【専門家監修】3歳〜4歳の子どものわがまま 特徴や対応法は? | MAMADAYS(ママデイズ)
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【専門家監修】3〜4歳のわがままの特徴や対応のしかた

【専門家監修】3歳〜4歳の子どものわがまま 特徴や対応法は?

3~4歳頃になると「○○したい!」「○○でなきゃイヤ!」「○○買って!」と言い張るなど、わがままが激しくなり、手を焼いているママやパパもいるのではないでしょうか。3〜4歳頃のわがままの対応について、家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生に聞きました。
3~4歳頃になると「○○したい!」「○○でなきゃイヤ!」「○○買って!」と言い張るなど、わがままが激しくなり、手を焼いているママやパパもいるのではないでしょうか。3〜4歳頃のわがままの対応について、家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生に聞きました。

3~4歳のわがまま

この頃は好奇心も旺盛で、何でも自分で試してみたくなる時期です。しかしそれが危険な行為であったり、自己中心的で相手のことを考えない振る舞いも多く、親として困ってしまうこともあると思います。

このような3歳~4歳のわがままに、親はどのように対応すればよいのでしょうか。

3~4歳のわがままのとらえ方

3歳~4歳頃のわがままの対応を説明するにあたり、まずこの時期の成長の段階と、心の発達の過程を説明します。

成長の段階

3歳~4歳頃は、食事やトイレ、衣服の着脱などの基本的な生活習慣が一人でできるようになってくる時期です。

そして2歳頃に芽生え始めた自我は、さらにしっかり確立するようになります。

個人差がありますが、語彙も増え、大人との会話も成立することが多くなるでしょう。ただし、過去や未来の区別や、細かい意思表示は未熟なところもみられます。

また他者の存在、視点に気づき始めるものの、自己中心性があり、相手の立場に立って物事を見たり考えたりすることはまだ難しい時期です。

心の発達

赤ちゃんの頃は、ミルクを飲むのも、おむつを取り替えてもらうのも、生活の全てを親に委ねていた状態です。それは子どもにとって安心を得られる状態ですが、心身の成長と共に何でも自分の思うようにやってみたいと意欲を持つようになり、自立へ向かいます。

しかし、保育園や幼稚園に通い始めたりなど、いつもそばにいた親と離れる時間が長くなると不安になったり、興味をもったことが一人で思うようにできなかったりすると、親への関わりを求めてきます。

このように3歳~4歳は、心が揺れ動きつつ発達していく段階にあり、言動や行動がわがままとなって現れることがあります。

この時期のわがままは、順調な成長の過程であり、いわば自立への一歩を踏み出していると思ってよいでしょう。

3~4歳のわがままへの対応法

3歳~4歳頃のわがままは成長への過程である一方、受け入れてあげるべきわがままと、注意すべきわがままがあります。

注意すべきわがままとは、道路で遊んだり、熱いもの、鋭い刃物などに触れたがるというような、危険を伴うケースです。

また、人に迷惑をかけたり、友だちが嫌がるわがままも注意しましょう。公共の乗り物の中で騒ぐ、きょうだいや友達を叩く、おもちゃを横取りする、並んでいる順番を抜かすなども、よくないことであると教えましょう。

注意すべきわがままに対する注意の仕方

注意する必要があるときには、子どもの目をしっかりと見ながらはっきりと理由を説明しましょう。理由を説明しても、この時期は理解できているようでできないこともあると思います。そんなときもイライラして頭ごなしに叱るのではなく、できるだけかみ砕き、丁寧に説明することを心がけましょう。

たとえば危険を伴う場合は、「道路では車が通ると危ないから、公園で遊びましょう」、「熱いアイロンは火傷をするから、絶対触ってはいけません」などと、きっぱりとその場で注意してください。

人に迷惑をかけているときには、「電車の中で騒いではだめ。たくさんの人が乗っているから、静かにしましょう」、「人を叩いてはいけません。自分も叩かれると痛いでしょう、絶対に叩かないこと」と理由を説明しながら、相手の気持ちがわかるような言葉も一緒にかけるとよいですね。

危険を伴ったり、人に迷惑をかけるケース以外はわがままと捉えるより、自立に必要な甘えと考え、できる限り聞き入れてあげてよいと思います。

厳しくしつけなければ、さらにわがままになるのでは?

わがままについて「わがまま全てに厳しく注意し、しつけをしないと、大人になってもわがままな人になるのではないでしょうか」と聞かれることがしばしばあります。

確かに、子どもの言い分を全て聞き入れていたら、将来もわがままのまま、自分勝手な人になるのでは、と不安になるかもしれませんね。

この時期のわがままは前述した危険と他者への迷惑以外であれば、子どもの心の自立に必要な甘えになることがほとんどです。

親に受け入れられることで、不安をなくし安心を取り戻せば、また自然と自立に向けて成長していくことが多いと感じます。

状況を見ながら対応したいわがままの例

ただし、受け入れるわがままの中でも、節度を保って、また状況を見ながら対応したいわがままもあります。

たとえば、金銭的、物質的な要求に関しては全て受け入れるのではなく、おもちゃであれば「次のお誕生日に買ってあげるね」、買いものに行く前は、「今日はおやつは1つだけ買いましょう」と約束をするとよいでしょう。

また、親が忙しいとき、「今、すぐに○○したい!」など言ってくるときもあるでしょう。そのときは「今、ママは○○で手が離せないから、あとでね」と理由を説明し、待つことも教えてください。そしてきちんと待てば、約束が守られることを覚えられるでしょう。

心の自立がしっかり促されていれば、年齢と共に物事をきちんと判断できるようになります。他者のことも考えられるようになり、わがままは減っていくでしょう。

3~4歳のわがままは、健やかな成長の過程

3歳〜4歳頃は、子どもが保育園や幼稚園に通い、「お兄ちゃん、お姉ちゃんになってきた」と感じる時期です。そのため親も、「手が離れる」と期待しがちです。

そんな気持ちもあいまって、子どもの些細なわがままにもイライラしてしまい、悩むこともあるでしょう。親自身も「まだまだ甘えたい年齢」と思っていたほうがよいかもしれませんね。

この時期のわがままは基本的にはおおらかに受け入れてあげてよいでしょう。そして甘えとの違いを見極めて、心の自立を上手に支援してくださいね。

参考:「参考資料2 各発達段階における子どもの成育をめぐる課題等について(参考メモ)[改訂]」 (文部科学省)(2020年5月21日閲覧)

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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