【産婦人科医監修】二度寝しても大丈夫⁈正しい基礎体温計の測りかた | MAMADAYS(ママデイズ)
体温計 二度寝

【産婦人科医監修】二度寝しても大丈夫⁈正しい基礎体温計の測りかた

妊娠のタイミングだけでなく、健康管理に役立てたい女性に身近な基礎体温の計測。
毎日同じ時刻に測ることがむずかしく、ときには二度寝してしまうこともありますよね。
今回は基礎体温の正しい測りかたや二度寝してしまったときの対応についてお伝えしていきます。
妊娠のタイミングだけでなく、健康管理に役立てたい女性に身近な基礎体温の計測。
毎日同じ時刻に測ることがむずかしく、ときには二度寝してしまうこともありますよね。
今回は基礎体温の正しい測りかたや二度寝してしまったときの対応についてお伝えしていきます。

基礎体温とは?

一般的に体温は、食事や運動、感情、基礎代謝などが影響していますが、基礎体温とは体温に影響を与えるような条件を避け、必要最低限のエネルギーのみを使った状態での体温を意味します。

具体的には女性が朝、体を起こす前に、舌の下に専用の婦人体温計を使用して測った体温のことを基礎体温としています。※1

基礎体温で何がわかるの?

正常に排卵しているかどうかがわかる

正常に排卵がある場合、低温相と高温相の2相性が示されます。低温相から高温相へ移る数日の間に排卵が起こっていると推定されています。

低温相と高温相って?

毎日基礎体温を測り記録すると、月経から排卵前の時期は低温相(卵胞期)となり、次回月経直前までは低温相より約0.3〜0.5℃高い時期である高温相(黄体期)の基礎体温曲線が描かれます。

そのほか、基礎体温が正常かどうかを判断するためのポイントとして以下があります。

・高温相が10日以上続くこと

・高温相と低温相の差が0.3度以上あること

・高温相にくぼみがないこと

・低温相から高温相への移行が3日以内であること

基礎体温測定には誤差が生じることもありますが、おおむねこの4つをチェックしましょう。

妊娠しているかどうかの早期診断に役立つ

妊娠すると、プロゲステロンという黄体ホルモンが分泌され、高温相が続きます。基礎体温だけで確定診断とはなりませんが、17日以上高温相が続いて月経(生理)がこない場合は、妊娠の可能性があります。

黄体機能不全の可能性

高温相と低温相が分かれているものの、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が不十分な場合、高温相が不安定で期間も10日未満と短くなります。

不妊症の原因となったり、妊娠したときもうまく受精卵が育たないこともあります。

無排卵月経の可能性

低温相のみで高温相がありません。月経(生理)はあっても排卵していない可能性があります。定期的なこともありますが、多くの場合は不定期でありながらも出血が見られます。月経(生理)がきていると思ってしまうケースもあり、発見が遅れることもあります。※2

正しい測り方は?

朝起きて、寝たままの状態で婦人体温計を舌の下に入れて測ります。

体温計の先端の感温部を舌の付け根に付けたらしっかりと口を閉じ、検温中は口で息をしないようにしましょう。

舌の裏側も場所により微妙に温度が変わるので、一度決めたら一定の場所で継続して測ることが望ましいです。

測定を継続できるポイント

目覚めてすぐ測れるようにしておこう

朝目が覚めたらすぐ手に取れるよう、枕元に婦人体温計をセットしておきましょう。

自分の使いやすいタイプの婦人体温計を選ぼう

実測式や予測式など、さまざまな種類が販売されています。

実測式は計測に約5分かかります。実際に計測された最高体温を測るのでより正確といわれています。

予測式であれば10秒程度から測れるものもあります。

予測式は短時間で測定できるのでより気軽に測定を継続できるメリットがあります。

機能が充実していると価格も上がりますが、自分の気に入ったものや使いやすいものを選ぶことで基礎体温測定のモチベーションが上がるかもしれません。

二度寝してしまったら?

二度寝してしまっても、起き上がらずにそのまま安静にして寝ていた場合は大きな基礎体温の変動はないため、また目が覚めた時点で計測してみましょう。

トイレに行くなど何らかの活動をしてしまい、そのあと十分に安静にできなかった場合は基礎体温が変動している可能性があります。その日の体温は参考にして、また次の日から安静時に測定してみましょう。

仕事などの影響で不規則な生活リズムの女性は、毎朝同じ時刻に測ることは難しく、なかなか基礎体温の測定が継続できないこともありますよね。そのような場合は無理に朝に測る必要はありません。朝の起床時に限らず、ある程度まとまった睡眠の後に測るようにしてみましょう。

あまり神経質にならずに継続してみよう

基礎体温の測定で大切なのは継続することです。

継続することで低温期や高温期などのリズムが見えてきます。1日や2日測り忘れたからといって、そのままやめてしまうことはせず続けてみましょう。大まかにでもリズムが見えてくるはずです。

体の変化や行動をメモしておこう

月経(生理)が来た日を記入する以外にも、風邪などの体調の変化や性交、おりもの、不正出血など、体に関して気になることがあったら体温とあわせてメモしておきましょう。

体温は様々な影響を受けやすいので、寝不足や飲酒、薬を服用したことなども記入しておくと、のちに参考になることもあります。

記録に便利な月経管理アプリ

最近では月経(生理)を記録するアプリも数多く開発されています。基礎体温や体調の記録ができるほか、中には自分が生理周期のどの段階にいるのかを判定して健康についてアドバイスしてくれるものもあります。

記録をもとに気になることは医師に相談

測っていて気になることや、症状を感じるときには基礎体温表の記録をもとに医師に相談してみましょう。

症状と合わせて、基礎体温表の情報が診察の手助けとなります。

_______

基礎体温を測ると女性の体で起こっているホルモンの変化を知ることができます。

また基礎体温は体の動きや、体調によって変化します。

二度寝や測り忘れを気にしすぎることなく、おおらかな気持ちで続けてみましょう。

※1

 日本産婦人科医会「基礎体温とはどういうものですか?」 (2020年1月16日閲覧)

※2

日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会「産婦人科診療ガイドラインー婦人科外来編2017」P140(2020年1月16日閲覧)

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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