【助産師監修】年子育児に疲れたら 12年子育て相談を受けてきた助産師がアドバイス | MAMADAYS(ママデイズ)
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年子育児に疲れた様子

【助産師監修】年子育児に疲れたら 12年子育て相談を受けてきた助産師がアドバイス

年子を育てるママやパパは、その忙しさに「疲れた……」と感じることも多いのではないでしょうか。今回は、12年間子育て相談の活動を行っている助産師のやまがたてるえさんに、相談の多かったトピックについて、経験から培った対処法のヒントを教えてもらいました。
年子を育てるママやパパは、その忙しさに「疲れた……」と感じることも多いのではないでしょうか。今回は、12年間子育て相談の活動を行っている助産師のやまがたてるえさんに、相談の多かったトピックについて、経験から培った対処法のヒントを教えてもらいました。

「年子育児って疲れる」

年子の子育てについての悩みは、12年間私が行っている子育て相談で受けたなかでも、様々な背景がありました。

1番多いのが、「上の子との関わり」。次が「ママの体調」。そしてその次が「パートナーとの子育てや家庭のこと」です。

多くのママやパパは「年子育児は疲れる……」と相談に来ますが、その通り!年子育児で疲れてしまうのは当たり前です。

まだ上の子が1歳数ヶ月のときに新生児がいる生活が再度スタート。おむつ替えは2倍になり、夜泣きのほか、言葉の発達もゆっくりだったり、歩き始めてまもなかったり……。

移動は下の子を抱っこ、上の子はおんぶしながらなんてこともあれば、ベビーカーを押しながら抱っこ、もしくはベビーカーを押しながら上の子と手を繋ぎ、下の子は抱っこというような、大人の手が全てふさがってしまう場合もありますよね。

そのような状態で、いつもニコニコと笑って子育てするのはかなり難しいものです。

1番多い相談「上の子との関わり」

下の子が生まれたときは年子に限らず、上の子を優先するような子育てをおすすめすることが多いです。

ママやパパは新生児のケアに関しては一度経験をして慣れていることと、生後3ヶ月くらいまでは眠っている時間が多いので、下の子が0〜3ヶ月くらいの間は上の子にたくさん「あなたを愛している、大切に思っている」と伝えましょう。そうすると、上の子が下の子を受け入れることもスムーズになりやすいと感じます。

個人差がありますが、上の子が1歳半〜2歳頃になると自我が芽生え始め、「イヤイヤ期」と言われる第一次反抗期も重なります。心は発達している途中にあるので、そこをサポートしてあげるためにも、時間が取れるときはママと上の子だけの時間を作ったり、意識的に上の子の気持ちに寄り添いながら関わっていきましょう。

このときもママやパパだけで頑張りすぎず、地域の子育て支援センターやファミリーサポート、家族、友人など、できるだけいろいろな人に上の子に関わってもらうことでも上の子の心の安定に繋がることもあります。また負担が集中しやすい親自身のストレスも減少していくことも多くあります。

ママの体調はどのように整える?

下の子を妊娠したときに上の子が0歳の時期にあたると、授乳や夜泣きと重なったり、まだ自分自身の体の状態や生活リズムも十分に整っていないうちに出産、というケースも多いです。

産後は抱っこ、おむつ交換や授乳の回数も多くなり、家事の負担も大きくなります。そうなると、体の痛みや体調不良なども生じて、自分で1人になってホッとする時間もなく、毎日毎日があっという間……という人がほとんどです。自分の体のメンテナンスをする時間も取れない人も多いのではないでしょうか。

そのような場合には、ほんの少しでも自分の体調が整うような工夫として、温かい飲み物をおすすめしています。

人は温かいものを飲むとホッとします。しかし、せっかく温かいものを器に入れていざ食べようとしても、1人が泣いてお世話をしたらすぐに冷めちゃう……ということもよくありますよね。そんなときは、保温性のあるお気に入りのマイボトルを自宅でも使ってみましょう。ハーブティーや自分が好きな飲み物などを入れて飲むこともおすすめです。

ベストなのは、子育て支援センターなどの一時保育を活用したり、週末に家族に子どもを預けて、休息をとること。マッサージや美容室に行くなど自分へのメンテナンスもよいでしょう。

難しい場合は、週に1度、お気に入りの入浴剤をいれてゆっくりお風呂に入るなど、自分の体を労る時間を少しでも作ってみましょう。

体調や気分が優れず生活に支障が出ている場合は、一度医療機関に相談してみましょう。

パートナーとの関係性でうまくいかないときは?

育児と家事の分担でのぶつかり合いで、喧嘩になっているケースが多い印象です。お互いに余裕がなくなり、言いたくないことを言ってしまうこともありますよね。

周りの大人が安心している環境は、子育てにおいて重要です。

お互いに時間を取り合って、家事育児の調整だけではなく、仕事の話や趣味の話などの会話をしてみましょう。その時間を確保するためにも、家族や友人、ファミリーサポートや子育て支援センターを活用して夫婦で息抜きをすることもおすすめです。

また現代では便利なオンラインツールもあります。スケジュール調整はGoogleカレンダーやスマホアプリなどを使うと、お互いのスケジュール確認が簡単にできます。特に共働き夫婦にはおすすめです。

集中する育児期

年子は一気に育児のコアタイムが集中しますが、長期的に考えると年齢が近い分、きょうだいで一緒に遊んだり、大きくなれば相談相手になったりとメリットもあります。

子育てで一番忙しい時期が重なり、心身をケアをしたり、サポートを受けたりしないと親子が笑顔になれなくなることもあると思います。地域のサービスや、勤務先の福利厚生など、子育てに関するサポートも増えてきていますので、活用できるとよいですね。

写真提供:ゲッティイメージズ

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