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【専門家監修】0歳〜2歳の慣らし保育の期間や進み方 事前準備は必要?

【専門家監修】0歳〜2歳の慣らし保育の期間や進み方 事前準備は必要?

保育園に入る前に行われる「慣らし保育」。違う環境で過ごす子どもの様子が気になったり、新しい生活リズムに戸惑うこともあるかもしれません。親子がスムーズに新しい生活に移行するための慣らし保育について、家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生が説明します。
保育園に入る前に行われる「慣らし保育」。違う環境で過ごす子どもの様子が気になったり、新しい生活リズムに戸惑うこともあるかもしれません。親子がスムーズに新しい生活に移行するための慣らし保育について、家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生が説明します。

慣らし保育とは?

「慣らし保育」は、子どもが保育所や認定こども園に入所するとき、スムーズに園生活へ移行できるように設けられています。子どもが段階を追って、園での生活に慣れていけるように、まずは保育園で過ごす時間を短時間から徐々に延ばしていきます。

保育園に入園することは、子どもにとっては大きな環境の変化です。今まで自宅でママやパパ、家族と過ごしていたのが、突然知らない場所で初めて出会う大人や子どもたちと過ごすことになります。不安やストレスを感じる姿を見せることがあっても、それは自然なことといえるでしょう。

また不安に思うのは子どもだけではありませんよね。親も離れて過ごす子どもの様子が気になったり、生活のリズムが変わり戸惑うこともあるでしょう。

慣らし保育は、親子双方の不安や戸惑いを少しでも軽減するために行われる大切な期間です。

慣らし保育の期間

慣らし保育は、1~2時間程度の保育から始まり、約1~2週間かけて、徐々に保育園で過ごす時間を延ばしていきます。

中には1ヶ月間かけてゆっくり慣らしていく園もあるようですが、各園の方針や子どもの様子、また親の就労状況によって異なります。

各家庭の事情を相談すれば実情にあうよう個々に対応をしてくれたり、子どもがなかなか慣れない場合は園から慣らし保育の期間延長を提案されることもあります。

慣らし保育の料金

慣らし保育は、たとえ短時間だとしても入所・入園となるため、認可保育園の場合は1ヶ月の定まった料金が必要です。

認可外保育園の場合は、慣らし保育中は保育料を日割りや時間割りで設定しているところもあるようです。

慣らし保育の進み方は?

慣らし保育の期間が1週間の場合(例)

  • 初日~2日目:1~2時間程度園内で遊んでお迎え
  • 3日~4日目:給食を食べたあと、お迎え
  • 5日~6日目:給食、お昼寝、おやつを終えたあとにお迎え

慣らし保育の期間は各園によって違いはありますが、おおむねこのような順に園生活の時間を徐々に延ばしていきます。

なかなか慣れない子の場合は、保育時間をもう少し緩やかに延ばしていくこともあります。

事前準備は必要?

慣らし保育の前に、園から用意しておく物などについては説明があると思います。しかし、それ以外にも家庭で親が準備しておきたいことがあります。

まだ離乳食が始まっていない、特にいつも直接授乳している子どもは、哺乳瓶を嫌がり、ミルクを飲ませることが難しい場合があります。そのため、預かり保育が始まる前に、家庭で哺乳瓶も使ってみることをおすすめします。

またミルクの場合は、自宅で通常飲んでいるミルクを持参する必要があるところもあれば、園で用意されているところもあります。後者の場合は、園が使用しているメーカーのミルクにも事前に慣れるようしておくとよいでしょう。

慣らし保育の期間は、子どもだけでなく親も保育園に通う生活に慣れる期間です。

起床時間が早くなったり、園に送り出す前の家事の段取りが増えるなど、今までとは異なる生活をママやパパも感じることと思います。

通園の道順なども含め、新しい生活に少しずつ慣れていきましょう。

また、子どもに「保育園は楽しいところ」、「お友達がたくさんいて、優しい先生がいる」と伝え、楽しくなるような言葉がけも忘れずしておきたいですね。

慣らし保育の送り出しとお迎えのポイント

送り出すときは、「お友達がたくさんいるよ、一緒に楽しく遊んでいらっしゃいね」「ママはすぐに迎えに来るからね」など、子どもが安心する言葉をかけましょう。

保育士さんに預けてからは、サッと帰るのがおすすめです。

また迎えに行ったときは、「迎えに来たよ」としっかりハグしてあげましょう。

子どもも、「朝に(親と)離れても必ず迎えに来てくれる」と安心すると、スムーズに登園できるようになっていくでしょう。

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パパやママが仕事などの事情で、昼間子どもの世話ができない場合、家庭や地域社会が連携して保育ができるよう配慮される必要があります。その点で、慣らし保育はとても大切なものです。

子どもも親もスムーズに園生活に慣れていけるよう、慣らし保育の期間を有効に過ごしましょう。

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