【医師監修】産後の悪露(おろ)とは?体の異常を知らせる悪露の見分け方 | MAMADAYS(ママデイズ)
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【医師監修】産後の悪露(おろ)とは?体の異常を知らせる悪露の見分け方

【医師監修】産後の悪露(おろ)とは?体の異常を知らせる悪露の見分け方

初めての出産を経験するママの中には、出産後も「悪露」と呼ばれるおりものがあることに不安になる人もいるかもしれません。「痛いの?」「いつまで続くの?」「こんな悪露って普通?それとも異常?」悪露について、これだけ知っておくと安心、という情報をお伝えします。
初めての出産を経験するママの中には、出産後も「悪露」と呼ばれるおりものがあることに不安になる人もいるかもしれません。「痛いの?」「いつまで続くの?」「こんな悪露って普通?それとも異常?」悪露について、これだけ知っておくと安心、という情報をお伝えします。

悪露とは一体どういうもの?

赤ちゃんが生まれた後、妊娠によって大きく変化していたママの体が産前に近い状態に戻るまで6週間~8週間かかります。この期間を「産褥期」といいます。

「悪露」とは、この期間に腟から排出される分泌物のことです。

なぜ悪露が出るの?

妊娠・出産はママの体に大きな変化をもたらします。妊娠によって、子宮は妊娠していないときの500~1000倍の容量に膨らみ、また、赤ちゃんの命を守り育てるために、子宮の中に胎盤や臍帯(さいたい)などが作られます。

赤ちゃんが生まれるとこれらの器官は不要となって、子宮から出ていきます。子宮壁から胎盤がはがれると、はがれた面にある血管から出血しますが、分娩後の子宮は急速に縮んで、これらの傷ついた血管を圧迫し止血します。その後も子宮は収縮を続け、出産から6週間ぐらいまでにほぼ元の大きさになり、子宮が妊娠する前の状態に戻っていきます。この過程を「子宮復古」といいます。

産後の子宮からの分泌物は「悪露」として体外に出てきます。そのため悪露には、血液成分やリンパ球のほか、上皮細胞や粘液などの分泌物が含まれています。

悪露の量は日を追うごとに減っていき、色も変わって、子宮の回復度合いの目安になります。

悪露の色や量などはどう変化する?

産後の回復の度合いにはかなり個人差がありますが、一般的な悪露の変化の様子は下記のようになります。

産後3日頃まで

血液を主とした、粘り気のある赤い悪露が多く出ます。甘い独特のにおいや鉄のようなにおいが特徴です。出産した日には多めの悪露が出ますが、2日目にはかなり減り、3日目以降は徐々に少なくなることが多いです。

悪露の対処には、普通の生理用品よりも大きくて厚い、産褥パッド(お産パッド)を使います。悪露の量に合わせて、パッドの大きさを選びましょう。赤ちゃんのおむつぐらいの大きさから、ナプキンに近い大きさのものまであります。

ママが赤ちゃんのお世話や家事のために活動量が増えると、一時的に悪露の量が増えたり、塊が出たりすることがあります。そんなときは無理せず休んで様子を見るようにしましょう。

産後4日~9日頃まで

血液成分は減少し、赤血球中のヘモグロビンが変性して褐色になってきます。

粘り気は減り、6~7日頃から量もずっと少なめに。

産後2~3週間頃まで

血液成分がさらに減少していきます。

白血球が増えて、色は黄色くクリーム状へと変化します。

産後6週間頃まで

この頃になると白色に変わり、透明な分泌液が主になって、妊娠前のおりものに戻っていきます。

ただし、悪露が完全になくなる時期にはかなり個人差があります。

こんな悪露には注意!子宮の異常を知らせるサインかも?

悪露の状態が下記のような場合は、ママのからだの異常を知らせるサインかもしれません。病院に連絡して診察を受けるようにしましょう。

悪臭がある

悪露に悪臭があり、膿のようなものが含まれるときには、細菌が感染し、炎症が起きている可能性があります。

痛みや発熱がある

2日以上にわたって38℃以上の発熱がある場合や、子宮の位置を押さえると痛みがある場合には、子宮に感染が起きている可能性が考えられます。

悪露の色が赤で量が多い、塊が出る

1~2週間以上、血性の悪露が出続けている場合や塊が出てくる場合には、子宮復古が順調に進んでいない(子宮復古不全)可能性があります。子宮が収縮しない原因には、胎盤や卵膜の遺残(子宮内に残ること)、子宮内感染、子宮筋腫などがあります。

悪露が出ない

悪露があまり出ていない場合には、悪露滞留が疑われます。子宮内に悪露が溜まることで感染症を引き起こし発熱の原因になることも。

子宮収縮を促す薬を使ったり、子宮の入口を広げる処置を行い、悪露を出す必要があります。

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生まれたばかりの赤ちゃんのお世話に忙しい時期ですが、悪露の様子や熱など自分の身体にも気を配りましょう。

赤ちゃんのためにもママが元気でいられるよう、できるだけ無理をせずに過ごしましょう。

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