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【管理栄養士監修】離乳食の卵豆腐|いつから始める?

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【管理栄養士監修】離乳食の卵豆腐|いつから始める?

卵豆腐はだし汁と溶いた全卵を混ぜ合わせて蒸し固めたものです。豆腐という名がついていますが、大豆やにがりは使われていません。ビタミンB12やたんぱく質が含まれています。今回は、赤ちゃんに卵豆腐を与えられる時期や、調理方法や保存方法なども併せてご紹介します。
卵豆腐はだし汁と溶いた全卵を混ぜ合わせて蒸し固めたものです。豆腐という名がついていますが、大豆やにがりは使われていません。ビタミンB12やたんぱく質が含まれています。今回は、赤ちゃんに卵豆腐を与えられる時期や、調理方法や保存方法なども併せてご紹介します。

卵豆腐はいつから食べられる?

卵豆腐は離乳完了期から。だし汁は使わず少量から

卵豆腐はなめらかで食べやすい食材ですが、大人向けに作られた食べ物です。
市販の卵豆腐は一般的に糖分や塩分で味付けされており、添加物も使われています。

離乳食としては完了期の1歳~1歳6ヶ月になってから与えるようにしましょう。

市販のものはだし汁が添付されているものもありますが、こちらも大人向けの味付けです。
添付のだし汁をかけてしまうと赤ちゃんには味が濃すぎるので、添付のものは使わないようにしましょう。

離乳食として与えるなら、卵豆腐もだし汁も、手作りするのがおすすめです。

食物アレルギーについて

卵豆腐の原材料である卵は、特に食物アレルギーが出やすい食品です。
そのため、初めて与える際は耳かきひとさじ分から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。

どのくらいの量を与えたらよい?

子ども用スプーンひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
初めて与える場合はほかの食材と混ぜずに与えます。
卵豆腐はやわらかくつるっと食べられるので、一気に多くの量を与えないように注意しましょう。

卵豆腐の固さや量の目安

卵豆腐の時期別の固さ・1回あたりの目安量

卵豆腐の時期別の大きさ・固さの目安/表

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下ごしらえのコツは?

  • 市販品をそのまま与える場合は、スプーンでかき混ぜて食べやすい大きさにする
  • 耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱する
  • 電子レンジから取り出し、粗熱をとる
  • だし汁をかける場合は、自分でとった一番だしを使う

管理栄養士からのワンポイントアドバイス

市販の卵豆腐は、添加物が入っている場合があります。
市販品購入前に原材料をチェックし、無添加の商品をえらぶか、できるだけ添加物が少なく塩分などの味付けがないものを選ぶようにしましょう。

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント

  • 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
  • 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
  • ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
  • 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
  • りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
  • 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。