【医師監修】妊娠検査薬はいつから使える?使うタイミングは? | MAMADAYS(ママデイズ)
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【医師監修】妊娠検査薬はいつから使える?使うタイミングは?

【医師監修】妊娠検査薬はいつから使える?使うタイミングは?

「もしかして妊娠?」と思ったとき、簡易的に自分で確認できる妊娠検査薬。便利なツールですが、正しい知識を持ち、適切なタイミングで使用することが大切です。妊娠検査薬がいつから使えるのかや、判定の仕組みなどを解説します。
「もしかして妊娠?」と思ったとき、簡易的に自分で確認できる妊娠検査薬。便利なツールですが、正しい知識を持ち、適切なタイミングで使用することが大切です。妊娠検査薬がいつから使えるのかや、判定の仕組みなどを解説します。

妊娠検査薬とは

妊娠検査薬は、妊娠しているかどうかを補助的に検査するものです。
判定が陽性の場合、妊娠している可能性があります。ただし、正常な妊娠であるか否かは、妊娠検査薬による検査結果だけでは判別できません。
また、判定が陰性であっても、その後月経(生理)が始まらない場合は3日後に再度、検査薬を使用するか、医療機関を受診することをおすすめします。

妊娠している場合、月経周期が規則正しければ生理予定日頃は妊娠4週目にあたり、赤ちゃんの脳や心臓などが形成され始めています。
妊娠15週目(妊娠4ヶ月)までの妊娠初期は、赤ちゃんの発育にとって重要です。ママが飲んだ薬やアルコールなど、赤ちゃんがさまざまな影響を受けやすい時期です。
そのためママは、食事の内容や医薬品の使用に配慮をしながら生活しなければなりません。

妊娠検査薬を使用して妊娠の可能性を知り、速やかに医療機関を受診して正確な診断をしてもらうことで、赤ちゃんの健全な発育とママの健康へとつながります。

妊娠検査薬はドラッグストアやインターネットなどで手軽に購入でき、値段は店舗によって違いがありますが、500~1,000円程度で販売されています。
1回用、複数回用とあるので、状況に合わせて選んでみてください。

妊娠検査薬の仕組みは?

妊娠が成立すると、おなかの中の赤ちゃんを育てるためにママの体内でさまざまな機能が働きだします。その機能のひとつとして、受精卵を取り巻く絨毛細胞からヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌されます。

hCGは妊娠を維持しようとするホルモンで、受精卵が着床してから2~3日後に尿の中に出てきます。
妊娠検査薬は短時間で尿中hCGに反応し、一定量以上のhCGが検出されれば陽性の判定になる仕組みです。

正常な妊娠の場合、尿中hCGは妊娠初期に急激に増え、10~12週目頃に最も多くなります。その後は減少していき、産後1~2週間で消失します。

妊娠検査薬を使うタイミングはいつ?

一般的な妊娠検査薬で検査結果が陽性になるのは、尿中hCGの濃度が50 IU/Lに達している場合です。正常な妊娠の場合、妊娠4週後半頃に尿中hCGの濃度が50 IU/L程度になります。
そのため、月経周期が順調な場合、生理予定日を過ぎ、おおむね1週目以降が検査のタイミングとして推奨されています。

月経周期が不規則でいつ検査したらいいかわからない場合は、前回の月経周期を基準に生理予定日を求め、検査をしてみてください。
もし全く見当がつかない場合は、直接医療機関を受診するのがよいでしょう。

1日のうち何時頃に検査しなくてはならないという決まりはなく、朝・昼・夜どの時間帯の尿でも検査可能なものがほとんどです。
hCGが検出されやすい起床直後の尿が適していますが、尿が濃すぎると正確な検査結果が得られない場合があります。

また、妊娠検査薬の判定結果については、妊娠以外でも陽性になったり、予定していた月経がないときでも陰性になったりする場合があります。
検査結果に影響を与える要因として考えられるのは次の通りです。

1)妊娠以外で陽性になる場合

  • 閉経期である(妊娠と無関係なhCGが微量に出ているため)
  • hCG製剤の投与を受けている(不妊症治療や黄体機能不全の治療)
  • 絨毛性疾患(胎盤の元になる絨毛が異常に増殖する病気)や一部の悪性腫瘍などでhCGが増加している
  • 高度の蛋白尿、糖尿、血尿

2)予定していた月経がなくても陰性になる場合

  • 不規則な月経周期
  • 使用者の思い違いで日数計算を間違えている
  • 極めて初期の妊娠でhCG量が充分でない
  • 胎児の異常(流産、胎内死亡など)
  • 水分を多く摂り過ぎて尿中hCGの濃度が低くなっている

1)、2)いずれもその後月経がこない場合は、再度、検査薬を使用するか、専門医に相談しましょう。

妊娠検査薬の使い方についてはこちら

もしかしたら妊娠しているかも?というときには、妊娠検査薬の出番です。さまざまな種類があり、高い精度で妊娠の可能性を判定してくれます。妊娠検査薬の正しい使い方や、使うときの注意点をチェックしておきましょう。

妊娠を待ち望んでいるときは、月経が遅れるとすぐにでも妊娠の可能性を確かめたくなるかもしれません。
より正確な検査結果を得るためにも、妊娠検査薬は使用推奨時期を守り、正しい使い方で検査を行いましょう。

参考:

・医療情報科学研究所(編)、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年

・「妊娠検査薬による自己検査」(東京都薬剤師会)、2020年9月閲覧

・「セルフチェック検査薬とは?」(一般社団法人 北海道薬剤師会 公式サイト)、2020年9月閲覧

・「試験問題作成に関する手引き(平成30年3月)第3章 主な医薬品とその作用」(厚生労働省)、2020年9月閲覧

・「婦人科【 絨毛性疾患 】」(和歌山県立医科大学 産科婦人科学教室)、2020年9月閲覧

写真提供:ゲッティイメージズ

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