【医師監修】妊娠検査薬の正しい使い方。使うときの注意点もチェック | MAMADAYS(ママデイズ)
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【医師監修】妊娠検査薬の正しい使い方。使うときの注意点もチェック

【医師監修】妊娠検査薬の正しい使い方。使うときの注意点もチェック

もしかしたら妊娠しているかも?というときには、妊娠検査薬の出番です。さまざまな種類があり、高い精度で妊娠の可能性を判定してくれます。妊娠検査薬の正しい使い方や、使うときの注意点をチェックしておきましょう。
もしかしたら妊娠しているかも?というときには、妊娠検査薬の出番です。さまざまな種類があり、高い精度で妊娠の可能性を判定してくれます。妊娠検査薬の正しい使い方や、使うときの注意点をチェックしておきましょう。

妊娠検査薬とは

妊娠検査薬とは、妊娠している可能性を自分で簡易的に判定するための試薬です。

妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンを検出する仕組みになっています。
このホルモンは、受精卵が着床してはじめて絨毛(胎盤の元)で作られるようになり、妊娠4週目頃から尿の中に出てきます。
妊娠4週目は、生理(月経)予定日頃にあたります。

多くの妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後(妊娠5週目)からの使用になっています。これは、月経周期のずれを考慮しているためです。

ただし、正常な妊娠かどうかは、妊娠検査薬ではわかりません。
子宮外妊娠(異所性妊娠)や絨毛上皮がん、一部の悪性腫瘍などでもhCGが産生される場合があります。妊娠検査薬で陽性の判定が出たら、早めに医療機関を受診しましょう。

妊娠検査薬を使うタイミングについては、「【医師監修】妊娠検査薬はいつから使える?使うタイミングは?」の記事で詳しく説明していますので、そちらもあわせて読んでみてくださいね。

「もしかして妊娠?」と思ったとき、簡易的に自分で確認できる妊娠検査薬。便利なツールですが、正しい知識を持ち、適切なタイミングで使用することが大切です。妊娠検査薬がいつから使えるのかや、判定の仕組みなどを解説します。

妊娠検査薬の正しい使い方

ドラッグストアにはさまざまな妊娠検査薬が並んでいます。選び方や使い方をご紹介します。

妊娠検査薬の選び方

各メーカーから出ている妊娠検査薬には、下記のような違いがあります。

  • 検査をする時期整理:生理予定日から検査できる「早期妊娠検査薬」と、生理予定日の1週間後から検査できる「一般妊娠検査薬」の2種類があります。
  • 判定結果の表示方法:ラインの有無で判定結果を表示する「アナログ式」と、結果をわかりやすく「+」「-」で表示する「デジタル式」があります。
  • 尿をかける時間:約2秒ほどで済むものから、紙コップにとった尿に20秒間浸けるものまでさまざまです。
  • 価格:一般妊娠検査薬は比較的安価です。また、デジタル式よりもアナログ式のほうが安価となっています。

コスパや結果のわかりやすさなど、何を重視するかで妊娠検査薬を選びましょう。

妊娠検査薬の使い方

妊娠検査薬の使い方は、メーカーや製品によって多少の違いはありますが、アナログ式の場合、おおむね次の3つのステップで行います。

1.キャップを外して、スティック先端の採尿部に数秒間、尿をかけます。

 (または、紙コップに尿をとり、採尿部を数秒~20秒間、浸します)

2.キャップをして水平に置き、1分~数分間待ちます。

3.終了確認窓にラインが現れていれば、検査は正しく行われています。判定窓にくっきりとラインが出れば「陽性」、ラインが出ていなければ「陰性」です。

3のステップで、終了確認窓にラインが現れていない場合、尿量不足などなんらかの操作ミスで検査自体が失敗しているということになります。別の検査薬を使って、最初から検査をやり直しましょう。

採尿部に尿をかける秒数や反応を待つ時間などは、製品によって異なります。使用する前に検査薬の説明書をよく読んで、正しく使いましょう。

妊娠検査薬を使うときの注意点

保管方法に気をつけ、使用直前に開封する

妊娠検査薬の保管方法によっては、結果が正しく出ないことがあります。
「そろそろ赤ちゃんが欲しい」と、妊娠検査薬を常備しておきたい場合には、直射日光が当たる場所を避け、室温で保管しましょう。

開封してからしばらく経った検査薬や使用期限の切れたものは、使わないようにしましょう。

コップに採尿してから検査する場合は時間をあけないようにする

直接スティックに尿をかけるのは抵抗があるという人には、清潔な紙コップにとった尿に検査薬の採尿部を浸して検査する方法もあります。

この場合、採尿してから時間が経ちすぎると雑菌が繁殖し、正確に判定ができなくなることがあります。採尿したらすぐに検査をするようにしましょう。

判定が出るまでの置き場所を確保しておく

尿をかけた後、判定が出るまでは検査薬を水平に置いて結果を待ちます。これは、検査薬に尿を十分に行きわたらせ、しっかりと反応させるためです。

斜めや縦にしてしまうと正確な判定ができない場合があります。まず、水平に置ける場所を確保しておいてから、検査をしましょう。

不妊治療中は医師と相談して使用する

不妊治療では排卵を誘発する目的でhCGを投与するケースがあります。

その場合、体内に残ったhCGを検知して、妊娠検査薬で偽陽性となってしまうこともあります。医師と相談してから使用するようにしましょう。

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妊娠検査薬を使って、早めに妊娠の可能性を知ることは、ママと赤ちゃんの健康を守るために役立ちます。特に妊娠初期の赤ちゃんは、アルコールやタバコ、薬、レントゲン照射、感染症などの影響を強く受けやすい状態です。

ママが早めに妊娠に気づき、これらのことに注意して、赤ちゃんの健やかな発育につなげましょう。

参考:

・医療情報科学研究所(編)、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年

・「妊娠検査薬による自己検査」(東京都薬剤師会)、2020年9月閲覧

・「検査のはなし」(社団法人 日本臨床衛生検査技師会)、2020年9月閲覧

・「質問 検尿検体の保存条件は?」(crc)、2020年9月閲覧

・「不妊でお悩みの方 一般不妊治療」(聖マリアンナ医科大学)、2020年9月閲覧

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当