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トイレトレーニング

【保育士監修】トイレトレーニングはいつから始める?何をすればいいの?

「そろそろトイレトレーニング、はじめたほうがいいの?」「トイレトレーニングって何をすればいいの?」など、初めてのトイレトレーニングには悩みや不安がつきもの。今回はそんな悩みを解決するため、保育士の東あつみ先生にポイントを教えていただきました。
「そろそろトイレトレーニング、はじめたほうがいいの?」「トイレトレーニングって何をすればいいの?」など、初めてのトイレトレーニングには悩みや不安がつきもの。今回はそんな悩みを解決するため、保育士の東あつみ先生にポイントを教えていただきました。

トイレトレーニングはいつはじめればいいの?目安は?

トイレトレーニングについて保護者から一番よく受ける質問は「いつから始めればいいのか」という開始時期に関するものです。

この質問に対しては、「トイレに興味を持ちだしたら、トイレトレーニング開始のチャンス」とお答えしています。

具体的には、座れるようになり、歩行が安定した12か月以降であれば、子どもに合わせていつ開始しても問題ありません。

保育園のトイレトレーニング例

※東あつみ先生が勤務している保育園で実践している例となります。

ステップ1:トイレという空間になれる

トイレという場所に慣れることから始めます。

まずはトイレに行って、便座に座ってみましょう。何もしなくてOKです。

これも、立派なトイレトレーニングの第一歩になります。

保育園では、こういうものすごく小さなことから、積み重ねてトレーニングをおこなっています。

最初は、地肌で便座に触れる感触が苦手な子もいます。そういう子は、スボンをはいたまま座っても大丈夫です。

子どもは想像以上に大人のプレッシャーを繊細にキャッチしてます。「トイレに行くこと=苦痛」と感じてしまうと、余計にトイレトレーニングが長引いてしまいます。

「気を張らずに、求めすぎずに!」がポイントです。

ステップ2:トイレにいく習慣をつける

トイレという空間になれたら、次は習慣化していきます。例えば、食事の前、お昼寝から起きたあとなどにトイレに行ってみましょう。

このように、生活の中にトイレにいくタイミングを組みこんでいきます。このときのポイントとしては、排泄が目的なのではなく、おしっこが出ても出なくても「トイレに行く習慣をつける」ことが目的であることを忘れないようにすることです。便座に座れるだけで、大成功です!

ステップ3:おしっこが出そうなときにトイレに誘う

だんだん膀胱が発達してくると、おしっこを我慢したり、少しずつコントロールできるようになってきます。

子どもがおしっこに行きたそうな仕草をしたら、トイレに誘ってみましょう。

特にお昼寝のあとの寝起きに、おしっこが出ていなかったら大チャンス!とても成功率の高いタイミングなので、ぜひ誘ってあげてください。

もし成功したら、とびきり褒めてあげてくださいね。

ステップ4:繰り返す

上記のステップを繰り返し、習慣として定着させていきます。

もちろん、身体的な発達には個人差はありますので、焦りは厳禁です。必ずできるようになります。

ポイントは、トレーニングという感覚を持たせないことです。あくまで、トイレに慣れていくことを生活に組み込んで、自然とできるように焦らず促していきます。

私の勤務していた保育園の先生は、「トイレトレーニング」という言葉を使わないことが多かったです。

トイレトレーニングのすぐできるアイデア集

足はしっかり着いているか、力を入れて踏ん張れるか確認

自宅でトイレトレーニングを行う際は、補助便座などを活用することも多いですよね。

そのとき、子どもの足はブラブラしていませんか?

おしっこをするときは、しっかりと踏ん張る事が出来ないと力を入れにくいです。足がつくように、台などを用意してあげてくださいね。

トイレに行きたくなる工夫をしてみよう

子どもが今夢中になっているものがあれば、それをトイレに貼ってみるというのも効果的です。

乗り物が好きなら、トイレに電車やバスの写真を貼ってみるのもよいですし、好きなキャラクターを貼るのもよいでしょう。

トイレに行きたくなる工夫をしたり、きっかけを作ってあげてください。

トイレに誘うタイミングに注意!

トイレに誘うタイミングは重要です。

遊びに夢中になってる時に、むりやりトイレに連れていってしまうと、子どもは「トイレは遊びを中断される嫌なこと」と感じてしまいます。

そう感じると、余計にトイレに行きたくなくなりますよね。

同様に、機嫌の悪いときなども無理に誘うと逆効果になります。遊びや活動の区切りとなるタイミングで、子どもの気持ちを妨げないときを狙ってみてくださいね。

トレーニングパンツを使ってみよう

トイレトレーニング中に活用する、トレーニングパンツを使ってみましょう。

分厚い素材で出来ており、おしっこが出ると、濡れた不快感が分かります。

おしっこが出る感覚が自覚しやすくなる上、トイレに行きたいと思う動機づけにもなります。

一日中つけておかなくても問題ありません。機嫌のいいときや遊んでいる時だけトレーニングパンツを使う、というのもOKですよ。

トイレトレーニングでやってはいけないこと

トイレトレーニング中は、掃除や洗濯物が増えてパパやママも大変ですよね。

しかし膀胱が未発達な場合、本人の意思では、おしっこのコントロールはできません。

子ども自身がトイレに行くこと、おしっこをすることを「嫌な事・怒られる事」と感じてしまうと、余計におむつ外れの時期が遅くなってしまいます。

イライラしてしまうこと事もありますが、失敗してしまっても、怒らないであげてください。

どんな声かけをすればいい?

子どもが申し訳なさそうに「でちゃった…」と教えてくれたら、

「こういうときもあるよ!次も頑張ろう!」

「濡れちゃったね。教えてくれてありがとう!新しいパンツに着替えよう!」

といった、子どもが安心できる声かけをしてあげたいですね。

トイレでの排泄は必ずできるようになるので、焦らずに取り組んでいきましょう!

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写真提供:ゲッティイメージズ

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