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【管理栄養士監修】離乳食のオートミール|いつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食のオートミール|いつからはじめる?

オートミールは、オーツ麦を押しつぶして加工したもの。
おかゆ状に煮たり、肉団子などにまぜたり、パンケーキにしたりと、赤ちゃんが喜ぶメニューのバリエーションが広がります。
今回は離乳食のオートミールはいつから食べられるかや、下ごしらえのコツをご紹介します。

オートミールは、オーツ麦を押しつぶして加工したもの。
おかゆ状に煮たり、肉団子などにまぜたり、パンケーキにしたりと、赤ちゃんが喜ぶメニューのバリエーションが広がります。
今回は離乳食のオートミールはいつから食べられるかや、下ごしらえのコツをご紹介します。

オートミールはいつから食べられる?

離乳食中期から使用OK!主食として様子を見ながら

オートミールはお米と同じ主食の仲間で、オーツ麦が原料です。

食物繊維を豊富に含む食材です。

離乳食が始まると、食生活や腸内環境の変化、母乳やミルクを飲む量が減るといったことによる水分不足などから、赤ちゃんが便秘になってしまうこともあります。

そんな時に、主食をお米やパン、うどんからオートミールに切り替えてみるのもおすすめです。

はじめの頃は、ほかの主食が進んだあとに、オートミールの粉末状になっている製品を利用したり、出来上がりに粒が残っていないペースト状にしてから、赤ちゃんの様子を見ながら少量から与えるようにしましょう。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

オートミールは少量で手軽に調理に使えるので、常備しておくと便利な食材です。

市販の製品は小分けになっていない製品もあるので、開封後は長期保管にならないよう使用していきましょう。

主食以外にも少量のオートミールをお湯で溶くと、鶏ささみや白身魚など、ややもそもそした食感の食材のとろみづけにも使えます。

またオートミールの粉末を使用して手づかみ食べのパンケーキなどにも利用できます。

どのくらいの量を食べさせたらよい?

初めて食べさせる場合は、少量を、ほかの食材と混ぜずに与えます。

赤ちゃん用のスプーンの1さじから始め、少しずつ増やしていきます。

離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。

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赤ちゃんが生後5〜6ヶ月前後になったら、離乳食への移行を考え始める時期かもしれません。でも、一体どのくらいの量から始めたら良いの?食材は何から?とお悩みのママ・パパもいるかと思います。生後5〜6ヶ月目の子どもを対象に、進め方の例やレシピなどをご紹介します。

オートミールの固さや大きさの目安

子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。

オートミールの時期別の大きさ・固さの目安

オートミールの時期別の大きさ・固さの目安/表

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

オートミールは熱湯でふやかすか、水を加えて電子レンジで加熱します。

電子レンジなら、約2分程度で手軽にやわらかくなるのでおすすめです。

食物アレルギーについて

まれに食物アレルギー発症の危険性があります。

そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診出来る時間に与えるようにしましょう。

オートミールを使った簡単レシピ

砂糖不使用! レンジでできるオートミールクッキー(2歳頃から)

レンジで簡単にできるオートミールクッキーの作り方です。

バナナの甘味のみで砂糖は使っていません。噛み噛みすることで咀嚼力アップ!

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アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。

  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。

  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。

  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。

  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当