【専門家監修】イヤイヤ期がない?反抗期がなくても大丈夫? | MAMADAYS(ママデイズ)
【専門家監修】イヤイヤ期がない?反抗期がなくても大丈夫?

【専門家監修】イヤイヤ期がない?反抗期がなくても大丈夫?

子どもが2歳になり、「イヤイヤ期がくる……!」と親が待ち構えていても、一向にやってこない場合があります。なければないで、心配になるものですよね。「イヤイヤ期」と呼ばれる第一次反抗期がない場合について、家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生が説明します。
子どもが2歳になり、「イヤイヤ期がくる……!」と親が待ち構えていても、一向にやってこない場合があります。なければないで、心配になるものですよね。「イヤイヤ期」と呼ばれる第一次反抗期がない場合について、家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生が説明します。

「イヤイヤ期」がない?

2歳頃にやって来る「第一次反抗期」——最近では「イヤイヤ期」「魔の2歳児」などと表現されることもありますが、「いったいどれだけ大変なのか」と子育てを危惧する親もいることでしょう。

しかし、中には「2歳を過ぎても一向に反抗期が来ない」という場合もあります。

子どもに何度かやってくるといわれる反抗期が成長の証だとすると、イヤイヤ期が来ない場合、「順調に成長していないのでは……」と不安に思うこともあるかもしれません。

なぜ反抗期がこない?考えられる3つの要因

「イヤイヤ期」と呼ばれる第一次反抗期がない場合に、経験上考えられる3つの要因を以下にあげます。

子どもの要求が満たされている

2歳頃の反抗は、自我の芽生えから、心が自立へ向かう過程で起こるものです。

子どもは、成長するにつれ親から離れ、自分の力でやってみようとします。親が手を貸すことや、親が準備すること、親の言うこと、全てに「イヤ!」と反抗する態度は、「親の言いなりにならない」「自分で自由にやってみたい」という心の成長であり、自立の一歩です。

この子どもの意欲を親が先に汲み取り、子どもに何でもさせてみると、反抗はあまり見られないでしょう。

そして子どもが自分で試してみた結果、できてもできなくても、その挑戦した行為を褒めて、常に認めていると、子どもの要求や意欲、心は満たされ、不安を持つこともなく、「いつの間にか反抗期が過ぎていた」という場合があります。

親が気づいていない

子どもは反抗しているのですが、実は親が気づいていないだけの場合もあります。

子どもには、持って生まれた気質というものがあります。その気質がいわゆる「おとなしい性格」で、反抗する態度が弱く、子どもは「イヤ」と親の言うことに反抗の意思表示をしているものの、親はそれが反抗期とは感じていないこともあるでしょう。

また、第一子でとても激しいイヤイヤ期を経験した親は、下のきょうだいの反抗を反抗と感じないこともあります。

親自身、仕事を始めるなどの環境の変化や多忙さで、気づかなかったという場合もあるでしょう。

親が厳しすぎる

親があまりにも厳しすぎるしつけをしていることから、子どもは「イヤイヤ」を出さないことがあります。

親の抑圧が強い場合、子どもは親に叱責されることを恐れ、親の顔色を見て、言いたいことや素直な感情を出せず、反抗しなくなることがあります。

反抗期がなくても大丈夫?懸念される反動は?

反抗期がこないと心配になってしまうこともあるかもしれませんが、上に挙げた1番目と2番目の場合は問題ありません。

3番目の子どもの心を厳しく抑圧する場合は、のちに反動がくることがあります。抑圧された気持ちは、いつか爆発し、いわゆる「キレる子ども」になることがあります。また反対に、何事にも無気力になってしまうこともあるでしょう。

子どものしつけや教育に熱心なママやパパほど陥りやすい傾向にあると感じます。今一度立ち止まって、子育てを振り返ってみるのもよいかもしれませんね。

反抗期のあり・なしではなく、子どもの心の自立が大切

反抗期は、心の発達の過程で起こることなので、目には見えません。それが行動に現れたものが「イヤイヤ期」となります。どうしても表面に現れる反抗についての対応に目を向けてしまいがちですが、きちんと子どもの心の中で自立が促されていれば、反抗期が行動に現れなくても問題ありません。

子どもの自立の一歩を上手にサポートするように親は心がけながら、この第一次反抗期をうまく乗り越えましょう。

写真提供:ゲッティイメージズ

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