【管理栄養士監修】離乳食の味噌|いつからはじめる?
家庭に常備されていることが多く、少量で風味がよくなり、料理をよりおいしく食べられるようになります。今回は赤ちゃんに味噌を与えられる時期や、選び方のポイントなども併せてご紹介します。
家庭に常備されていることが多く、少量で風味がよくなり、料理をよりおいしく食べられるようになります。今回は赤ちゃんに味噌を与えられる時期や、選び方のポイントなども併せてご紹介します。
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味噌はいつから食べられる?
味噌は離乳食中期からOK!初めはごく少量から
味噌は離乳食中期の生後7〜8ヶ月頃から、味つけしないと食べないものに少量使います。
離乳食は基本的に、食べ物に慣れることと、食材の味に慣れることが大切です。
最初は、だしから始め、味つけをするとよく食べるようなら、塩・醤油・味噌など少量使ってもかまいません。
味噌には塩分も含まれており、大人にとっても味が濃いものです。
離乳食に使用する際は、ほんのり味付けをするつもりでほんの少しだけ使うようにしましょう。
どのくらいの量を与えたらよい?
初めは、味噌汁や煮物にごく少量(小さじ1/6以下)から。
大人の味噌汁を取り分ける場合は、汁の部分は2~4倍に薄めて与えましょう。
味噌の選びの方ポイント
- だし入りではない味噌を選ぶ
- 添加物が少ないものを選ぶ
- 原材料を確認して選ぶ(米、麦、大豆など)
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
味噌は、メーカーからいろいろなものが販売されています。
米みそ、麦みそ、豆みそ、甘口、辛口、赤みそ、白みそなどがあります。
どれも食塩を含んでおり、食塩は内臓の機能が未熟な赤ちゃんには負担になるので、少量を使うようにしましょう。
市販の味噌には、酒精(アルコール)や調味料(アミノ酸)などの添加物が含まれているものもあります。
だし入りみそは、グルタミン酸やイノシン酸などのアミノ酸が加えられており、うま味が強く感じられるのが特徴です。
しかし、赤ちゃんには、大豆、米、食塩だけなど、できるだけシンプルな材料で作られているものがおすすめです。
離乳期は赤ちゃんに、いろいろな素材の味に親しんでほしいので、だし入りみそを使用する場合も、ごく少量にするとよいでしょう。
食物アレルギーについて
味噌は、大豆、米、麦などが原材料になっています。
それらの食物アレルギーがあっても、醸造の過程でアレルゲンの大部分が分解されるため、食べられる場合がありますが、必ず主治医に確認してから試してみましょう。
初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関に受診できる時間に与えるようにしましょう。
味噌を使った簡単レシピ
忙しい朝にも! レンチン味噌煮込み風うどん (生後9〜11か月頃から)
カットしたり下ゆで不要のらくらくまんまのうどん。
らくらくまんまのうどんを使って電子レンジでできるレシピをご紹介します。
味噌の風味で食欲そそりますよ。多めに作って冷凍ストックもOK。
具材はアレンジして作ってみてください!
野菜も入ってて嬉しい 肉味噌うどん(生後9〜11か月頃から/おとな)
カミカミ期から取り分けできる肉味噌うどんのレシピです。
うどんはとろみをつけて食べやすくしてあげるのがポイントです。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
写真提供:ゲッティイメージズ
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