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【小児科医ママに聞く】Q. 赤ちゃんの頭の形がいびつです

A. 赤ちゃんの頭の形は変わっていくもの。 あせらずに様子をみよう

 赤ちゃんの頭の形を心配するご両親は多いですよね。「いびつなままだったら、どうしよう?」なんて。

 そもそも赤ちゃんの頭の骨は、下図のような感じになっていて、きっちりつながっていません。

赤ちゃんの頭の骨

 しかも、とても軟らかいのです。これにはふたつの理由があります。ひとつはお母さんの産道を通るとき、頭の骨を重ね合わせてコンパクトにしないと出られないから。 もうひとつは、生まれてすぐ急成長する脳に骨のほうが合わせないといけないからです。

 このように頭が軟らかくて骨がくっついていないうえ、生後3か月までの子どもの多くは寝返りができません。さらに子どもによっては、左右どちらかだけを向いてしまう「向きぐせ」 がある子もいます。だから頭の変形が目立つのですね。

 でも、ほとんどの赤ちゃんの場合は、脳が成長するにつれて、また寝返りしたり、座ったり立ったりができるようになると、だいたい左右対称な形になっていきます。

頭の変形

 ちなみに小児病院の脳外科医によると、外科的な処置が必要なケースは少ないそう。上図のように乳児に多い「体位による後頭部変形」と、病的な「頭蓋縫合早期癒合症」とは、形に違いがあるそうです(※1)。

 それでも子どもの頭の形を直したい場合、頭の形を矯正する枕やクッションを使う、1日24時間のうちお風呂以外の時間はずっとヘルメットをかぶらせておくなどの療法があるようです。しかし、日本人に多い絶壁頭は、うつぶせ寝で育てても変わらないことが知られているそうです。ということは頭の形を矯正しようとしても、あまり効果を期待できないということになります。気にしすぎず、様子をみましょう。

※1 西本博『小児科臨床』vol.62.no.12 2009 p2763-2771

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当

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