【医師監修】産後の悪露が増えたら?悪露の量の変化にまつわるQ&A | MAMADAYS(ママデイズ)
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【医師監修】産後の悪露が増えたら?悪露の量の変化にまつわるQ&A

【医師監修】産後の悪露が増えたら?悪露の量の変化にまつわるQ&A

産後のママから排出される悪露。量が増えたり減ったりすると不安になることもありますよね。今回は、そんな悪露の量や期間にまつわるQ&Aをまとめました。
産後のママから排出される悪露。量が増えたり減ったりすると不安になることもありますよね。今回は、そんな悪露の量や期間にまつわるQ&Aをまとめました。

悪露とは

悪露とは、産後に腟から排出される、血液やリンパ液などが混ざった分泌物を指します。

出産直後が最も多く、日数が経つにつれて量が減ります。

また色も鮮血(真っ赤な血)から徐々に薄くなり、最終的には無色透明になります。

悪露が出る期間には個人差がありますが、一般的には産後4〜6週前後で普通のおりものに戻る人が多いです。

悪露の量にまつわるQ&A

ここからは悪露についてよく受ける質問や疑問についてお答えします。

悪露が増えたら?

  • 一時的に増えることもあります。

    産後日数が経つにつれて徐々に量が減ると聞いていたのに、悪露が増えると驚きますよね。
    一般的には徐々に減る悪露ですが、一時的に増えることもあります。
    重いものを持ったり、運動量が増えたりしてお腹に力がかかることで子宮の中に溜まっていた悪露が一気に排出されることがあります。
    また、子宮復古がよくない場合に量が増えることがあります。疲労がたまっていると感じたときはまずは休息をとりましょう。そして赤ちゃんにおっぱいをあげてみましょう。乳頭刺激によって子宮収縮を促すホルモンが分泌されます。

悪露が増えたり減ったり……いつまで続くの?

  • 産後4〜6週以内であれば悪露が排出されること自体は異常ではありません。

    活動量が増えるにつれ、一時的に量が増える機会も増加するかもしれません。
    そんなときは量だけでなく、悪露の色にも注目してみてください。
    色は変わらず、量が少し増えただけであれば、運動や活動量増加に伴うものである可能性が高いです。
    しかし量が増えるだけではなく、鮮やかな赤い出血になっている場合や、塊が出たり、発熱、お腹の痛みなどの症状を伴うなどの場合は、産院へ相談しましょう。
    悪露が排出されている期間は多少の量の増減はあります。生理も日や時間によっては多かったり少なかったりするのと同じです。

経腟分娩と帝王切開で悪露の量や期間に差はある?

  • 基本的には大きな差はありません。

    帝王切開の方が量が多く長く続くというデータもあれば逆のデータもあり、むしろ個人による違いといえるでしょう。

鮮血が出た場合はどうすればよい?

  • 産後2週間以内であれば、量が多くなく、腹痛や発熱がない場合は、少し様子を見ましょう。一時的なものの可能性があります。

    しかし、その後もなかなか終わらない、増えてきて塊が出てくる、腹痛や発熱がある場合など心配なときは、一度産院へ相談しましょう。

産後、腹痛を感じる場合は?

  • お産の直後には、子宮を元に戻そうとする「後陣痛」という陣痛に似たような腹痛がみられます。しかしこれは産後3日以内には落ち着くことが多いです。

    帝王切開の場合、後陣痛とは別にお腹の傷の痛みもあります。こちらも傷なので日数が経過するにつれ、軽減する傾向にあります。
    日が経っても痛みが強まってくる場合は、一度産院へ相談しましょう。
    お腹の痛みだけでなく、悪露が増える、においが気になる、発熱など、ほかの症状がないかどうかも確認してください。

悪露が終わったと思ったら再開した!

  • 終わったと思った悪露がまた排出される場合もあります。

    まずは子宮内に残っていた悪露が排出された可能性があります。正常な悪露の残りであった場合、また減って元に戻ります。
    しかし出血が続く場合は悪露ではない可能性もあります。
    1つは産後の生理の再開です。産後の生理の再開時期もかなり個人差があるので一概にいつから始まるとは言えませんが、早くて産後2、3ヶ月で再開する人もいます。
    生理の場合、1週間以内で治まることが多いので様子をみましょう。
    しかし長く続く、量が多いなど通常の生理と違う場合は、別の疾患や異常がある可能性があります。
    一度産院へ相談しましょう。

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今回は産後の悪露について記載しました。

悪露が何g以上では異常、産後何日まで何色の出血が続くと異常という、厳密なガイドラインはありません。というのも、悪露の様子だけではなく、傷や子宮、全身の状態など、様々な情報を総合的に考慮して異常がないかの判断がされます。

少しでも気になることや不安があれば遠慮なく産院へ相談しましょう。

参考:

  • 医療情報科学研究所(編)、「病気がみえる vol.10 産科 第4版」、株式会社メディックメディア、2018年
  • 江藤宏美(編)、「助産師基礎教育テキスト 〈2019年版 第6巻〉 産褥期のケア/新生児期・乳幼児期のケア」、日本看護協会出版会、2019年
  • 平澤 美惠子(監)・村上 睦子(監)、「新訂版 写真でわかる母性看護技術アドバンス」、インターメディカ、2020年

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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