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子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ① 「〇〇が人生を決める」

子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ① 「〇〇が人生を決める」

「つい感情的に叱ってしまう」「子どもの考えていることがわからない」と悩んでいませんか?
子どもとのコミュニケーションのコツを「子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ」からご紹介。
子どもと家で過ごす時間の長い今だからこそ、知っておきたい考え方が満載です。
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【会話以前に知っておくべきこと】10歳までの親子の会話が、人生を決める

まずは親の役割を考えてみましょう。

親の役割とは、一体何でしょうか?

目を閉じて、ちょっと考えてみてくださいね。

頭に浮かんだのが

  • 親の言うことをきける子にすること
  • やらせて、できるようにさせること
  • 間違いを指摘して、正解を教えること

こんな言葉だったら、残念ながら大きな間違いです。

まずはその思い込みから卒業しましょう。

親のいちばん大切な役割は「子どもの自己肯定感を育てること」です。

多くの育児書で言われているので、「そんなのもう知ってる」と思われるかもしれません。

でも、自己肯定感の意味を正しく理解していますか?

自己肯定感とは

「ぼくは、ぼくだから大丈夫。わたしだから大丈夫」

「ぼくは必要とされている。わたしは愛されている」

「ぼくは自分が好き。わたしはわたしのことが好き」

と思える、強い心です。

自己肯定感が育まれると

  • 何かに挑戦して学んでいける
  • 壁を乗り越えられる
  • 相手の気もちや立場を思いやれる

こんなことができるようになると言われています。

だから、すごーく大事なものです。

 

自己肯定感と聞くと、この世に存在しない抽象的なものに思えますが、実際に存在します。

それは脳の中です。もう少しくわしく説明しましょう。

①呼吸や睡眠によって、体を健康に保つ働きをする「脳幹(のうかん)」。

②心を司(つかさど)り感情を育む

「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」。

③考える、記憶するなど、脳の高次機能を司る「大脳(皮質)」。

この3つのうち、①②の働きを整えることで、子どもの自己肯定感が育まれます。

でも多くのお母さんが2つの行程をすっ飛ばして、1+1=2だと教えたり、

英語の発音や社会のルールを教えたりして、③ばかりに働きかけています。

③は、①と②を整えて初めてパワーを発揮するところです。

つまり順番が大切です。

①生活リズムを整えて体を育み、②親に認められ愛されていると実感して心を育む。

これが自己肯定感を大きくするための基本です。

 

いつも私は講演などで、自己肯定感を育てることを「器を大きくする」と表現しています。

なぜなら、子どもが身につけるべき知識や情報、社会のルール、他者とのコミュニケーションを「水」とするなら、

それを受け止める「器」は大きくて、深くて、丈夫であってほしいからです。

怒られたり、失敗したりしたら、ヒビが入ってしまう器や、すぐに水がいっぱいになってしまう小さな器では、非常にもったいないと思いませんか?

親がすべきことは、この器(自己肯定感)を大きくすることです。

でも多くのお母さんが、子どもの器を大きくする前に、水(知識・情報・社会のルール)を注ぐことに一生懸命になっています。

栄養価の高い水、有名な水、みんなにほめられる水を汲(く)んできて、まだ育っていない器に入れる。

でも器が小さいから、あふれてしまう。そしてまた汲んで、あふれさせて……と、ヘトヘトになっているお母さんたち。

なかなか水が入らないことにイライラするお母さんもいます。

つまり「何度言ったらわかるの!」と叱ってしまうお母さん。

 

本当は子ども自身が水を探し、自分で選び、自分で汲んで、自分で頭に入れないと、水は力を発揮しません。

だから、親がすべきことは水を注ぐことではなく、器を大きくすることなのです。 

そして自己肯定感の鍛え方(器を大きくする方法)は、ただひとつ。

それは「親の言葉かけ」です。

親が子どもにかける言葉しだいで、自己肯定感は育ちます。子どもによって、あったりなかったりするものではありません。

子どもには自己肯定感を育んでいける無限の可能性があるのです。

いちばん近い存在であるお母さんとお父さんの言葉によって、

長所はもちろん欠点も含めて、自分は丸ごと認められている、自分は丸ごと愛されている、と実感できると

「ぼくは、ぼくだから大丈夫。わたしだから大丈夫」と感じ、自己肯定感(器)はどんどん育っていきます。

ただ、10歳までに器を大きくすることがポイント。それ以降は、この成長がゆるやかになっていきます。

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写真提供:ゲッティイメージズ

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