からだが大きく変化することで心のケアも必要になります
妊娠初期のつわりやからだのだるさ、中期から後期にかけてのおなかがせり出てきたことによる腰痛や胃の不快感、動悸。このような小さなトラブルは、ほとんどのママが経験すること。また、出産がこわいというイメージがなかなか消えなかったり、将来の育児や家庭生活の変化が不安になったりと、気分が落ちこんでしまうことも。パパとの会話を大切にして不安をひとりで背負いこまないようにしましょう。
妊娠中のターニングポイントは12週と22週
妊娠12週までに赤ちゃんのからだの基本が形成されます。この時期を過ぎると流産しにくくなります。もうひとつは22週です。22週を過ぎると、もし早産で赤ちゃんが生まれても、赤ちゃんの命は助かる可能性が出てきます。
時期別妊娠中の過ごし方
妊娠成立期〜初期(〜4か月)
心臓、消化器、手足など赤ちゃんの重要な臓器がつくられるのが妊娠12週までの初期。この時胎児に問題があると、流産という形で自然淘汰されます。流産に気をつけ、おりものの様子がいつもとちがう、出血が見られた、おなかが張って痛いというように、ふだんとちがう変化があったら、ためらわずに病院へ。
中期(5か月〜7か月)
中期は5か月から27週まで。最もトラブルが少なく、赤ちゃんとママが安定する時期。22週を過ぎると早産でも生存の可能性がでてきます。しかし、未熟によるリスクはまだ大きく、早産にならないよう注意を。
後期(8か月〜10か月)
28週から後期に入ります。早産にならないよう37週まで気をつけて。40週0日が出産予定日です。出産まで無事に過ごせるよう、様子を見ていてもいいこと、緊急に対応しなければいけないことを知っておくようにしましょう。
写真提供:ゲッティイメージズ
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