【医師監修】妊娠検査薬で陽性反応がでるのはいつ?病院に行く時期は? | MAMADAYS(ママデイズ)
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【医師監修】妊娠検査薬で陽性に。病院はいつ行く?妊娠の確率は?

【医師監修】妊娠検査薬で陽性反応がでるのはいつ?病院に行く時期は?

妊娠したかも?と思ったら、多くの人がまず手にするのが妊娠検査薬です。

いつから妊娠の可能性を検査できるのか、もし妊娠検査薬で陽性の判定が出た場合にはいつ病院に行けばいいのかなどを知っておきましょう。
妊娠したかも?と思ったら、多くの人がまず手にするのが妊娠検査薬です。

いつから妊娠の可能性を検査できるのか、もし妊娠検査薬で陽性の判定が出た場合にはいつ病院に行けばいいのかなどを知っておきましょう。

妊娠検査薬とは? 陽性が出る仕組みは?

尿中のホルモンを妊娠検査薬が検出する

妊娠検査薬とは、妊娠の可能性を自分で手軽に判定するための試験薬です。

妊娠検査薬が検出するのは、尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンです。このホルモンは通常、妊娠したときにだけ、胎盤のもとである「絨毛(じゅうもう)」から分泌されます。そのため妊娠検査の指標として利用されています。

hCGの分泌は妊娠2週以降に始まります。妊娠4週目の生理(月経)予定日以降には、一般的な妊娠検査薬で判定できる量(50mIU/mL以上)になります。

hCGは妊娠を維持させる働きをもつホルモンで、妊娠中は継続して分泌されます。

市販の妊娠検査薬で検査をするには、まず、採尿部に尿をかけるか、コップに取った尿に採尿部を浸します。尿が少しずつ浸透していく途中で、試薬部分にhCGが結びつくと、ラインが表れるようになっています。

詳しい妊娠検査薬の使い方については、以下の記事を参考にしてください。

もしかしたら妊娠しているかも?というときには、妊娠検査薬の出番です。さまざまな種類があり、高い精度で妊娠の可能性を判定してくれます。妊娠検査薬の正しい使い方や、使うときの注意点をチェックしておきましょう。

妊娠検査薬は産婦人科受診の目安として使う

妊娠検査薬による検査結果が陽性の場合は、妊娠している可能性があります。

ただし、自分だけで妊娠の確定を判断することは避けましょう。

妊娠検査薬は妊娠の早期判定の補助として使われるものにすぎません。妊娠の確定には医師による問診やエコー(超音波)検査などの、総合的な診断が必要です。

妊娠検査薬で陽性反応はいつから出るの?

妊娠5週(生理予定日の1週間)が目安

妊娠から約10日後には、尿中のhCG濃度が市販の妊娠検査薬で検出できる濃度になります。

ただし正確な検査をするには、妊娠4週以降が望ましいとされています。

生理予定日のずれも考慮して、妊娠5週以降(生理予定日の1週間後以降)に検査するのが一般的です。

それよりも早く妊娠の可能性を知りたい場合には、「早期妊娠検査薬」を使うこともできます。一般の妊娠検査薬よりも低濃度のhCG (25mIU/mL)を検出できるため、妊娠4週以降(生理予定日以降)での検査が可能です。

妊娠検査薬を使うタイミングについては、以下の記事で詳しく説明していますので、参考にしてください。

「もしかして妊娠?」と思ったとき、簡易的に自分で確認できる妊娠検査薬。便利なツールですが、正しい知識を持ち、適切なタイミングで使用することが大切です。妊娠検査薬がいつから使えるのかや、判定の仕組みなどを解説します。

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、いつ病院に行く?

妊娠6週頃(生理予定日の2週間後)が受診の目安

妊娠検査薬で陽性の判定がでたら、妊娠6週頃には産婦人科で医師による確定診断を受けるようにしましょう。

陽性反応が出ても妊娠週数が早すぎると、エコー(超音波)検査で胎児が確認できないことがあります。

エコー検査での、妊娠初期の「胎芽/たいが」(妊娠8週目までは胎児ではなく胎芽と呼ぶ)の見え方は次のとおりです。

妊娠4週前半:胎芽は小さく、エコー検査では確認できない

妊娠4週後半から5週前半:胎芽の入っている袋(胎嚢/たいのう)が確認できる

妊娠5週後半から6週前半:胎嚢の中に胎芽が確認できる

妊娠6、7週:胎芽の小さな心臓が動いているのが見える

このように、胎芽が確認できるのは、妊娠4週後半から5週(生理予定日の1週間後)になります。生理予定日の1週間後以降に妊娠検査薬で陽性が出た場合、すぐに産婦人科を受診すれば、高い確率で胎芽が確認できるでしょう。

