【医師監修】排卵日とは?いつくるの?自分でわかる? | MAMADAYS(ママデイズ)
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 【医師監修】排卵日とは?いつくるの?自分でわかる?

【医師監修】排卵日とは?いつくるの?自分でわかる?

「排卵日」という言葉を聞いたことがあっても、仕組みをよく知らないという人も少なくないのでは?女性の月経周期や妊娠に大きく関わる排卵日について詳しくみてみましょう。
「排卵日」という言葉を聞いたことがあっても、仕組みをよく知らないという人も少なくないのでは?女性の月経周期や妊娠に大きく関わる排卵日について詳しくみてみましょう。

排卵日とは?

排卵日は、「排卵」が起こる日のことです。女性の体の中には、卵巣と呼ばれる臓器があり、その中には、卵子のもとになる卵胞がいくつも存在します。

この卵胞が脳から分泌されるホルモンの指令を受けて順番に育ち、大きくなったものが卵巣表面で破裂し、中から卵子が飛び出すことを「排卵」といいます。

排卵日とは?/図

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いつ排卵するの?

個人差はありますが、通常の28日型の周期の方では、前回の月経開始日から約2週間後が排卵日です。さらに排卵日から約2週間後に次回の月経がきます。この約2週間ごとの変化が、一般的な月経周期になります。

この月経周期には、ホルモンの変化が大きく関係しています。

排卵日前後のホルモンの変化

排卵するタイミングは、脳から分泌され卵巣を刺激するホルモンの働きと、卵巣から分泌される女性ホルモンの働きなどによって決まります。

排卵に向けて、卵胞が卵巣で育つと、女性ホルモンの一つ、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が増えます。エストロゲンの分泌量が一定量まで増えると、排卵の引き金となる「黄体化ホルモン(LH)」が脳から大量に分泌されます。このホルモンの働きにより、卵巣では排卵が起こります。

排卵後には、一時的にエストロゲンの分泌が減り、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌が増えます。

基礎体温で知るホルモンの変化

ホルモンの変化は目に見えてわかるものではありませんが、ある方法で予測することができます。それが基礎体温です。

基礎体温とは、目覚めてすぐ、なにもしていない状態での体温です。寝起きの状態でベッドに入ったまま測定します。

基礎体温を毎日測り、基礎体温表に記入していくと、女性の体温は低い時期(低温相)と高い時期(高温相)に分かれていることがわかります。この体温が変化するタイミングのうち、高温相から低温相になるタイミングが月経開始時期、低温相から高温相になるタイミングが排卵日になります。

排卵と妊娠の仕組みや関係は?

排卵は、卵巣で卵胞が破裂し卵子が飛び出すことですが、飛び出した卵子はどこにいくのでしょうか?

飛び出した卵子は、卵管の先端にある「卵管采(らんかんさい)」と呼ばれるラッパ状の部分にキャッチされます。キャッチされた卵子は卵管内に入り、そこで精子と出合えれば受精、妊娠へとつながっていきます。

しかし、卵子は排卵後十数時間しか受精できませんので、排卵した段階で卵管に精子が待機している状態がベストです。

精子は、卵子よりも寿命が長く、女性の体内で数日待っていられます。そのため、排卵の数日前から排卵日まで毎日セックスすると、妊娠の確率が上がるとされています。ただ、子宮内膜症や骨盤腹膜炎による癒着があると、排卵しても妊娠しにくいケースがあります。また、加齢により排卵が起こりにくくなるケースもあります。

妊娠を考えるのであれば、基礎体温を2〜3ヶ月つけて、クリニックを受診してみるとよいでしょう。

排卵日を知る方法は?

基礎体温を測る以外に、下記の方法で排卵日を予測できます。

痛みや出血、おりものの変化

排卵日には、いつもとは違う症状が出る場合があります。

  • 排卵痛

おなかや腰の痛みが出る場合があり、排卵痛と呼ばれます。排卵時の卵胞の破裂によって卵胞液や血液が腹膜を刺激することや、ホルモンの変化により子宮が収縮することが原因と考えられています。

  • 性器出血

性器からの出血が起こる場合があります。ホルモンの急激な変化による子宮内膜の部分的な剥がれが原因とされています。

  • おりものの変化

透明でさらっとしたおりものが多くなります。清潔な指にとって伸ばすと、糸をひくような状態になれば排卵日が近いことがわかります。

排卵日検査薬

黄体化ホルモンの大量分泌を把握するための検査薬です。排卵は、この黄体化ホルモンの大量分泌(LHサージ)から約40時間以内に起きるとされています。

検査薬の採尿部に尿をかけることで、尿中の黄体化ホルモンを検出し判定します。

病院でのエコー

排卵予定日より前に、経腟超音波検査(内診台での腟からのエコー)で卵巣内の卵胞の大きさを測定することで、排卵日を知ることができます。

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排卵日を知ることは、妊娠しやすい時期がわかるだけでなく、排卵日前後の不調のタイミングを自身で把握できるようになり、体調管理がしやすくなります。
基礎体温を測ることは、排卵日の予測に大切な情報になりますので、ぜひこの機会に基礎体温測定の習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考:

・医療情報科学研究所(編)、『病気がみえる vol.10 産科 第4版』、株式会社メディックメディア、2018年

・「女と男のディクショナリー Human+」(日本産科婦人科学会)

・「黄体形成ホルモンキットに係る一般用検査薬ガイドラインの策定について」(厚生労働省大臣官房参事官)

・「生殖医療Q&A Q8.不妊症の治療にはどんな方法があり、どのように行うのですか?」(一般社団法人 日本生殖医学会)

写真提供:ゲッティイメージズ

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