【産婦人科医監修】妊娠のサインを感じたら、病院にはいつ行ったらいいの? | MAMADAYS(ママデイズ)
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【産婦人科医監修】妊娠のサインを感じたら、病院にはいつ行ったらいいの?

妊娠検査薬で陽性!妊娠の可能性は期待できますが、実はこれだけでは正常な妊娠とは判断できません。できるだけ早めに医療機関を受診する必要があります。妊娠したら最初の受診はいつ?またその理由についてお伝えします。
妊娠検査薬で陽性!妊娠の可能性は期待できますが、実はこれだけでは正常な妊娠とは判断できません。できるだけ早めに医療機関を受診する必要があります。妊娠したら最初の受診はいつ?またその理由についてお伝えします。

妊娠検査薬で陽性、はじめての受診はいつ?

受診の目安としては、毎月月経(生理)が規則正しくきている場合、「予定月経の開始日から1〜2週間経ったころ」がよいでしょう。

その理由を以下に説明します。

妊娠検査薬で陽性反応が出る週数

通常の妊娠検査薬であれば、月経予定日の1週間後から、また早期妊娠検査薬であれば月経予定日当日から妊娠反応が陽性となります。

妊娠の週数は、とりあえず最終月経の始まりの日を0週0日として数えます。

しかし、月経周期(月経開始日から次の月経開始日の前日までの日数)が28日より長い方や不規則な方では、排卵時期がより遅くなることが多く、最終月経から数えた妊娠の週数はあくまでも仮の週数となり、胎児の大きさからのちに正確な妊娠週数や予定日を算出します。

そのため、妊娠検査薬で妊娠がわかったときには、実際の妊娠4〜5週以降となります。また、検査薬の結果が陰性でも、予定月経が2週間以上遅れているときは念の為受診しましょう。

胎嚢(たいのう)が確認できる週数

胎嚢とは、赤ちゃんの入った袋です。妊娠初期の超音波検査で、小さい黒い丸として確認できます。赤ちゃんの姿はまだ見えませんが、この小さな袋の中に入っています。胎嚢を確認することで、赤ちゃんがママのお腹の本来宿るべき子宮内に妊娠しているかどうかがわかります。

個人差がありますが、経腟(腟の中からの)超音波(エコー)検査で、だいたい妊娠4週終わり〜5週頃に小さい胎嚢が確認できます。

胎児の心拍が確認できる週数

こちらも個人差がありますが、経腟超音波検査でだいたい妊娠5週終わりから6週には胎児の心拍が確認できます。 胎嚢のほかにこの心拍が見えることで赤ちゃんが無事に育っているかどうかを判定します。

妊婦検診での一番の楽しみはエコーというプレママは多いのではないでしょうか。しかし画面に映っているものや数字やアルファベットは専門的に見えてわかりにくいですよね。そこで今回は妊婦検診がもっと楽しくなる2Dエコーの見方について、助産師さきさんに解説いただきました。

早すぎる受診はよくないの?

医療機関ではまず超音波検査で胎嚢を確認し、赤ちゃんがママの子宮の中にいるかどうかを確認します。

あまりに早い受診だと、胎嚢が確認できず、赤ちゃんがどこにいるのか、正常な妊娠かどうかの判断が出来ません。

また赤ちゃんが元気に育っているかどうか、お腹の赤ちゃんの心拍が確認できるようになってからの妊娠6~7週台あたりでの受診がすすめられる場合もあります。

その理由のひとつに費用が挙げられます。特に問題のない正常な妊娠の診療は自費になります。まだはっきり妊娠が確認出来ない段階で受診すると、妊娠を確定するまでに複数回の受診が必要となります。そのぶん費用の負担が大きくなってしまうケースもあるからです。

しかし、これまでに卵管の妊娠、流産などの経験や、子宮筋腫がある場合や、高年初産では早めに受診されるのもよいでしょう。腹痛や出血などの何らかの症状がある場合にはすみやかに医療機関に相談、受診しましょう。

※妊娠の届け出後、妊婦健診の費用は自治体からの補助券によるサポートが受けられます。

制度については以下の動画も参考にしてください。

お金のことは気になるけど、給付金や助成金などの制度は難しくてよく分からない…。
知らないと損する「届け出だけでもらえるお金」を分かりやすく解説。
今回は「妊婦健診費用助成」についてご紹介します。

遅すぎる受診も心配。いつまでに受診すればいいの?

