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【管理栄養士監修】離乳食のコーンフレーク|いつからはじめる?

【管理栄養士監修】離乳食のコーンフレーク|いつからはじめる?

コーンフレークは、砕いたトウモロコシを調味して圧力を加えて加熱し、ローラーでつぶして焼いたものです。炭水化物を多く含み、主食の代わりや補食としての間食にも使えます。今回は離乳食としてコーンフレークはいつから与えられるのか、下ごしらえのコツなどご紹介します。
コーンフレークは、砕いたトウモロコシを調味して圧力を加えて加熱し、ローラーでつぶして焼いたものです。炭水化物を多く含み、主食の代わりや補食としての間食にも使えます。今回は離乳食としてコーンフレークはいつから与えられるのか、下ごしらえのコツなどご紹介します。

コーンフレークはいつから食べられる?

生後7~8ヶ月頃からOK!プレーンタイプを選んで

コーンフレークは、製造の過程で砂糖、食塩、そのほかの調味料が使われているものや、ビタミンやミネラル類を添加しているものもあります。

赤ちゃんには、表面に砂糖などがまぶしてないプレーンタイプのものや、表示をみて砂糖不使用のものを選びましょう。

保存ができ、下ごしらえの必要なく、簡単に調理できます。

プレーンタイプのものであれば、離乳食中期の生後7~8ヶ月頃から赤ちゃんに与えることができます。

コーンフレークをすり鉢などで赤ちゃんに合わせて細かくし、お湯や粉ミルクを加えてやわらかくなるまで浸して与えます。

電子レンジで加熱したり煮たりして調理してもよいでしょう。

離乳食後期の生後9〜11ヶ月以降は、食べやすい大きさに砕いて、粉ミルク、プレーンヨーグルト、牛乳、フルーツなどと和えて与えます。

食物アレルギーについて

コーンフレークの主な原料はとうもろこしです。

とうもろこしは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。

また、万が一食物食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

どのくらいの量を食べさせたらよい?

赤ちゃんに初めてコーンフレークを食べさせるときは、細かく砕いてお湯や粉ミルクでやわらかくしたものを、子ども用スプーンのひとさじから徐々に量を増やしていきます。

初めて与える場合は、ほかの食材と混ぜたりせずに与えます。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

コーンフレークには食塩が使われており、プレーンタイプでも砂糖が使われているものが多いため、毎日与えるのは控えましょう。

コーンフレークの固さや大きさの目安

子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。

コーンフレークの時期別の大きさ・固さの目安

コーンフレークの時期別の大きさ・固さの目安/表

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

  • 離乳食中期ではすり鉢で10gのコーンフレークを細かくすり潰す
    すりつぶしたコーンフレークに、水大さじ2~3を加え混ぜる
    ふんわりラップをして電子レンジ600Wで30秒ほど加熱して1分ほど蒸らす

  • 離乳食後期以降は、ビニール袋などに入れてコーンフレークを砕く

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

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