トモニテ
【スッキリ家事でお金を貯める!①】袋分けの家計管理でムダ遣いを防ぐ

【スッキリ家事でお金を貯める!①】袋分けの家計管理でムダ遣いを防ぐ

夫の300万円の借金発覚をきっかけに、節約生活を開始した専業主婦の著者・ののこさん。1年間で、子ども2人を育てながら貯金130万円を達成するまでに!
楽しく、ゆるくもしっかり貯める家計術を、著書『スッキリ家事でお金を貯める!』から全4回でお届けします。
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面倒くさがりの自分でも続けられる家計管理の方法がないか、ネットなどで調べる中で気になったのが袋分け。家計にかかるお金を現金で引き出し、予算ごとに袋に仕分けてその範囲内でやりくりできれば、決して赤字になることはない方法です。何より使っていい金額が目で見てわかりやすいのがメリット。ムダ遣いを大幅に減らすことができました。

最初の頃は、いろいろ細かく袋を分けていましたが、大枠の予算を超えなければいいということに気づき、現在は6項目に振り分け。「予備費」という項目を設け、少し多めの予算を入れることで、お出かけや医療費など、急な出費にも対応できるようにしています。

袋分け家計管理を始めてから、給料日前にお財布が空っぽになることはなくなりました。以前は、「残金が少なくなったら1週間、毎日カレー」といった方法でしのいでいましたが、そんなギリギリの暮らしから卒業することができ、よかったです。

袋分けの3ステップ

Step1 給料日にお金を下ろす

給料日にお金を下ろす

毎月の変動費と小遣い分の現金を一気に下ろします。基本的に夫の小遣い、予備費の一部以外はすべて千円札に。ゆうちょ銀行の場合、1万円は「1万円」ではなく「10千円」とすると、千円札が10枚出てきます。

Step2 予算ごとに振り分ける

予算ごとに振り分ける

前月を参考に予算を決めてから、現金を「食費」「日用品費」「お米費」「おむつ費」「ガソリン費」「予備費」の6項目に振り分け、袋に入れます。袋は「無印良品」のクリアポケットを使用。

Step3 パスポートケースに入れて持ち歩く

パスポートケースに 入れて持ち歩く

同じ「無印良品」のパスポートケースにクリアポケットをセット。通帳や銀行のカード、クレジットカードも一緒に入れ、出かけるときはパスポートケースごとバッグへ。支払いはここからします。

袋分け家計管理を始めたら

  • 手数料のかかるコンビニATMから卒業できた!
  • 手元にあるお金でやりくりするクセがついた!
  • 毎日家計簿をつけなくていいので、面倒くさがりでも続けられた!

袋分けQ&A

食費を上手にやりくりするには?

  • 1週間ごとに管理するのがおすすめ

    以前は食費もひとつの袋で管理していましたが、給料日まで残り何日で残金がいくらか、計算するのがとても大変でした。そこで把握しやすいよう週ごとに予算分けするように変更。1日1000円とし、1週間7000円を4週分用意。5週目は日割り計算で、2日しかない場合は2000円を入れます。1週間ごとに食費のクリアポケットに袋のお金を入れ替えて、管理しています。

お米を買ったら予算オーバーします!

  • 大型の出費はあえて費目を別に立て予算内に収まるよう工夫

    袋分けし始めた当初は、お米代も食費に含めていましたが、そうするとその週の食費が絶対赤字になってしまい、モチベーションが下がってしまうことに気づきました。途中からお米など大型の出費は、費目を別に立て、予算を最初から取っておくよう工夫。そのおかげでお米を買う度に慌てることがなくなりました。

日用品と食料品を一緒に購入した場合は?

  • 予備費などで一時的にお会計し、家に帰ってから整理

    例えばドラッグストアなどで日用品と食料品を一緒に購入することもありますよね。その場合は予備費の袋、または日用品や食費の袋から一時的にお金を出してお会計します。帰宅後、レシートを見ながらそれぞれの袋の金額を調整。端数はメモしておき、月末にそろえるようにします。

予備費の使い道は?

  • 医療費や被服費など、たまの出費に

    袋分けの項目を多くしすぎると続かないと思ったので、必要な項目や出費が多い項目をメインに、それ以外はすべて予備費から支払うようにしています。予備費は少し多めに用意し、医療費や被服費、外食費など、ほかの項目に当てはまらない費用をまかなえるよう工夫。そのほかメインの項目が赤字になった場合も、予備費から補填しています。余裕を持たせた予備費のおかげで、毎月の家計がギリギリになることがなくなりました。

ポイント

子どもの夏休みなど、出費が多そうな月は、

予備費も多めに設定!

キャッシュレスでも現金感覚で袋分け

キャッシュレスでも現金感覚で袋分け

最近ではキャッシュレス(=現金を使わずにクレジットカードや電子マネー、アプリなどで決済を行うこと)が人気。私もポイントが貯まるなど何かとお得なので、カードを使う機会も増えてきました。ただ、キャッシュレスで怖いのはお金を使っているという感覚が薄いこと。わが家の場合、夫がスマホでかんたんにできるゲーム課金のせいで借金をつくったという過去があり、たとえカードで支払っても現金感覚を忘れないよう工夫しています。

カードで買い物をした場合、その金額をすぐに使った項目からクレジットカード袋に移動し、現金と同じように扱います。例えばスーパーで食材を買った金額が1800円だった場合、食費袋から1000円をカード袋へ移動。メモに「食費800円」と書いてカード袋に入れます。その次にスーパーで500円の買い物をしたら、1000円をカード袋に移し、古いメモは破棄して新しいメモに「食費300円」(800円+500円=1300円)と書いてカード袋に入れておきます。この作業を繰り返して〆日に端数を切り上げ。袋にある程度お金が貯まったらカードの引き落とし口座へ入金します。