【専門家監修】2歳~3歳児の癇癪、どうしたらいいの?原因と対応法を解説 | MAMADAYS(ママデイズ)
2歳~3歳児の癇癪、どうしたらいいの?原因と対応法を解説

【専門家監修】2歳~3歳児の癇癪、どうしたらいいの?原因と対応法を解説

2〜3歳の子どもを持つママやパパは床に寝転がり泣き叫ぶわが子にイライラしてつい大声で怒鳴りたくなってしまう事もあるのではないでしょうか。
2〜3歳の子どもの癇癪の原因や対応法また発達障がいとの関係について家庭教育アドバイザーの田宮由美先生に教えてもらいました。
2〜3歳の子どもを持つママやパパは床に寝転がり泣き叫ぶわが子にイライラしてつい大声で怒鳴りたくなってしまう事もあるのではないでしょうか。
2〜3歳の子どもの癇癪の原因や対応法また発達障がいとの関係について家庭教育アドバイザーの田宮由美先生に教えてもらいました。

2歳~3歳の癇癪について

子どもは自分の意思が通らないと、些細なことでも大声で泣き叫んだり、自分の要求を言い張ることがあると思います。一度爆発した感情は、自分でもうまくコントロールできない状態になり親としてはどうしたらよいのか、本当に困ることでしょう。

癇癪を起こすと、床や地面に仰向けになって寝転がり、手足をバタバタとさせ暴れながら、泣き叫んだり、また物を投げる、壁や机などを叩く、人を叩いたり蹴る、中には自分の頭を壁にぶつけるなど、自分自身を傷つけるような行為に出ることもあります。

2歳~3歳児が癇癪を起こす原因

では、なぜ2歳~3歳児はこのような癇癪を起こすのでしょうか。

個人差がありますが、子どもは2歳頃から自我が芽生え始め、第一次反抗期、いわゆる「イヤイヤ期」が始まります。新しいものへの興味が湧き、見たい、触れたい、試したい要求が高まり、自分の意思を通そうとします。

しかし、危険なことや、してはいけない行為などの理解は完全にはできておらず、親が「〜してはだめ」と指示すると、自分の思いどおりにならないことに泣き叫び、癇癪を起こすことがあります。

また2歳~3歳という時期は、言葉でコミュニケーションは取れるようになっているものの、理解や表現に未熟な面も見られます。うまく言葉にして、自分の要求を伝えられないもどかしさからも、癇癪の激しさは増すでしょう。

2歳~3歳児の癇癪の対応法

2歳~3歳の子どもが癇癪を起こしたとき、親はどのように対応すればよいのでしょうか。

その状況から退避する

大人が言葉をかけたり、気をそらそうとしても、子どもは興奮状態にあります。泣き叫ぶ声で、子どもの耳には届かないでしょう。

急に道路に寝転ぶ、中には自分の頭を壁にぶつけようとするケースもありますので、とにかくその場面から退避させることが大切です。

気持ちを落ち着かせる

子どもの体をトントンと軽く叩きながら、「○○したかったんだね」「△△が嫌だったのね」など、子どもの要求を一旦は受け入れて、気持ちをできるだけ落ち着かせるようにしてください。

気持ちをそらす

そのあと、気をそらすような関わりをしていきましょう。

「あ、お空に飛行機が飛んでいるよ」「見て!きれいなお花が咲いているね」「家に帰ったら、好きなおやつを食べましょう」など、子どもの気持ちを切り替えるような言葉をかけたり、違う方向を指さしたりして、注意をほかのものに向けさせましょう。

落ち着いたことを褒める

大泣きが収まりかければ、気持ちを落ち着かせたことを認める言葉をかけてあげてください。「泣き止んだね」「よく我慢したね」「ママの声が聴けたんだね」と、褒めてあげましょう。

癇癪を起した要求に対応する

完全に落ち着いた頃、子どもが癇癪を起こしたきっかけ(要求)について話しましょう。

例えば

・危険な物を触る、人や自分自身に危害を与えるような行為は絶対にしてはいけないと伝えましょう。

・欲しい物が手に入らなかったり、試してみたかったことができなかったなどは、「お誕生日に買ってあげるね」「今度は、あなたにお願いするね」など、次の約束をしてあげましょう。

・無理難題(例えば「ママはそこから動いちゃダメ」「弟や妹をおばあちゃんの家の子にして」など)を言って癇癪を起こすこともあります。

その場合は、親にかまって欲しい、寂しいなどの心理的要因が隠されていることがありますので、日頃の子どもとの関わりを見直してみましょう。

子どもの癇癪はいつ終わる?

個人差はありますが、おおむね5歳をすぎる頃には落ち着くことが多いと言われています。言葉で意思をはっきり伝えることも、5歳頃にはできるようになってきます。

しかし5歳を過ぎて1日に何度も癇癪を起こしたり、1回の癇癪が15分以上続くような場合は、地域の子ども相談窓口や専門医に相談するとよいでしょう。

発達障がいの可能性は?

癇癪を起こす頻度が高い子どもは、発達障がいの可能性を疑う人もいるでしょう。しかし「たびたび癇癪を起す=発達障がい」というわけではありません。

ただし、発達障がいの子どもによく見られる特徴が、癇癪を起こしやすくしているケースはあるでしょう。

例えば、言葉でうまく意思を伝えにくい、人とコミュニケーションをとるのが苦手、などの傾向がみられる場合、意思が伝わらないもどかしさから癇癪を起こすことが増えるかもしれません。

また、相手の気持ちを読みとることが苦手な子どもは、自分の一方的な思いと少しでも相手の言動が違うと、理解してくれない、邪魔をされていると思い込み、癇癪を起こすこともあるでしょう。

そして、一つの事柄にこだわりが強い、衝動が抑えきれないなどの傾向を持つ子どもも、感情の制御ができず、癇癪を起こすことが多くなるかもしれません。

親はこれらの要因や特徴を理解して、子どもの癇癪と向き合っていきましょう。

癇癪は性格や状況、発達などが複雑に組み合って起こるもの

幼児の癇癪は、気持ちのコントロールができない、激しい感情の爆発です。

子どもが癇癪を起こすと、親は自分の育て方が悪かったと自分を責めることもあるかもしれません。しかし実際は、性格や状況、発育的には問題のない行動など様々な要因が絡まって起こるものです。

子どもが癇癪を起こしたとき、泣き叫ぶ子どもに親のイライラも爆発しそうになるかもしれません。しかし、そこで感情的に子どもを怒鳴りつけては逆効果となってしまいます。

そんな状況を避けるためにも、親は日ごろから、子どもに過度な我慢はさせないようにしたいものですね。

できるだけおおらかに対応し、そして親自身もストレスを溜めないような日常生活を心がけていきましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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