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【管理栄養士監修】離乳食の納豆|いつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食の納豆|いつからはじめる?

納豆は大豆の発酵食品。大豆には筋肉や血液を作るたんぱく質が含まれています。
やわらかく、手軽に摂れるたんぱく源として、離乳食に取り入れたい食材です。
今回は、離乳食で納豆はいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
納豆は大豆の発酵食品。大豆には筋肉や血液を作るたんぱく質が含まれています。
やわらかく、手軽に摂れるたんぱく源として、離乳食に取り入れたい食材です。
今回は、離乳食で納豆はいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。

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納豆はいつから食べられる?

納豆は豆腐に慣れてきた生後7ヶ月頃からOK

納豆はたんぱく質やカルシウムなど、身体の発育に欠かせない栄養素が多く含まれています。

余った納豆は冷凍しても品質が変わりにくく、冷凍可能な食材。

パックからそのままの形状でいったん凍らせてから、必要量に切り分けて冷凍しておくと便利です。

豆腐になれた離乳食中期の生後7ヶ月頃から、ひきわり納豆をそのまま与えられます。

粒ではなくひきわり納豆を使えば、消化がしやすく刻む手間も省けて便利です。

初めて与える際、ひきわり納豆でも粒が気になるときは、さらに刻んだり、つぶしてみましょう。

お湯をかけたり、浸けたりして粘りを取ります。最初は加熱してから与えましょう。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

粘りと臭いが気になるときは、お湯につけたり、お湯かけたりして粘りを取り除きます。

粘りが強いと食べづらい場合もあるので様子を見ましょう。

市販の納豆にはタレが付いていますが、調味料など添加物が使用されており、味が濃いので離乳食では使用しないようにしましょう。

どのぐらいの量を与えたらよい?

子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。

初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。

離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。

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納豆の固さや大きさの目安

子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。

納豆の時期別の大きさ・固さの目安

納豆の時期別の大きさ・固さの目安/表

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

・粘りが強いため、お湯につけるか、お湯をかけるなどして粘りをとる

・刻み納豆を使用する時も食べづらいときは、つぶしたり、さらに細かくする

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

納豆は発酵食品で、特有の粘りと臭いがあります。

粒状の納豆のままでは粘りが強くて刻みにくいため、熱湯や水にしばらくつけたり、流水で洗って粘りを取り除きましょう。

調理方法

時期ごとに調理方法をご紹介します。

初期(5~6ヶ月頃)

まだ積極的に与えなくてもよい時期です。

中期(7~8ヶ月頃)

ひき割り納豆をそのまま使用してもOKです。食べづらいときは少つぶしたり、細かくしましょう。

粒の納豆を使う場合はそのままの状態だと大きいので、2~3mm程度に刻みましょう。

中期は料理に入れて加熱してあげると食べやすくなります。

後期(9〜11ヶ月頃)

粒の納豆を5mmほどに刻んで与えます。

粘りも気になるときは、お湯などをかけて粘りを取ることも。

完了期(1~1歳6ヶ月頃)

粒の納豆はそのまま与えられます。

製品によって粒のサイズも違うので食べづらいときは刻みましょう。

粘りが気になるときは、お湯などで少し粘りを取ります。

食物アレルギーについて

納豆は原料の大豆がアレルギーを引き起こす可能性のある食材です。

そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診出来る時間に食べさせるようにしましょう。

納豆を使った簡単アレンジレシピ

離乳食取り分けレシピ 納豆チャーハン(生後9〜11ヶ月・1歳〜1歳6ヶ月頃から)

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ねばねばしなくて手づかみできる 納豆ごはんおやき(1歳〜1歳6ヶ月頃から)

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アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。

  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。

  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。

  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。

  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当