【医師監修】早産は予防できる? | MAMADAYS(ママデイズ)
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【医師監修】早産は予防できる?

【医師監修】早産は予防できる?

今回は「早産の予防法」についてご紹介します。「早産」と聞くとネガティブな印象ばかりですが、それが予防できるように、日常生活で気をつけておけることはないかなどをお伝えします。
今回は「早産の予防法」についてご紹介します。「早産」と聞くとネガティブな印象ばかりですが、それが予防できるように、日常生活で気をつけておけることはないかなどをお伝えします。

早産とは?

正常なお産は、妊娠37週〜41週6日の間に起こります。一方、早産とは一般的なお産の期間より赤ちゃんが早く生まれてきてしまうことをいいます。厳密には妊娠22週以降、37週未満で赤ちゃんが生まれてきてしまうことを指します。早産になることで赤ちゃんを取り巻くリスクが増えてしまうため、なるべく早産は避けたいところです。今回はそんな早産を予防する方法を紹介します。

早産の予防:あなたができること

これから紹介する早産の予防方法は、必ずしも早産を防ぐとは限りません。人の体に個人差があるように、出産予定日が厳密に特定できないように、早産の原因は人それぞれで、特定が難しい場合もあります。予防の対策を取っていても、万が一の可能性が考えられます。ただ、予防のためにできることをするのとしないのとでは、予防が成功する可能性が変わってくるでしょう。自分が早産になってしまわないかがどうしても気になる人は、実際にどんな予防が取れるのかを医師に相談するなどして、自分に合った予防法を見つけていきましょう。

早産になる原因は?

早産の原因はさまざまなものが考えられます。そしてそれらは必ずしも妊娠中のアクシデントに由来するとは限りません。中には体質的に早産になりやすい人もいます。妊娠がわかった段階などで、検査を受けたり、手術の経歴などを医師に相談しておくことで、早産を予防するための対策が取れるかもしれません。悲観的にならず、医療のサポートを受けましょう。

早産の原因に関する詳しいページはこちら

おなかに宿した赤ちゃんが無事に生まれてくれるか、不安はつきものですよね。今回はそんな不安の中でも「早産」について、その原因や予防法などをご紹介します。

早産の予防

早産を予防するにあたって、自力でできるものと医療的なサポートや治療が必要な場合とがあります。ここでは代表的な早産の予防の内容を紹介します。

  • 禁煙・禁酒

喫煙や飲酒が早産に関係することはよく知られた事実です。この2つはママや胎児だけでなく生まれた後の赤ちゃんにまで悪い影響を及ぶすことがわかってきました。妊娠を考えている妊娠前の人も前もって禁煙や禁酒を心がけるとよいでしょう。自分自身の禁煙に成功しても、他人のタバコの煙もまた影響することがあるため、喫煙の空間を避けたり、知り合いなら声をかけて遠慮してもらうようお願いできればなおよいです。また、妊娠中の飲酒は、赤ちゃんに深刻な影響を及ぼしかねないため、併せて注意が必要です。

  • 歯のメンテナンス

実は歯のケアが不十分で歯周炎がある場合も早産のリスクがあるといわれています。

見逃しがちですが、歯のメンテナンスもママには必要になってくるでしょう。

  • 健康状態の管理

赤ちゃんを健康的に育てるためにも、まずはママの健康状態を整える必要があります。

痩せすぎているママや高血圧など持病があるママなどは、早めに医師に相談するようにしましょう。

  • 精神的なメンテナンス

精神的なストレスは思わぬ影響を及ぼしかねません。規則正しい生活を心がけてみたり、身近な人へ相談するなどして、心の健康も整える必要があるでしょう。

医療的な予防

過去に早産をしたことがあったり流産の経験があるママには、医療的な予防が必要となる場合があります。他にも、子宮頸管(しきゅうけいかん)という子宮と腟の間にある管が、出産予定の週よりも早い段階で短くなって体がお産の準備を始めようとしてしまうことがあります。そのままでは早産になってしまうため、子宮頸管を糸で縛っておく手術を行うことがあります。それをすることで、赤ちゃんが外の世界に出てくるのに適した状態になるまで、ママの体に留めておくことができます。

このように、早産の原因には医療の力を借りなくてはならないママの体の状態も含まれています。医療の力によって、必ずしも原因が明確にわかるわけではありませんが、早産を予防する手立てとしては有効であると言えます。

早産の予防は万全とは言えない

早産の予防について紹介してきましたが、この方法だけ行っていれば大丈夫という保証はどこにもありません。やはりこれらをすべてやったからといって早産が完全に予防できるかというと、予期せぬ事態というものはおこりうるものです。人の体や性格には差があるように、妊娠・出産の過程にもさまざまな個人差があります。この記事に書かれた方法に囚われず、医師に相談したり、検査を受けてみたり、これまでの生活を振り返ってみたりする中で、自分の身体や赤ちゃんに合った予防ができるのではないでしょうか。

【コラム】

早産は生活習慣を整えることでリスクを軽減できますし、早産になりやすい体質であっても医師に相談することで予防策が取れることもあります。過度に心配せずとも、定期妊婦健診や不調があれば医師に相談するなどしていれば、早産のリスクは格段に下がるでしょう。もし婦人科的な治療が必要な症状を持つ場合や持病のコントロールが必要な場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。

参照

公益社団法人日本産科婦人科学会、「早産・切迫早産」、(2020年9月24日)

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット[情報提供]、「歯周炎/歯槽膿漏(ししゅうえん)」、(2020年9月24日)

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット[情報提供]、「喫煙の妊娠出産などへの影響」、(2020年9月24日)

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット[情報提供]、「早産」、(2020年9月24日)

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット[情報提供]、「胎児性アルコール症候群(たいじせいあるこーるしょうこうぐん)」、(2020年9月24日)

昭和大学 産婦人科学教室 総合周産期母子医療センター 下平和久、「産科手術 頸管縫縮術、帝王切開術 」(2020年9月24日)

写真提供:ゲッティイメージズ

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