トモニテ
具合の悪そうな赤ちゃん

【小児科医監修】貧血

体に酸素が供給されなくなる。
【主な症状】顔色が悪い・食欲不振・元気がない
体に酸素が供給されなくなる。
【主な症状】顔色が悪い・食欲不振・元気がない

【症状】ヘモグロビンが減少して体に酸素が行き渡らない

血液を構成する赤血球は、体の各組織に酸素を運ぶ役割を担っています。赤血球中のヘモグロビンが、酸素と結びつきやすい鉄を含んでいるからです。そのため、何らかの原因で赤血球やヘモグロビンが減少すると、酸素が十分供給されず、体の各組織が正常に機能しなくなります。これが貧血です。顔色が悪い、食欲不振、疲れやすいなどの症状が現れます。

貧血には何種類かあり、乳幼児に比較的多く見られる貧血は、鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血などです。

鉄欠乏性貧血

離乳食が順調に進まなかったり、偏食が原因で鉄分が不足したときに起こります。ヘモグロビンが十分に合成されず、酸素を全身に送り届ける血液の働きが悪くなってしまいます。その結果、酸素不足になって体の活動が低下します。

顔色が悪いなどの貧血症状のほか、動悸やめまいを起こしたり、感染症にかかりやすくなります。まぶたの裏や唇やつめなどが白っぽくなるのも特徴です。

溶血性貧血

赤血球が通常の寿命より早くこわれます。赤血球の先天的な異常と、免疫的なしくみが関与しているなどの後天的な異常があります。疲れやすいなどの症状に加え、皮膚や白目が黄色くなる黄疸などが見られ、重症の場合は脾臓(ひぞう)がはれます。

再生不良性貧血

骨髄の異常により赤血球、白血球、血小板の減少で起こる貧血です。多くは原因不明ですが、一部は薬物や化学物質との関連が考えられています。

顔色が悪いなどの貧血症状のほか、血小板の減少で鼻血や歯ぐきからの出血が止まらなくなります。白血球の減少でさまざまな感染症にかかりやすくなります。

【治療】貧血の種類によって必要な治療を行う

鉄欠乏性貧血の場合は、鉄剤の服用で鉄分を補給します。栄養の偏りや鉄分の摂取不足に原因がある場合は、毎日の生活の中で食事療法を行います。

溶血性貧血の場合は、先天性で軽いときは特に治療をせず、経過を観察します。重いときは脾臓の摘出手術をすることもあります。後天的な溶血性貧血では副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤治療をします。

再生不良性貧血の場合は、副腎皮質ホルモンやたんぱく同化ホルモンを投与します。また、早期に骨髄移植を行います。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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