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寝ている赤ちゃん

【助産師監修】0歳の赤ちゃんが寝すぎて心配!適切な睡眠時間は?

生後間もない赤ちゃんの睡眠時間っていったいどれくらいなの?と疑問をもつママ・パパは多いのではないでしょうか。適切な睡眠時間についてや赤ちゃんとねんねの関係について、助産師のやまがたてるえ先生に教えていただきました。
生後間もない赤ちゃんの睡眠時間っていったいどれくらいなの?と疑問をもつママ・パパは多いのではないでしょうか。適切な睡眠時間についてや赤ちゃんとねんねの関係について、助産師のやまがたてるえ先生に教えていただきました。

適切な睡眠時間はあるの?

生まれてきた赤ちゃんは一人も同じ状況ではないのがほとんどであるのと、個性は一人ひとり違っています。個人差があるため、「この睡眠時間でなければならない」ということはありません。そんなにたっぷり寝ない赤ちゃんもいれば、少し多めに寝ている赤ちゃんもいます。以下に説明する睡眠時間は、あくまで目安としてとらえてください。

時期別の睡眠時間の目安

新生児期~生後1か月くらいまでは15~20時間とおおむね寝ている時間の方が長いケースがほとんどです。ただこの時期にも個人差があり、日中は寝ていても夜中にしっかり目が覚めて、ママの授乳が大変になってしまうケースなどもあります。こまめに2〜3時間おきに泣いている赤ちゃんもいれば、起こさないとミルクを飲まない赤ちゃんもいたりします。

2〜3か月の赤ちゃんになると少しずつ、昼と夜のリズムが出てくる赤ちゃんもいます。睡眠時間も14~15時間と新生児期よりも起きている時間が増えてきて、3か月ごろになれば大人の行動に反応を多く示したり、追視がはっきりとしてきたりします。まとめて眠る赤ちゃんも出てきます。

3〜6か月の赤ちゃんになると13〜14時間くらいの睡眠になり、比較的長めに寝てくれる赤ちゃんもいます。これも個人差が大きいですが、朝と夜の区別をつけることが重要な時期にもなってきます。

7か月~1歳すぎになると「夜泣き」がおこるケースがあります。諸説ありますが、成長のターニングポイントであることは間違いありません。

ねんねの環境を整えたり、生活のなかで意識的にテレビをつける時間を短くする、なるべく午前中に日の光をあてるなど、睡眠の質がよくなるような工夫も必要になってきます。

寝すぎる赤ちゃんの場合

上記の睡眠時間以上にねんねしている赤ちゃんもいるかもしれません。心配になる可能性があるのは、体重増加を含めた「発達」の部分です。起きている時間が短い分だけ、授乳時間や、体を動かしたり、ものを見たり触れたりする時間も短くなっていく傾向にあるので、そのような点では気を配っていくことが必要になることもあります。

午前中に意識的に活動し、夜はゆったりというリズムを大人がつくることを心がけるだけでも大きく赤ちゃんの様子が変わってくると思います。

寝てばかりで体重増加に影響があるようでしたら、一度小児科の先生に相談をしてみてもよいでしょう。赤ちゃんの個性であるかもしれないけれど、一度相談をすると安心できると思います。

生活環境や赤ちゃんへの刺激(子育て支援センターや児童館などの自治体の施設や公園の散歩など)も取り入れて、生活リズムを作るなど、起きている時間ができてくれば心配はいりませんが、いろいろと刺激を与えても起きている時間が短いようでしたら、ぜひ相談に行ってみてくださいね。

個人差はお昼寝にも

お昼寝も上記のような睡眠時間の目安がありますが、これも個人差があります。30分でご機嫌になる子もいれば、2時間寝ないとぐずぐずしてしまう……なんてケースもあります。

一つ言えることは、夕方のお昼寝を避けると、夜の睡眠リズムへの影響を軽減する場合があります。生後半年くらいまでは夕方の睡眠が夜の睡眠に響くことはあまりありませんが、月齢が進めば進むほど、夕方の睡眠が夜の睡眠に妨げになることもぜひ覚えていてください。

周りと比べるよりも、わが子の1週間前との睡眠の変化に意識的になるだけでも、気づくことがたくさんあると思います。

ぜひ授乳量だけではなく、睡眠時間にも意識的になってみてくださいね。

参考:「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング」、清水悦子・ 神山潤、かんき出版、2011年

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