【管理栄養士監修】離乳食のさやえんどう|いつから始める?
今回は、赤ちゃんにさやえんどうを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
今回は、赤ちゃんにさやえんどうを与えられる時期や、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
さやえんどうはいつから食べられる?
さやえんどうは離乳中期からOK!塩を入れずにやわらかくゆでて
さやえんどうは、離乳中期の生後7〜8ヶ月頃から与えられる食材です。
煮物、和え物、スープの具などに活躍します。
ヘタと筋を取り除き、塩を入れずにやわらかくゆでて使います。
どのくらいの量を与えたらよい?
調理したものを、子ども用スプーンのひとさじから徐々に量を増やしていきます。
初めて与える際には、ほかの食材と混ぜずに与えます。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
さやえんどうは、さやに張りがあり薄く、ヘタの色が鮮やかなものが鮮度がよい証拠です。選ぶときにチェックしましょう。
さやえんどうの大きさや量の目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや与える量を変えます。
さやえんどうの時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- さやえんどうのヘタと筋を取る
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
さやえんどうの筋は、ヒゲのあるさやの先端から直線側をへたに向かって取りはじめ、へたの部分を折ってそのまま折り返すときれいに取れますよ。
調理方法
離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)
この時期の赤ちゃんには、まだ与えません。
離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)
塩を入れずにやわらかくなるまでゆで、2~3mmのみじん切りにします。
水分を少しずつ加えながら、ツブツブ感の残るジャム状にしたものを与えましょう。
離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)
やわらかくゆでたさやえんどうを、5~8mmの粗いみじん切りにして与えます。
離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)
ゆでたさやえんどうを、約1cm角や千切りにして与えます。
アレルギーについて
さやえんどうは、まれに食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて与える際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
写真提供:ゲッティイメージズ
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