【医師監修】母乳性黄疸とは?黄疸の原因、受診の目安は? | MAMADAYS(ママデイズ)
MAMADAYS(ママデイズ)
【医師監修】母乳性黄疸とは?黄疸の原因、受診の目安は?

【医師監修】母乳性黄疸とは?黄疸の原因、受診の目安は?

赤ちゃんは生後2〜3日すると目やお腹が黄色くなります。これは新生児黄疸という、多くの場合は生理現象です。しかし、母乳栄養を続けていると黄疸が長引くこともあります。今回は母乳性黄疸の原因、受診の目安、注意点などをお伝えします。
赤ちゃんは生後2〜3日すると目やお腹が黄色くなります。これは新生児黄疸という、多くの場合は生理現象です。しかし、母乳栄養を続けていると黄疸が長引くこともあります。今回は母乳性黄疸の原因、受診の目安、注意点などをお伝えします。

赤ちゃんに黄疸がでやすい理由

黄疸とは、赤血球が分解されたあとの物質であるビリルビンが体内に増え、皮膚や粘膜が黄色くみえる状態です。黄色くなるのは、ビリルビンが黄色であるためです。

ビリルビンは肝臓で処理され、胆のうに貯められたあと、腸に排出され便として体の外に出されますが、赤ちゃんは肝臓の働きが未熟なので、ビリルビンの排泄がうまくできず、血液中に残ってしまい、黄疸がでやすいのです。

母乳性黄疸とは

栄養価に富み、赤ちゃんの免疫を補うなどメリットが大きい母乳。しかし、ビリルビンの代謝を遅らせる酵素が母乳には含まれており、通常生後2週間以内に消える黄疸が1~2ヶ月と長引く場合があります。

血清ビリルビンの正常値は早産児で12mg/dL、成熟児で15mg/dLです。18mg/dLを超えると白目、胸、お腹などに黄疸がみられます。

母乳性黄疸の受診の目安

母乳をよく飲み、体重が増えていれば黄疸はやがて治まります。

赤ちゃんが成長して肝臓機能が成熟してくれば体内でビリルビンを上手に処理できるようになるためです。

しかし、以下いずれかの項目に当てはまる場合は、小児科を受診しましょう。

  • ミルク栄養のみで2週間経過しても黄疸が消失しない
  • 母乳栄養で1ヶ月以上黄疸が続く
  • 元気があまりない 
  • 母乳やミルクをよく飲まない
  • 白やクリーム色の便が出るとき

黄疸の治療法

ビリルビン値があまりに高いと脳にダメージを及ぼす可能性があるため、治療が必要です。

光線療法

赤ちゃんを保育器に入れて、光を当てる治療です。光を当てることでビリルビンの排泄を促します。目の保護のため、アイマスクをつけます。

交換輸血

光線療法のみでは改善しない場合、ビリルビン値が高く重症な場合は交換輸血を行う場合があります。

小児科医 清水先生からのひとこと

母乳栄養の際は、黄疸が目立つことがありますが、赤ちゃんが元気で母乳をよく飲み、便の色が薄くなければ、母乳はやめずに様子をみていても大丈夫です。

参考:医療情報科学研究所(編)、「病気がみえる vol.10 産科 第4版」、株式会社メディックメディア、2018年

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

お気に入り

関連する記事