【産婦人科医監修】双子ママが知っておきたい!妊娠中の過ごし方や多胎妊娠のリスク | MAMADAYS(ママデイズ)
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【産婦人科医監修】双子ママが知っておきたい!妊娠中の過ごし方や多胎妊娠のリスク

双子(多胎)妊娠はママや赤ちゃんへの負担が単胎妊娠よりも大きく、出産できる施設も限られます。
また、予定よりも早く入院が必要となることも。
多胎妊娠がわかったママが気になる妊娠中の過ごし方のポイントや、知っておきたい合併症についてご紹介します。
双子(多胎)妊娠はママや赤ちゃんへの負担が単胎妊娠よりも大きく、出産できる施設も限られます。
また、予定よりも早く入院が必要となることも。
多胎妊娠がわかったママが気になる妊娠中の過ごし方のポイントや、知っておきたい合併症についてご紹介します。

色々なトラブルが発生することもある双子(多胎)妊娠

ほかのママよりも早く産前休暇に入れる双子(多胎)妊娠ママ。

多胎妊娠はそれほどに通常と比べてトラブルも多くなりがちです。

一卵性、二卵性のほかに羊膜や胎盤を共有しているかどうかの「膜性」によってもそのリスクが変わってきます。

特に一卵性双胎児がひとつの胎盤を共有した状態のとき(一絨毛膜双胎 / いちじゅうもうまくそうたい)にお腹の赤ちゃんの血流が不均等になり(双胎間輸血症候群 / そうたいかんゆけつしょうこうぐん)、成長がアンバランスになってしまうことがあります。より厳重な管理が必要となります。※1

一度に二人以上を妊娠することは、喜びも倍以上ですが、気を付けるべきことも多くなります。多胎の仕組みを知り、早めの対処でトラブルを回避しましょう。

トラブルやリスクという言葉に、必要以上に不安になる必要はありません。
ただ起こりがちなトラブルを知っておくと、いざというときに備えられます。

またほかのママと比較して思うように動けなかったことに落ち込んだり、無理をしたりしないようにしましょう。

ママデイズスタッフ 双子ママの体験談

妊娠5か月あたりでつわりが落ち着いたのもつかの間、切迫早産気味との診断で1か月の自宅安静ののち、管理入院となりました。

双子サークルの先輩ママたちも口をそろえていうのが、「いつでも入院できるようにしておいた方がいい」ということ。

産前休暇予定前の妊娠6か月あたりからお腹もグッと大きくなってくるので負担も大きくなりがちです。

それぞれ個人差はありますが、産前休暇にとらわれず、必要時は休息をとるなど無理をしないことが大切だと感じました。

また、妊娠中に家族以外の産後のサポート体制についても考えておくのも大切だと思います。

双子(多胎)妊娠でママに起こりやすい合併症

早産・切迫早産

双子以上の多胎妊娠では、ママの子宮内に複数の赤ちゃんとその付属物(羊水や胎盤)が発育、成長していきます。
子宮への負担もそのぶん大きくなり、早産(妊娠27週〜37週未満の分娩)になりやすくなります。

早産となると赤ちゃんは外での生活に十分に適応することができずに様々な合併症が生じるおそれがあります。

しかし双子の周産期の死亡率は37週前後が一番低いと言われており、病院にもよりますが、帝王切開など分娩予定日を単胎妊娠ママの40週より約3〜4週間早く設定することがほとんどです。出産までママと赤ちゃんの体調を慎重に管理していきます。

経膣エコーで子宮頸管長を測定し、早産のリスクがあると診断された場合には、ママの状態に応じて安静治療となることがあります。
また、子宮の収縮を抑える薬を使用することなどがあります。

妊娠高血圧症候群※2

妊娠高血圧症候群ははっきりした原因は不明とされていますが、多胎妊娠で多く見られる合併症のひとつです。

安静が大切になります。血圧が高い場合、血圧を下げるような薬を使用して治療しますが、最大の治療は赤ちゃんを出産させることとされており、ママと赤ちゃんの状態を医師が判断し、タイミングを決めた上で出産を進めていきます。

貧血

多胎妊娠では単胎妊娠に比べて赤ちゃんに必要な血液量が増えるため、妊娠中のママに貧血が起こりやすくなるといわれています。

必要に応じて、鉄分の内服治療をすることがあります。

_______

多胎妊娠ママの起こりうる合併症についてお伝えしてきました。

ママへの体の負担も大きいので決して無理をせず、不安や困ったことがあれば医師や助産師に相談しましょう。

※1 産婦人科診療ガイドラインー産科編2017 P.391、P.395(2019年1月17日閲覧)

※2 日本産科婦人科学会 「妊娠高血圧症候群」 (2019年1月17日閲覧)

参考:第3版プリンシパル産科婦人科学②産科編

写真提供:ゲッティイメージズ

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