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【専門家監修】認可保育園の保活はいつから?情報収集や4月入園のスケジュール

【専門家監修】認可保育園の保活はいつから?情報収集や4月入園のスケジュール

「保活」とは、「子どもを認可保育園等に入れるために保護者が行う活動」のことをいいます。いつから、どのように進めればよいのか、戸惑うママやパパも多いのではないでしょうか。今回は、保活の時期や内容を家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生が詳しく説明します。
「保活」とは、「子どもを認可保育園等に入れるために保護者が行う活動」のことをいいます。いつから、どのように進めればよいのか、戸惑うママやパパも多いのではないでしょうか。今回は、保活の時期や内容を家庭教育・親子関係アドバイザーの田宮由美先生が詳しく説明します。

保活の現状

昨今、都市部を中心に待機児童の問題は社会問題にもなっており、厚生労働省や地方自治体は保育園増設などの取り組みを進めています。それでも、認可保育園に入園するのは、まだまだ大変な地域も多い状況です。

4月入園の場合、秋に入園を申し込む書類を各市町村の窓口に提出するのですが、それまでの情報収集がとても大切になってきます。

保活の情報収集

情報収集で行うことは、大きく分けて2つあります。

申し込みできる保育園の調査

居住地の市町村役場の保育課、もしくは担当窓口で、認可保育園のリストを手に入れることができます。

最近はインターネットでも、各自治体のホームページなどから保育園の情報が得られるでしょう。

保育園によって、受け入れ年齢が異なります。多くは生後57日から受け入れられますが、生後6ヶ月から、または1歳からという園もあります。

送り迎えの道のり、交通手段など、家庭の条件に合う保育園かどうか調べておきましょう。

保育指数

保育指数とは、認定保育園の入園選考のとき優先順位を決めるために使われるものです。一般的には、基本指数と調整指数の合計点で決まります。

基本指数とは、主に、父親母親の就労条件や健康状態など、調整指数とは、兄弟姉妹の保育園の入所状況や、ほかの施設やサービスの利用実績などです。希望する園にきょうだいが通っていたり、認可外保育園やベビーシッターの利用実績などでポイントが加算されます。反対に優先順位が下がる要因としては、祖父母との同居や、親の就労時間や年数が短いケースがあります。

この指数は、各自治体によって基準や点数、公開されている情報量が異なります。先輩ママに有利な条件を尋ねたり、直接窓口に問い合わせてみるのもよいでしょう。

また、認可保育園の選考に落ちたときどうするかも考えておかなければなりません。認可外保育園やベビーシッターの利用も含め、この時期に調べておくことをおすすめします。

4月入園の保活スケジュール

では、情報収集はいつ頃から始めればよいのでしょうか。

おおよそ4月から情報収集をはじめ、5月下旬から見学予約を入れ、順次認可保育園の見学をしていきます。また認可保育園だけでなく、認可外保育園も見学しておくとよいでしょう。

10月頃に認可保育園の入園申し込みの書類を各自治体に提出します。締め切りは12月頃まで受けつけている自治体もありますが、2週間くらいほどで締め切る自治体もあるので、チェックしておきましょう。

入園の申し込み書類は、認可保育園の場合、各自治体の保育課などの担当窓口に提出します。

就労証明書など、勤務先に記入してもらわなければならない書類などもあるので、早めに準備しておきましょう。

結果通知は1月から2月頃に届きます。それを受けて入園が決定すれば、あとは園からの通知によって面接や健康診断へと進み、4月入園となります。

もし選考に落ちた場合は、3月の認可保育園二次選考の結果発表を待つことになります。

子どもの生まれ月によって変わるスケジュール

保活は、子どもの誕生月によって、スケジュールが大きく変わってきます。

たとえば、4月から8月生まれくらいであれば、出産後の体調の回復度合いを見ながら、書類提出など動くことができます。

しかし9月10月生まれの場合、出産後すぐに赤ちゃんを抱え、動かなければなりません。ママの体力面でも厳しいものがあるでしょう。

また申し込みの時点で誕生していない場合は、申し込みを受けつけていない自治体が多く、早生まれの場合、その年の4月入園は難しくなります。

1歳過ぎてからの入園は更に困難なことも

認可保育園では、0歳で入園した子どもが4月に1歳児クラスに上がります。そのため、1歳児の募集人数は少ない傾向の園が多いです。

0歳児のクラスは、クラスが上がった人数分空き枠がでるので、0歳の4月からの入園が入りやすいでしょう。

保活は早めの準備がおすすめ

このように、認可保育園入園は地域によっては非常に困難な状況です。そのため最近は、保活を意識して、妊娠の時期を考える話も聞くこともありますが、子どもは授かりものなので、出産時期を希望通りにするのは難しいことが多いでしょう。

生まれてくる子どもの保育園入園を考えている場合は、早めの情報収集をおすすめします。そして入園の優先順位が上がるような準備を心がけておくとよいでしょう。

参考:「「保活」の実態に関する調査の結果」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/hokatsu-chousa_1.pdf )(2020年6月23日に利用)

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