
【小児科医監修】陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)
陰嚢に水がたまってふくれる。
【主な症状】陰嚢のはれ
【主な症状】陰嚢のはれ
陰嚢に水がたまってふくれる。
【主な症状】陰嚢のはれ
【主な症状】陰嚢のはれ
【症状】陰嚢に腹水が流れ込んで大きくなる
陰嚢に腹水(分泌液)がたまり、徐々にふくらんできます。片側だけのことが多いのですが、両方の陰嚢がふくれることもあります。痛みやかゆみはなく、手で触るとプヨプヨした感触です。
胎内で睾丸が陰嚢に収まるときに、入り口が完全に閉じなかったことが原因です。生後しばらくしてから、閉じていない入り口を通って腹水が陰嚢へ流れ、陰嚢が大きくなります。
【治療】自然に体内に吸収されるのを待つ
ヘルニアや睾丸腫瘍(こうがんしゅよう)と症状が似ているので、素人判断はせず、早めに受診しましょう。
多くの場合、陰嚢の腹水は、1歳ごろまでに体内に吸収されます。そこで、定期的に小児科で経過を観察してもらいながら、自然に治るのを待つことになります。極端に大きい場合や、3歳近くなっても小さくならない場合は、腹水がたまらないようにする簡単な手術を行います。
写真提供:ゲッティイメージズ
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