
【小児科医監修】自閉症
人と上手にコミュニケーションをとりにくい。あやしても笑わない・視線を合わせない・言葉の遅れなど。
人と上手にコミュニケーションをとりにくい。あやしても笑わない・視線を合わせない・言葉の遅れなど。
脳機能のなんらかの障害で人間関係をうまく結びにくい
コミュニケーションや社会性などに障害が生じる発達障害の一つです。
乳児期から症状が現れ、視線を合わせない、あやしても笑わないなどのようすが見られます。呼びかけても応じないなど、他者への関心が薄い点も目立ちます。
幼児期になると、ひとり遊びを好む、興味や活動が限られ、こだわりが強いなどのようすが現れ、言葉の発達にも遅れがみられます。以前は母子関係や育て方が原因といわれましたが、今は脳機能障害に原因があると考えられています。
なお、自閉症の中で、知能や言語の遅れはないものの、他者との関わり方に問題が生じる障害をアスペルガー症候群(しょうこうぐん)と呼びます。
早い時期から専門機関でサポートを
早期に発見して療育(りょういく)を始め、その子に合ったサポートをすることが大切です。気になるようすがあるときは、早めに小児科や地域の相談窓口などに相談を。
写真提供:ゲッティイメージズ
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