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【小児科医監修】てんかん

熱がないのにけいれんを起こす 【主な症状】けいれん
熱がないのにけいれんを起こす 【主な症状】けいれん

【症状】熱がないのにけいれんを起こす

突然意識を失ったり、体を硬直させる、白目をむく、体をピクピクとけいれんさせるなどの発作を起こします。熱は出ません。脳の神経細胞の一部が、刺激に対して興奮しやすい性質を持っているためと考えられています。

症候性てんかんと特発性てんかん

脳の外傷や血管障害、脳炎、髄膜炎、腫瘍など原因がはっきりしている場合もありますが、原因のわからない場合も多く見られます。前者を症候性てんかん、後者を特発性てんかんといいます。

部分発作と全般発作

また、発作の起こり方によって、部分発作と全般発作に分けられます。部分発作は、大脳の片側の異常によって起こるものです。症状としては、体の一部のけいれん、しびれ、頭痛、腹痛など、体の一部に発作が起きます。

全般発作は、発作の形が左右対称で、意識障害を起こします。突然意識を失う、意識がぼんやりする、体を硬直させて突っ張る、呼吸が停止する、体をピクピクと動かすなど、体の全般に及ぶ発作です。

乳幼児に多いてんかんのタイプ

てんかんにはいくつかのタイプがあります。赤ちゃんや子どもに比較的多く見られるのは、主に次に挙げる4つのタイプのてんかんです。

点頭てんかん

ウエスト症候群とも呼ばれます。生後数か月〜1歳前後の赤ちゃんに多く見られるてんかんです。目覚めたときや眠くなってきたときに、手足を急に突っ張ったり、首をカクンカクンと前に倒して両手をパッと開く動作を十数秒〜数十秒間隔で繰り返します。

小児良性てんかん

主に夜間に、突然片側の口の端をピクピクさせたり、手足をバタバタさせたりする発作が。治りやすいてんかんです。

小児欠伸(けっしん)てんかん

5〜8才くらいの子どもに多く見られるてんかんです。突然意識がなくなり、一瞬動作が止まる発作が起こります。発作は数秒〜数十秒続き、治まった後は何ごともなかったように発作前にしていた動作を続けます。治療によって治りやすいてんかんです。

レノックス・ガストー症候群

いろいろなタイプの発作が起こるてんかんです。急に手足を突っ張る、突然体の力が抜ける、意識がぼんやりするなど、いろいろな発作が見られます。主に2〜5歳ごろに始まることが多いようです。精神発達や運動発達の遅れを伴うこともあります。

【治療】発作が治まったら受診。症状に合わせて治療

てんかんの発作が起こったら、けいれんのケアをしてようすを見ます。症状が治まったら病院へ連れて行き、早めに治療を始めましょう。受診の際は、発熱の有無や、けいれんの持続時間、発作時の手足の動きなどのようすを医師に伝えます。

病院では、脳波、CT(コンピュータ断層撮影法)、MRI(磁気共鳴画像診断法)などの検査をします。そのうえでどんなタイプのてんかんか、原因は何かなどを調べ、症状に合った治療を行います。

抗てんかん薬を服用して発作を抑える

てんかんの治療には、抗てんかん薬が有効です。薬を毎日服用することで、脳の神経細胞の一部が興奮するエネルギーを抑え、発作が起こらないようにします。治療は数年間にわたることもあり、発作がなくなってからも2~3年は薬を服用することが必要です。医師と二人三脚で気長に治していくことが大切ですが、最近では治療法の進歩で、経過が順調なケースも多く見られます。

写真提供:ゲッティイメージズ

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