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【管理栄養士監修】離乳食の高野豆腐はいつから?

【管理栄養士監修】離乳食の高野豆腐|いつからはじめる?

豆腐を凍結して、熟成、乾燥させて作る高野豆腐。
大豆が原料で、たんぱく質やカルシウム、マグネシウムなどの栄養素が含まれています。長期保存ができ調理しやすいこともポイント。今回は、離乳食の高野豆腐はいつから与えられるのか、 下ごしらえのコツなどをご紹介します。
豆腐を凍結して、熟成、乾燥させて作る高野豆腐。
大豆が原料で、たんぱく質やカルシウム、マグネシウムなどの栄養素が含まれています。長期保存ができ調理しやすいこともポイント。今回は、離乳食の高野豆腐はいつから与えられるのか、 下ごしらえのコツなどをご紹介します。

高野豆腐はいつから食べられる?

離乳食中期からOK!調理法のバリーションも豊富で便利な食材

高野豆腐は離乳食中期の生後7~8ヶ月頃から、乾燥した状態のまますりおろしたり、水に戻して細かく刻んで加熱して与えられます。

高野豆腐は、ご飯だけでは不足しがちなリジンという必須アミノ酸を多く含む食材です。

乾燥したまますりおろすと簡単に粉状になるので、ほかの料理に混ぜて使うのにぴったりです。

野菜の煮ものやあんかけなどにさっとふりかければ栄養価をプラスでき、メニューのバリエーションも広げてくれます。

離乳食作りに活躍してくれるので常備しておきたい食材ですね。

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

乾物の高野豆腐はそのまま常温で長期保存できますが、粉状にして冷凍保存しておくと、さっと使いたいときにも便利です。

その場合は1週間ほどで使い切るようにしましょう。

どのくらいの量を食べさせたらよい?

初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。

高野豆腐は使いたい分だけ少量を使えるので便利です。

おかゆやスープなどに加えてとろみをつけると食べやすくなります。

離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。

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赤ちゃんが生後5〜6ヶ月前後になったら、離乳食への移行を考え始める時期かもしれません。でも、一体どのくらいの量から始めたら良いの?食材は何から?とお悩みのママ・パパもいるかと思います。生後5〜6ヶ月目の子どもを対象に、進め方の例やレシピなどをご紹介します。

高野豆腐の固さや大きさの目安

子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。

高野豆腐の時期別の大きさ・固さの目安

高野豆腐の時期別の大きさ・固さの目安/表

© every, Inc.

下ごしらえのコツは?

  • すりおろす場合は乾燥した状態で
  • 戻す場合、最初はとろとろにやわらかくなるように戻す

すりおろす場合は、乾燥した状態で使います。

戻す場合は、ぬるめのお湯に浸してから、月齢にあわせて細かく刻みます。

豆腐に比べると舌触りが少しざらっとしているので、最初は熱湯で煮崩れするくらいやわらかく戻してから与えると赤ちゃんが食べやすいでしょう。

電子レンジを使って戻すときは、水に浸して少し置き、ラップをかけて500Wのレンジで2分ほど加熱します。

食物アレルギーについて

高野豆腐は、原料の大豆が食物アレルギーを発症する危険性があります。

そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。

また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

豆腐を使ったアレンジレシピ

主菜にもなる! 高野豆腐のとろとろスープ(生後7〜8ヶ月頃から)

たんぱく質や鉄分、カルシウムなどを含む高野豆腐をそろそろ試したいけど、調理の仕方に悩んでいませんか?

細かくすりおろしてスープに加えると、とろみも付いて食べやすくなりますよ!

はじめての高野豆腐にぴったりのレシピです。献立はこのスープにお粥をつければOKです。

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細かくすりおろしてスープに加えると、とろみも付いて食べやすくなりますよ!
はじめての高野豆腐にぴったりのレシピです。献立はこのスープにお粥をつければOKです。

野菜入りハンバーグ(生後1歳〜1歳6ヶ月頃から/小麦・乳・卵アレルギー対応)

アレルギー用のハンバーグのつなぎ、なにで代替えしよう……?

そんなときは、煮物以外の料理に取り入れにくい高野豆腐で代替えしてみましょう。

タンパク質や鉄分が豊富に含まれていて成長期の子どもにぴったりです。たくさん作ったら冷凍保存もできます!

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当