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【管理栄養士監修】離乳食の里芋|いつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食の里芋|いつからはじめる?

里芋はビタミンや食物繊維が豊富な野菜です。
煮るととろとろに柔らかくなり、すりつぶしやすくなるため調理も簡単。やさしい甘みが赤ちゃんにうれしい食材です。
今回は離乳食の里芋はいつから与えられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
里芋はビタミンや食物繊維が豊富な野菜です。
煮るととろとろに柔らかくなり、すりつぶしやすくなるため調理も簡単。やさしい甘みが赤ちゃんにうれしい食材です。
今回は離乳食の里芋はいつから与えられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。

里芋はいつから食べられる?

里芋はいつから食べられる?

イモ類のなかでも里芋は離乳食中期の生後7〜8ヶ月頃から与えられます。

独特のぬめりのためにうまく噛めずに飲みこんでしまうことがあるので、初めて与えるときはつぶしてから、次にできる限り小さく刻んだりして与えるようにします。

また里芋はしっかりゆでるようにしましょう。

ゆで加減が足りないと固くて食べにくいため、竹串が抵抗なく通るのをしっかり確認してください。

里芋は、唇や口の中がピリピリしたり、手に痒みが出たりする恐れがあります。

初めて与える場合は、少量を与え、様子を見ながら進めましょう。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

里芋のぬめりには水溶性食物繊維が含まれていて、便秘ぎみの赤ちゃんにもうれしい食材です。

里芋を料理にいれると、とろみがついて食べやすくなりますよ。

どのくらいの量を食べさせたらよい?

子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。

初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。

里芋の固さや大きさの目安

子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。

里芋の時期別の大きさ・固さの目安

里芋の時期別の大きさ・固さの目安/表

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

・里芋をよく洗い、どろや汚れを落とす

・竹串が抵抗なく通るくらいしっかりゆでる

調理方法

時期ごとに調理方法をご紹介します。

過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!

初期(5~6ヶ月頃)

この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。

中期(7~8ヶ月頃)

蒸したり、うす味で煮たものをやや粗くつぶし、湯や煮汁でゆるめます。

後期(9〜11ヶ月頃)

動画で作り方をチェック!

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完了期(1〜1歳6ヶ月頃)

口に入れやすい大きさ、手に持ちやすい形に切ります。

食物アレルギーについて

里芋は、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。また、万が一アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診出来る時間に与えるようにしましょう。

里芋を使った簡単アレンジレシピ

チーズでカルシウムアップ! さといものおやき(1歳〜1歳6ヶ月頃から)

手づかみメニューの定番のおやきを、さといもで作ってみませんか?

チーズを入れると子どもも食べやすく、カルシウムもアップしますよ。

ぜひ、子どもが好きな食材を入れてアレンジして作ってみてください。

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アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当