胎嚢や胎児心拍の確認できる時期の受診がよいとはいえ、初診の時期を引き延ばすのはよくありません。たとえば「異所性妊娠」(子宮外妊娠)のひとつ、卵管内の妊娠だった場合、そこで赤ちゃんが成長するには限界があるため卵管破裂を起こすなど、ママの体にとっても大変危険な状態になります。

妊娠8週になる前には医療機関を受診できるとよいでしょう。

そのほか「胞状奇胎(ほうじょうきたい)」、「流産」といった場合にも、早めに診察を受け適切な処置を受ける必要があります。

完全除去で次の妊娠も可能に。
すべての妊娠の10~15%に起こります。

子宮外妊娠ではなく異所性妊娠?

異所性妊娠が起こる確率は、全体の妊娠の約1%と言われています。

子宮の外である、卵管内での妊娠が95%以上と一番多いのですが、中にはそうではないケースも。

帝王切開で出産した経験がある場合、次の妊娠でその子宮の切開した創部に着床してしまったり、子宮の頸管(子宮の下部で膣に近い部分)に妊娠してしまうこともあります。

どちらも子宮内ではありながら、妊娠を続けることは難しく、大出血や子宮破裂を起こし、子宮を摘出する治療が必要な場合もありますが、早めにわかれば子宮を温存する治療が可能になることもあるのです。

このように子宮内の妊娠でも本来宿るべきでない場所に妊娠する場合があるため、「子宮外妊娠」ではなく、「異所性妊娠」と呼ばれるようになりました。

初めての診察。どこを受診すればよい?

大学病院や総合病院、個人クリニックなど、産婦人科もさまざまな種類があります。

どこを受診すればよいのか悩みますよね。

初診におすすめは身近にある婦人科や産婦人科クリニック

おすすめなのは身近にある婦人科・産婦人科クリニックです。

初めから自分が出産したいと思える施設で受診ができればよいのですが、すぐ予約が取れないことも。

その場合、受診を先延ばしにせず、まずは自宅や会社に近いなどの行きやすい場所で正常な妊娠であるかどうかの診察をしてもらうことが大切です。

また、出産する施設のひとつとして助産院がありますが、助産院では正常妊娠の診断は行えません。検査薬で陽性反応が出たら、まずは産婦人科医がいる医療機関で診察を受けましょう

赤ちゃんを産む施設は大きく分けると3つ。産婦人科だけでなく、いろいろな科がある総合病院、産婦人科を中心にした個人病院、そして助産院。このほかに自宅出産もあります。ここなら自分らしいお産ができると思える施設や病院をリサーチして満足できる出産をしたいものですね。

産婦人科医・安達先生からのメッセージ 妊娠がわかったママへ

「妊娠」と言っても一人ひとりのお母さんに違った背景があり、一言でまとめられることではありません。

ただひとつ言えるのは、妊娠する、いのちが誕生するというのは実はとても奇跡的なことなのです。

これからの10ヶ月、予定していたことを変更したり、我慢しなくてはならない場面も数多く出てくるかもしれません。

子育ては思うようにいかないことの連続で「妊娠」はそのスタートであり予行演習だとも言えるでしょう。

お母さんの理想を大切にしつつも、お腹の赤ちゃんにとって、何が一番よいのかを考えながら過ごしていただくことが大切かと思います。

_______

妊娠検査薬で陽性が出たらまず身近にある婦人科や産婦人科へ電話し、初診の予約をとってみましょう。その際、費用や持ち物などについても、確認しておくと安心です。

腹痛や出血など、何らかの症状がある場合には、早めに適切な処置を受ける必要があります。異常を感じた場合には、すみやかに医療機関に相談しましょう。

参考:

  • 安達知子(監修)、「はじめてママ&パパの妊娠・出産」、主婦の友社、2018年 
  • 公益社団法人 日本産科婦人科学会、「女と男のディクショナリー」、2018年(2020年4月3日閲覧)
  • 日産婦誌59巻6号、「C.産婦人科検査法 12.妊娠初期の超音波診断」、2007年(2020年4月3日閲覧)
  • 公益社団法人 日本産科婦人科学会・公益社団法人 日本産婦人科医会、「産婦人科診療ガイドラインー産科編2017」、2017年
  • 武谷雄二・上妻志郎・藤井知行・大須賀穰(監修)、「第3版プリンシプル産科婦人科学②産科編」、メジカルビュー社、2017年

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写真提供:ゲッティイメージズ

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