【管理栄養士監修】妊婦は焼肉を食べても大丈夫?食べ方やおすすめの部位は? | MAMADAYS(ママデイズ)
【管理栄養士監修】妊婦は焼肉を食べても大丈夫?食べ方やおすすめの部位は?

【管理栄養士監修】妊婦は焼肉を食べても大丈夫?食べ方やおすすめの部位は?

妊娠中、焼肉が食べたくなることもありますよね。
妊娠中に焼肉を食べる際に注意したいのが、食べ方と食べる部位です。
今回は、妊婦が焼肉を食べてもよいのか、焼肉を食べるときの注意点などを併せてご紹介します。
妊娠中、焼肉が食べたくなることもありますよね。
妊娠中に焼肉を食べる際に注意したいのが、食べ方と食べる部位です。
今回は、妊婦が焼肉を食べてもよいのか、焼肉を食べるときの注意点などを併せてご紹介します。

妊娠中に焼肉を食べてもいい?

妊娠中でも焼肉を食べることは問題ありません。ただし、焼き方や肉の部位、食べる量に注意する必要があります。

焼肉で注意したいトキソプラズマ症とは

妊娠中に気をつけたい感染症として、「トキソプラズマ症」があげられます。
焼肉を食べる前に、トキソプラズマ症について知っておきましょう。

トキソプラズマ症はどのようにして感染する?

トキソプラズマ症とは、牛、豚、鳥、猫など多くの哺乳類や鳥類に寄生する「トキソプラズマ」という原虫によって起こる感染症です。
トキソプラズマは、加熱が不十分な肉を食べることで感染する場合があります。

また、猫の糞や土の中に存在していることもあるため、猫の世話、ガーデニングなどのあと、十分に手を洗わず食事をして感染するケースもあります。
妊娠中に初めて感染すると、胎盤を通して赤ちゃんに影響を与える可能性があるので注意が必要です。

トキソプラズマ症の症状

健康な人は、トキソプラズマに感染してもほとんどが無症状です。症状が出たとしても、首のリンパ節の腫れや熱が出る程度で、治療する必要はありません。

しかし、妊娠中に初めて感染し、赤ちゃんにまで感染が及ぶと、先天性トキソプラズマ症を発症し、赤ちゃんの眼や脳などに障害が生じる場合があります。

特に妊娠初期に感染すると、赤ちゃんの生命にかかわる危険な状態に至る場合もあります。
妊娠中に初感染したママから赤ちゃんに感染する確率は約30%で、何らかの症状が出るのはそのうちの約15%と考えられています。

妊娠中に焼肉を食べるときの注意点

妊娠中に焼肉を食べるときは、次のことに注意しましょう。

肉はしっかりと焼く

トキソプラズマやそのほかの食中毒を予防するために、肉は中心部まで火が通るようしっかり加熱しましょう。
また、肉を焼くときに使用した箸やトングには、生肉のトキソプラズマや細菌やウイルス等が付着している可能性があります。箸やトングは必ず、生肉用と焼肉用で使い分けるようにしましょう。

また、家庭で調理する場合は、肉を調理した包丁やまな板は食器用洗剤でよく洗いましょう。
まな板を洗浄後に生の野菜や果物を切る場合は違う面を使用した方が安心です。
できたら熱湯などをかけるなどをして、二次汚染を防止しましょう。

また、使用したスポンジにも肉がついている場合もあります。よく洗い、衛生的に保ちましょう。

レバーに含まれているビタミンAの過剰摂取

焼肉のメニューにもよくあるレバーには、動物性食品に含まれるビタミンA(レチノール)が多く含まれています。レチノールは皮膚や粘膜、目の健康維持などに必要な栄養素です。
しかし、妊娠初期にレチノールを摂り過ぎると、赤ちゃんに形態異常が起こる可能性が指摘されています。

主なレバー100gあたりに含まれているレチノール活性当量の量は下記のとおりです。

  • 鶏レバー(生):14,000㎍
  • 豚レバー(生):13,000㎍
  • 牛レバー(生):1,100㎍

そして、非妊娠時と妊娠時の一日あたりビタミンAの推奨量、上限摂取量は下表※1のとおりです

ビタミンAの推奨量、上限摂取量

© 2015 every, Inc.

※レチノール活性当量(μgRAE)は、動物性食品に含まれるレチノールの量と、植物性食品のカロテノイドが体内でビタミンAとして作用するときの換算量の合計です。

上記のように、レバーはひと口食べれば上限に達してしまうものもあります。妊娠初期には、レバーを食べるのは控えておいたほうがよいでしょう。

※出典:「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」(厚生労働省)をもとに作成

食べ過ぎ

妊娠中は、体重管理をすることが大切です。
肉には高カロリー、高脂肪分の部位もあり、食べ過ぎが体重増加につながる場合もあります。

また、妊娠中は消化機能に負担がかかる場合もあります。
一度に食べ過ぎると胃痛や下痢といった症状につながる場合もあります。食べる時は、ゆっくり良く噛んで、負担のない量をたべましょう。

お店ではキムチなど香辛料の効いたサイドメニューも胃に負担がかかるので、少量にしておきましょう。

どんな部位なら食べてもいいの?

妊娠中に焼肉を食べるときは、体重増加が気になる時は特に、脂肪が少ない部位を選びましょう。
モモやヒレといった赤身肉は、たんぱく質が多く含まれているのでおすすめです。

また、ホルモンを食べるときは、脂質が多いもの、低カロリーな部位などいろいろありますが好きなものを少量にし、消化しやすい組み合わせにしましょう。食べるときはしっかり焼いて食べましょう。

焼肉を食べると陣痛がくるって本当?

妊娠・出産にまつわるジンクスはさまざまなものがあります。
焼肉についても、食べると陣痛がくるというジンクスがありますが、医学的な根拠はありません。

_______

妊娠中に焼肉を食べる際は、しっかりと火を通したものを食べましょう。

また、バランスのよい食事を取ることが大切です。焼肉を食べる際も、野菜を一緒に食べたり、タレは少量に控えレモン汁を使用するなど、工夫しながら食事を楽しんでみてくださいね。



参考:

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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