早期妊娠検査薬は、生理予定日当日から検査できる妊娠検査薬です。

早期妊娠検査薬を使った場合は、検査時期が生理予定日当日やその前後にあたるので、検査した1週間後以降が産婦人科受診のタイミングです。

施設やこれまでの病気の経験などにより、方針が異なることもあります。受診の予約のときに確認してみましょう。

正常妊娠以外の可能性に注意

hCGの分泌は正常な妊娠だけでなく、異所性妊娠や絨毛性疾患(※)、胞状奇胎(ほうじょうきたい)などの場合にも増えます。

※絨毛性疾患:胎盤の元になる絨毛が異常に増殖する病気

早めに妊娠診断をすることで、大事になる前に対処できます。
完全除去で次の妊娠も可能に。

不妊症の治療のためにhCG製剤の投与を受けている場合も、投与後間もない時期には陽性反応が出ることがあります。

つまり、妊娠検査薬による陽性反応が必ずしも正常な妊娠を示しているというわけではありません。特に異所性妊娠がおきている場合には、一刻も早く病院を受診する必要があります。忙しくても受診を先延ばしにしないようにしましょう。

受診のタイミングについては、以下の記事でも詳しく説明していますので、参考にしてください。

妊娠検査薬で陽性!妊娠の可能性は期待できますが、実はこれだけでは正常な妊娠とは判断できません。できるだけ早めに医療機関を受診する必要があります。妊娠したら最初の受診はいつ?またその理由についてお伝えします。

妊娠検査薬で陽性が出たのに、生理がきて陰性になることもある?

化学流産の可能性

妊娠検査薬で一時的に陽性が出たあと、胎嚢が見えず、妊娠反応が陰性になることがあります。これは「化学流産」と呼ばれる状態で、ごく初期の妊娠での流産です。専門的には「生化学的妊娠」と表現します。

妊娠検査薬ができる以前には、妊娠していることに気付かず、生理が少し遅れたという認識で過ごしていた状態です。

現在も日本の定義では、化学流産は流産の回数に含めないことになっています。

妊娠検査薬の注意点、こんなときは正しく判定できない可能性

市販の妊娠検査薬で検出できるhCG濃度は25~50mIU/mL。検査の精度は、妊娠4週以降で99%以上の正確さといわれています。

ただし次のような場合には正しい判定ができないことがあります。

尿の濃度が薄いケース

以下のような場合には、hCG濃度が薄まってしまいます。その結果、妊娠している場合でも陰性となることがあります。

  • 妊娠中のママが水分を取りすぎた場合
  • なんらかの理由で尿以外の水分が採尿コップに混ざってしまった場合
  • 検査前に採尿部を濡らしてしまった場合 など

検査には清潔な新しいコップを使いましょう。

1日のうち、どの時間帯の尿でも検査は行えます。ただし、朝一番の尿がhCG濃度に影響が少ないとされています。

フライング検査、検査する週数が早いケース

妊娠初期の尿中hCG値は、妊娠週数によって分泌量が大きく変わります。

人によっては初期のhCG分泌量が少ないこともあります。そのため、数日でも検査をするのが早ければ、陰性の判定が出てしまうことがあるのです。

女性の生理(月経)周期は変動しやすく、生理予定日がずれることは珍しくありません。

予想よりも生理予定日が遅くずれていた場合には、妊娠検査薬が陰性であっても、検査する時期が早かっただけで、本当は妊娠していたということもあります。

使用期限切れや保管状態が悪いケース

妊娠検査薬の使用期限が過ぎていた場合や、直射日光や熱源の近くで保管されていた場合には、正しく反応しないことがあります。

別の妊娠検査薬を用いて、もう一度検査してみましょう。

妊娠検査薬の線が薄いときはどうすればいいの?

  • 時期が早い可能性も。妊娠の可能性が高いけれど、もう一度時期を改めて検査してみましょう。

    線が薄い場合は、まだ尿中のhCG濃度が少ないのかもしれません。

    妊娠初期に分泌されるhCGの量は日を追って増えていきます。
    より正確に判定するため、正しい方法で3日後にもう一度検査をしてみましょう。

妊娠検査薬で陽性が出たら、婦人科・産婦人科を受診しよう

妊娠初期は、胎児の主要な器官が作られる大切な時期です。

薬やタバコ、アルコール、放射線照射(レントゲン)などの影響を強く受けやすい時期でもあります。妊娠しているかどうかを早めに知れば、これらをできるだけ避けることも可能です。もしなんらかの異常がある場合にも、適切な治療を早い段階から受けられます。

妊娠検査薬は、産婦人科を受診する前に妊娠の可能性のありなしを示すものです。

生理予定日以降に妊娠検査薬が陽性になったら、妊娠6週頃までを目安に、婦人科や産婦人科を受診しましょう。

  • 妊娠検査薬を使う目安は妊娠5週(生理予定日の1週間)以降
  • 妊娠検査薬で陽性が出たら、婦人科・産婦人科を受診する
  • 正常妊娠以外の可能性もあるので、陽性が出たら早めに受診の予約をする

写真提供:ゲッティイメージズ

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