものがある時間が長いほど、その効果は低下してしまいます。長時間ダラダラとおやつを食べていると、むし歯になりやすくなるといえます。むし歯予防として、おやつは、時間と量を決めて与えるようにしましょう。

③ 市販の甘いお菓子やジュースを控える

甘い食べものは、子どもの楽しみでもあるので、まったく食べさせないというのは無理でしょう。けれども、砂糖が含まれている市販の甘いお菓子やジュース類はなるべく控えるようにします。最も歯垢の原因になりやすいのは、砂糖(ショ糖)だからです。甘いものを与えるなら、果物や甘さひかえめの手作りのお菓子、手作りの果汁がおすすめです。

④ 栄養の偏りのない、バランスのいい食事を

栄養が偏っていると、強い歯をつくれません。バランスのいい食事を心がけ、たんぱく質、カルシウム、ビタミンなどを積極的にとり、むし歯に強い歯質にしましょう。

バランスの良い食事

浅羽ピピ

⑤ 定期的に歯の検診を受け、歯の健康をチェック

歯の健康状態は、家庭ではなかなかわかりにくいもの。年に1~2回は歯科医で検診を受け、歯の状態をチェックしてもらいましょう。

またその際、むし歯予防に効果のあるフッ素をぬってもらうといいでしょう。フッ素をぬると、むし歯の原因になる酸で歯が溶けるのを、防いでくれます。

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