【専門家監修】出産手当金の申請方法・条件は? | MAMADAYS(ママデイズ)
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【専門家監修】出産手当金の申請方法・条件は?

【専門家監修】出産手当金の申請方法・条件は?

出産手当金は、出産のために会社を休む女性労働者が、その間、給与を受け取れなかったときに受け取ることができるお金です。
この記事では、出産手当金の基礎知識をおさらいしたうえで、申請方法を紹介します。
出産手当金は、出産のために会社を休む女性労働者が、その間、給与を受け取れなかったときに受け取ることができるお金です。
この記事では、出産手当金の基礎知識をおさらいしたうえで、申請方法を紹介します。

出産手当金とは

出産手当金は、健康保険に加入している女性労働者(女性被保険者)が、出産のために勤務先の企業などを休み、その間に報酬(給与など)を得ていないとき支給されます。

支給額は「1日いくら」で算出され、支給期間は、出産日以前42日から出産の翌日以後56日目までの期間の会社を休んだ日が対象になります。

総支給額は「1日当たりの支給額×支給期間の日数」となります。

1日当たりの支給額は次の計算式で算出します。

●1日当たりの支給額=[(支給開始日以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額の平均額)÷30日]×2/3

申請方法

出産手当金の申請方法について解説していきます。

会社に必要書類を提出する

出産手当金を受給するには、対象となる女性労働者が、会社の総務部などに依頼して「健康保険出産手当金支給申請書」を受け取り、必要事項を書いて提出する必要があります。

同申請書は、3枚1セットになっていて、申請者情報を記入する用紙が2枚、事業主証明が1枚になります。そのうち、女性労働者が記入するのは、申請者情報の2枚だけです。

申請者情報を記入する用紙の2枚目は、医師や助産師が記入する欄がありますので、医師や助産師に記入してもらう必要があります。

事業主証明は会社の担当者が記入します。

また申請書と一緒に、あとで紹介する「添付書類」も会社に提出します。

それ以降は、会社の担当者が、協会けんぽや健康保険組合などに対して手続きしてくれます。

申請書(申請者情報分)に記入する事項

健康保険出産手当金支給申請書の申請者情報分2枚に記入する内容は次のとおりです。

・被保険者証の記号と番号

・生年月日、氏名、住所

・振込先指定口座

・マイナンバー(個人番号)

 ※被保険者のマイナンバーは、保険証の記号番号を記入した場合は記入不要

・出産前の申請か、出産後の申請か

・出産予定日または出産日

・出産のために休んだ期間

・休んだ期間に報酬(給与のこと)を得たかどうか

・報酬を得ている場合の金額と期間

・医師または助産師の記入欄

「医師または助産師の記入欄」は、病院や助産所などに記入してもらいます。

添付書類

健康保険出産手当金支給申請書を会社の担当者に申請するときに必要な添付書類は次のとおりです。

・医師または助産師の意見書

・本人確認書類(※)

※本人確認書類は、マイナンバーカード(個人番号カード)があれば、その表面と裏面のコピーを1枚ずつ用意するだけで足ります。

マイナンバーカードがない場合は、次のAとBを、専用の添付台紙に貼り付けて提出してください。

A:個人番号通知カードのコピーか住民票か住民票記載事項証明書のいずれか1部。住民票または住民票記載事項証明書を提出する場合、マイナンバーが記載されているものを用意してください。

B:運転免許証のコピーかパスポートのコピーか、そのほか官公署が発行する写真つき身分証明書のコピーのいずれか1部。

被保険者が死亡した場合は、被保険者を除籍した戸籍謄本または戸籍抄本を添付します。

申請書などを提出するタイミング

出産手当金は産前と産後にわけて受給することができますが、その場合、2回申請する必要があります。

産後に一括して受給することもでき、その場合は産後に1回だけ、健康保険出産手当金支給申請書と添付書類を提出します。それで全額給付できます。

医師または助産師の意見書などが必要なので、産後に一括して申請したほうが手間が省けるでしょう。

有効期間は2年

出産手当金の申請を忘れていても、産休翌日から2年以内であれば申請を経て受給することができます。

出産手当金を受給する条件

出産手当金の受給条件は次のとおりです。

・勤務先の健康保険に加入していること

・出産のために休業していること

・勤務先から報酬(給与)を受けていないこと(給与の支払いがあってもその給与の日額が、出産手当金の日額よりも少ない場合は、出産手当金と給与の差額が支給されます)

会社の担当者に事前に相談しておきましょう

出産手当金は、出産のための休業中に得られなかった給与を補填(ほてん)するお金になるので、忘れずに申請しましょう。。

確実に受給するためには、申請方法を知っておく必要があります。勤務先の会社の担当者に事前に相談しておけば、申請忘れや申請ミスを防ぐことができます。

参考

出産で会社を休んだとき 」(全国健康保険協会)

健康保険出産手当金支給申請書 」(全国健康保険協会)

出産、育児、介護等との両立 」(厚生労働省)

写真提供:ゲッティイメージズ

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