【小児科医監修】停留睾丸(ていりゅうこうがん) | MAMADAYS(ママデイズ)
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【小児科医監修】停留睾丸(ていりゅうこうがん)

睾丸が陰嚢内になく、腹部や鼠径部にある。
【主な症状】睾丸が陰嚢にない
睾丸が陰嚢内になく、腹部や鼠径部にある。
【主な症状】睾丸が陰嚢にない

【症状】睾丸が陰嚢の中に収まっていない

停留睾丸は、本来、陰嚢の中に入っているはずの睾丸が、おなかや鼠径部にとどまっていて、陰嚢に下りてこない状態です。片側だけの場合がほとんどですが、両方の睾丸とも下降しないケースもあります。片側だけの場合は、陰嚢の左右の大きさが違うため、見た目でもすぐに気づきます。

陰嚢を触っても、睾丸の手ごたえがありません。鼠径部を触ると丸いしこりがあります。ただし、睾丸が腹腔内にとどまっている場合には、外から触ってもどこにあるかわかりません。

原因

睾丸は、胎児期の初めのころに腹腔内でつくられます。そして、鼠径管を通ってしだいに下りてきて、誕生の直前に陰嚢内に収まるのがふつうです。ところが、何らかの原因で睾丸が陰嚢の中に収まらず、途中でとどまってしまったのがこの病気です。

満期産で生まれた赤ちゃんにも見られますが、低体重で生まれた赤ちゃんの場合は約30%程度に見られます。ただこの場合は、その後、自然に睾丸が陰嚢内に下りてくることが多いようです。

睾丸が自然に下りてこない場合は、そのままにしておくと、大人になったときに精子をつくる能力が低下して不妊症の原因になったり、悪性腫瘍の原因になることもあります。

【治療】自然に睾丸が下りてくるのを待つ

睾丸が陰嚢内にあるかどうかは健診でもチェックしますが、家庭で陰嚢の中に睾丸がないことに気がついたら、小児科か小児外科を受診しましょう。1歳くらいまでは、経過を観察しながら、自然に睾丸が下りてくるのを待ちます。

1歳になっても睾丸が下りてこないようであれば、手術をして陰嚢に睾丸を下ろします。睾丸を正しい位置に固定するもので、1時間ほどで終わる手術です。

写真提供:ゲッティイメージズ

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