トモニテ
入院3~5日め

【入院中のママと赤ちゃんの生活】入院3~5日め

赤ちゃんの抱き方、おむつ替え、授乳などの説明のほかに、産後のママのからだのケアアドバイスもあります。
赤ちゃんの抱き方、おむつ替え、授乳などの説明のほかに、産後のママのからだのケアアドバイスもあります。

ママの様子

乳房ケアのアドバイスを受ける

 乳房の張りをやわらげるため、母乳の出をよくして、乳腺炎などのトラブルを予防します。そのために、必要に応じて乳管を開くマッサージのアドバイスを受けることも。

産褥体操を始める

 産褥体操と、からだの血行を促し、子宮の回復や出産の時に使った筋肉の回復を早めるために効果的といわれています。産褥体操のやり方を指導してくれる病院もあります。授乳の合間など時間のあるときに、無理ぜずゆっくりと行いましょう。

①肩の上げ下げ
 胸を張って肩をまっすぐに上げます。そのままストンと肩の力を抜きます。これを数回くり返すことで、授乳でこった肩をもみほぐします。

②足の体操
 あお向けに寝て、片足ずつ交互に何度か足首を動かします。次に足の裏を向かい合わせにしてギュッと力を入れ、力を抜きます。これは、足のむくみに効果的です。

足の体操

③腹筋運動

 あお向けに寝て、片手をおなかにのせ、何度か腹式呼吸(鼻から吸って口から吐く)を。吸う時に頭を起こし、息を吐きながらおなかをへこませます。手を代えてもう一度。

④骨盤の体操

 あお向けに寝て両ひざを立てます。手はよこに開いて、手のひらを下向きにしておきます。足を左側に倒し、顔は右側を向きます。最初の状態に戻って、今度は足を右側に倒し、顔は左側を向きます。これを交互に何度かくり返します。これは出産で開いてしまった骨盤を、引き締める効果があります。産褥体操は、出産当日からベッドの上で始められる体操ですが、無理はしないようにします。

母乳育児を進める

 ほとんどの赤ちゃんは母乳だけで育てられます。ミルクを与えることは、赤ちゃんがママの乳首を吸う回数が減るためおっぱいの出を低下させます。医学的に必要な場合以外は、母乳以外の栄養や水分は与えないほうがよいのです。

授乳、おむつ替えに慣れる

 まだまだぎこちなさはあるものの、毎日行っているうちに、だんだんと授乳やおむつ替えに慣れてきます。乳房が張って痛い、思うように飲んでくれない、お乳を吐いてしまうなど、心配ごとがある時は、遠慮なくスタッフに相談しましょう。

おむつ替え

面会は疲れない程度に

 赤ちゃん誕生を知ってかけつけた親戚や友人などとの面会は、時間を守り、長くならないようにしたいものです。産後から退院までは体力回復期間でもあるので、無理をしないようにします。

赤ちゃんの様子

血液検査を受ける

 赤ちゃんの足の裏から血液の採取をして、先天性代謝異常などの検査をします。早期に発見できると、治療で障害の発生を防げる可能性もあります。

血液検査

写真提供:ゲッティイメージズ

※当ページクレジット情報のない写真該当