【医師監修】妊娠初期に出血と腹痛:原因と対処法について | MAMADAYS(ママデイズ)
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【医師監修】妊娠初期に出血と腹痛:原因と対処法について

【医師監修】妊娠初期に出血と腹痛:原因と対処法について

妊娠初期の出血は、少量であれば心配のないことも多い症状です。またおなかが張るような痛みもよく見られる症状です。ただし激しい腹痛があり出血量が多い場合はすぐに医療機関に連絡しましょう。今回は出血や腹痛の原因、どんなときに危険度が高いのかなどをご紹介していきます。
妊娠初期の出血は、少量であれば心配のないことも多い症状です。またおなかが張るような痛みもよく見られる症状です。ただし激しい腹痛があり出血量が多い場合はすぐに医療機関に連絡しましょう。今回は出血や腹痛の原因、どんなときに危険度が高いのかなどをご紹介していきます。

妊娠初期に出血、腹痛があっても大丈夫?

妊娠初期は心にも体にもさまざまな変化が起こり、不安定な時期です。そんな不安定な中での出血は、とても不安に感じられるかもしれません。

結論から言うと、珍しいことではない症状とも言えますが、重症を招く可能性もあります。よってどのような出血の場合にも医師への相談が必要になります。赤ちゃんの成長を守るためにも、この記事だけを読んで自己判断せず、産婦人科での受診をおすすめします。

妊娠初期の出血の多くは、ママとおなかの中の赤ちゃんをつなぐ組織がつくられる過程で起こる場合がほとんどです。また、腹痛も妊娠初期に起こりやすい症状のひとつです。痛みのあらわれ方には個人差がありますが、張りを感じるような痛みや、下腹部にチクチクするような痛み、生理痛のような痛みなどが体にあらわれます。出血も腹痛も、それぞれは妊娠初期には珍しい症状ではありませんが、出血が多い場合や強い痛みなど、少しでも異常があるなと感じるのであれば速やかに医師へ相談しましょう。

妊娠初期の出血と腹痛の原因

妊娠初期の出血のほとんどは、ママとおなかの中の赤ちゃんをつなぐ組織がつくられる過程で起きます。主な原因を紹介します。

  • 着床出血

受精卵が子宮内膜に着床すると、後に胎盤になる絨毛(じゅうもう)という細胞ができ、子宮内膜の血管を破ってさらに奥へ入っていき、胎盤がつくられます。このときに起こるのが着床出血といわれるもので、出血量は少なく、通常2~3日で治まります。

この場合は特別な治療はなく、体を冷やさないよう安静にして様子を見るよう言われたりします。

  • 絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)

何らかの原因で子宮内膜と絨毛膜の間に血液がたまってしまう状態です。絨毛膜下血腫は、出血のほかにおなかの張りを感じることもあるようです。

絨毛膜下血腫は切迫流産のサインの1つです。出血や腹痛がある時もありますが無症状の場合もあります。自分だけでは判断できず医師による超音波検査で診断されます。

腹痛は、下痢や便秘、冷え、ストレスによるものなど妊娠初期には珍しくない症状で、直接出血とは関係ない可能性もあり、出血と腹痛を別々に経過観察する場合もあります。

注意すべき状態

出血が起こったとき、おなかに強い痛みがある場合は、ママと赤ちゃんにとって危険な場合があります。

出血量が生理のときより多く、サラサラした鮮血が続き、激しい腹痛を感じるようなら、すぐに医療機関に連絡しましょう。

痛みの感じ方も人それぞれ異なりますが、安静にしていても腹痛が治まらなかったり、ズキズキ刺すような痛みや、妊娠してから初めて味わうような痛みがある場合は特に注意しましょう。

腹痛を伴う出血がある場合、自分で状態を判断するのは危険です。不安を抱えたまま過ごすことも精神的な負担となってしまうので、気になる症状があれば、遠慮せず医師に相談しましょう。

不安をため込む前に医師に相談しよう。

妊娠初期に起こる出血や腹痛は、原因も症状もさまざまです。出血があったことで不安に思うのはおかしなことではありません。ただ、不安に感じたままため込むことは、それ自体が体調に悪影響を及ぼすこともあります。必要以上に不安になる前に、産婦人科に連絡してみてはいかがでしょうか。もし激しい痛みや大量の出血がある場合は、赤ちゃんだけでなくママの体に危険を及ぼす可能性もあります。夜間や時間外でも遠慮せず医師に相談しましょう。

妊娠すると体にさまざまな変化が起こりますが、その症状は人それぞれで自分で判断が難しいものです。今回は、妊娠したかもと思ったときに判断の目安となる症状や月経(生理)との違いなどを紹介します。

参考:

公益財団法人母子衛生研究会「赤ちゃん子育てインフォ」、「妊娠中の気がかり(体重・食事・病気・体調など)」、2020年9月23日閲覧

写真提供:ゲッティイメージズ

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