トモニテ
出産内祝いへ添えるメッセージの例文と書くときのポイント

出産内祝いに添えるメッセージの例文と書くときのポイント

出産内祝いを贈る際に、メッセージを添えるとより相手に感謝の気持ちが伝わります。ここでは、出産祝いに添えるメッセージの例文や注意すべきポイント、贈り物への添え方について紹介します。
出産内祝いを贈る際に、メッセージを添えるとより相手に感謝の気持ちが伝わります。ここでは、出産祝いに添えるメッセージの例文や注意すべきポイント、贈り物への添え方について紹介します。

内祝いとは

本来の内祝いとは、身内でのお祝いごとや喜ばしいことを「お裾分けする」という意味合いを持っていましたが、昨今では、「お返し」の意味が強くなってきており、いただいたお祝いへのお返しであることが多くなってきています。出産内祝いなら、お祝いへの感謝だけでなく赤ちゃんをお披露目する機会でもあります。赤ちゃんの様子を伝えるには、直接伝えるのが望ましいですが、遠方の場合や手渡しが難しい場合などでは手紙やメッセージカードを利用するといいでしょう。

関連記事
この記事では、出産内祝いをいつまでに贈ればいいかについて紹介します。内祝いに期限はあるの?相手が喪中のときなどは贈っても問題ないの?など内祝いを贈るときに気になるポイントをまとめて解説します。
関連記事
この記事では、出産内祝いにかける金額について、相場や気をつけたいことなどを紹介します。親戚や目上の人へのお返しの場合どうするのかや、金額別のおすすめ内祝いギフトなども合わせて紹介します。

内祝いのメッセージを書くときのポイント

出産内祝いのメッセージには以下のポイントを含めると、丁寧に書くことができるでしょう。

  • お祝いへの感謝の気持ち
  • 赤ちゃんの名前
  • 母子の近況
  • 今後のお付き合いのお願い

などについて書きます。また、注意したいのは、「お祝いをもらったからお返しをした」というニュアンスをメッセージに含ませないようにしましょう。人によってはよくない印象を与えかねません。

メッセージの書き方

内祝いを送る相手や間柄によって、「メッセージカード」「お礼状」のどちらを添えて贈るかを考えるのがよいでしょう。

友人・親戚の場合

友人や親戚に贈る場合「お礼状」もしくはカジュアルに「メッセージカード」を添えてもいいでしょう。ポイントを踏まえて書くことを意識してみましょう。

友人・親戚へのメッセージ例文

例1

このたびはお祝いをいただき本当にありがとうございました。名前は(名前の由来)という願いを込めて〇〇(ふりがな)と名付けました。おかげさまで日々すくすくと成長しております。 今後とも末永いお付き合いをいただけますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

例2

このたびは温かなお祝いをいただき誠にありがとうございます。〇〇(名前とふりがな)と名付けました。いただいた△△は大活躍しており、おかげさまで母子ともに健やかに過ごしています。 ささやかではございますがお礼の品をお贈りいたします。 ご笑納くださいましたら幸いです。新しい家族ともども、これからも温かいお付き合いをいただければうれしく存じます。

職場や目上の人に贈る場合

メッセージカードを送れるような関係性ならいいですが、やはりメッセージカードよりもよりフォーマルな「お礼状」を添えるといいでしょう。

文章の構成は主に、

前文:頭語、時候(じこう)のあいさつ、健康・繁栄を喜ぶ言葉

主文:本題

末文:締めくくりの言葉、結語

の構成になるようにするとより丁寧です。

また、時候の挨拶は季節によって異なるため、相手が受け取る月に合わせて調べておくことをおすすめします。

職場へのお礼状の例文

職場へのお礼状の例文/図

© every, Inc.

メッセージカードやお礼状は何に書くか、どう添えるか

メッセージカードは手書きで作る方法、印刷や市販のものを利用する方法があります。 手書きにはオリジナル性や温かみ、印刷や市販のものは洗練されたデザインや手軽さがあります。メッセージカードは、相手が品物を袋から取り出したときにすぐ目に入る場所に添えましょう。 箱の中ならば箱を開けてすぐ見える場所に入れ、箱の外であれば右上に両面テープで固定するのも目につきやすくてよいでしょう。

メッセージカードやお礼状で素直な気持ちも届けてみては?

出産内祝いは手渡ししたほうが直接会話ができ、相手に気持ちが伝わりやすくなります。しかし、やむを得ず郵送を選択する場合もあるでしょう。そんなときにこそお礼状やメッセージカードの出番です。紙に文字を書くことで素直に気持ちを書ける、長期間とどめておいて何度でも繰り返し見ることができるといったメリットがあります。メッセージカードに言葉を乗せて、お祝いに対する感謝の気持ちを伝えていきましょう。

【参考文献リンク】

岩下宣子、『知識ゼロからの喜ばれる贈り物のマナー』、幻冬舎、2012